スポーツスタディe【スポーツマンシップ論】

KOHKI UENO
22 May 202329:03

Summary

TLDR中村明宏氏が立教大学スポーツウェルネス学部で行った講義の要約です。東京2020オリンピックパラリンピックを契機に、スポーツマンシップの重要性を説きます。スポーツは楽しむことのできる世界を提供するが、同時に体罰や暴力などの問題も存在します。それらはスポーツ界に限らず社会課題と重なり、教育を通じて人を変えることが解決への鍵だという視点から、スポーツマンシップを提唱します。尊重、勇気、覚悟の3つの心構えをバランスよく備える人こそがスポーツマンとされ、スポーツマンシップはビジネスパーソンシップやヒューマンショップとしても価値があると語ります。また、スポーツマンシップバイブルという書籍も出版しており、スポーツマンシップを深く学ぶ機会を提供しています。

Takeaways

  • 📚 スポーツマンシップは人生に通じるスポーツの本質的価値を考える重要なテーマ。
  • 🏅 東京2020オリンピック・パラリンピックは多くの人々に感動を与えたが、一方でスポーツに対する批判も生んだ。
  • 👥 スポーツ界の課題は他の社会課題と重なっており、根本的な解決には教育が必要。
  • 🗣️ スポーツマンシップは尊重、勇気、覚悟の三つの気持ちを基盤とする。
  • 🤝 スポーツの楽しみは対戦相手の存在によるもので、彼らを大切にすることが重要。
  • 🔄 スポーツマンシップは試合前、試合中、試合後全てにわたって発揮されるべき。
  • 🌍 スポーツは勝利だけでなく、成長や達成感も大切な要素として含まれる。
  • 💪 尊重、勇気、覚悟はスポーツマンだけでなく、ビジネスや人生においても重要な心構え。
  • 📖 スポーツマンシップ協会の活動は、スポーツマンシップの理解と実践を広めることを目的としている。
  • 🏆 スポーツマンシップはグッドゲームを実現するための心構えであり、社会全体における人間関係の質を高める。

Q & A

  • スポーツマンシップとはどのような概念ですか?

    -スポーツマンシップは、スポーツにおいて尊重、勇気、覚悟という3つの心構えをバランスよく備え、スポーツを楽しむための態度や行動を指します。また、スポーツマンシップバイブルという本もありますが、これはスポーツやビジネスパーソンが読んでおり、深く学ぶことができるとされています。

  • スポーツマンシップとフェアプレーの違いは何ですか?

    -フェアプレーはゲーム中に尊重を発揮し、フェアにプレイすることに重点を置く考え方です。一方、スポーツマンシップはゲーム前からゲーム後まで、グッドフェローとして常に尊重と勇気、覚悟を持ち続けることを重視するものです。

  • スポーツマンシップを学ぶことで得られる重要な人間力は何ですか?

    -スポーツマンシップを学ぶことで得られる重要な人間力は、コミュニケーション力、謝る力、レジリエンス、そして共通了解をもって他人と対話する能力です。これにより、失敗を恐れずに挑戦し、信頼される人物に育てることができます。

  • スポーツマンシップの3つの心構えとして挙げられたものは何ですか?

    -スポーツマンシップの3つの心構えは、尊重、勇気、覚悟です。尊重は自分以外のものを大切にする気持ち、勇気は自分自身との戦い、覚悟はスポーツを楽しむ過程で困難を受け入れる心構えです。

  • スポーツマンシップの重要なポイントは何ですか?

    -スポーツマンシップの重要なポイントは、スポーツを楽しむ過程で尊重、勇気、覚悟をバランスよく発揮することです。また、スポーツマンシップはスポーツだけでなく、ビジネスや社会生活においても重要な役割を果たします。

  • スポーツマンシップとビジネスパーソンシップの関係はどのようなものですか?

    -スポーツマンシップはビジネスパーソンシップやヒューマンショップと置き換えてもいいかもしれません。スポーツマンシップを学ぶことで得られる人間力はビジネスにおいても重要な役割を果たし、信頼されるビジネスパーソンに育てることができます。

  • スポーツマンシップを学ぶことで得られる具体的な行動や態度はどのようなものでしょうか?

    -スポーツマンシップを学ぶことで得られる具体的な行動や態度は、周りを大切にし、感謝できること、失敗を恐れずにチャレンジし続けることが挙げられます。また、最後まで諦めずに楽しむ努力も重要です。

  • スポーツマンシップと子供の成長にはどのような関係がありますか?

    -スポーツマンシップは子供の成長において重要な役割を果たします。スポーツを通じて子供たちは尊重、勇気、覚悟を学び、人間力を養うことができます。また、スポーツマンシップを通じて子供たちに良い影響を与えることが期待されます。

  • スポーツマンシップを実践するためにはどのような環境が必要ですか?

    -スポーツマンシップを実践するためには、失敗を恐れずに挑戦できる環境が大切です。また、スポーツマンシップを促進するためには、指導者や教育者が勝利だけでなく教育効果を重視し、スポーツを通じて人間力を育む場として捉えることが重要です。

  • スポーツマンシップを学ぶことで得られる非認知能力には何がありますか?

    -スポーツマンシップを学ぶことで得られる非認知能力には、コミュニケーション力、モチベーション、共通了解をもって他人と対話する能力が挙げられます。これらの非認知能力はスポーツを通じて鍛えることができます。

Outlines

00:00

🏫 スポーツマンシップ論の紹介

立教大学スポーツウェルネス学部の中村明宏が、スポーツマンシップ論をテーマに講演を開幕します。東京2020オリンピックパラリンピックを背景に、スポーツの社会的な価値と、その一方で批判も受ける現代のスポーツ界を提起します。さらに、スポーツ界の問題が単なるスポーツ界の問題ではなく、社会課題と重なることも多く、スポーツマンシップがその解決に重要な役割を果たすと述べています。

05:02

🤔 スポーツマンシップとは何か

スポーツマンシップの定義を探求し、一般的なスポーツマンとしての心構えや規範について疑問を投げかけます。スポーツとは何かを問い、運動とゲームの要素からスポーツの定義を探ります。スポーツマンシップは単なるスポーツの得意な人だけでなく、スポーツを通じて学べる人生の価値観に関わると語ります。

10:03

🤝 スポーツマンシップとリスペクトの重要性

リスペクトの精神がスポーツマンシップに欠かせない要素であると強調します。尊敬と尊重の二つの意味を持つリスペクトを説明し、スポーツにおいては尊重関係を築くことが重要だと述べています。また、リスペクトはスポーツを楽しむための根幹の気持ちであり、スポーツマンシップはビジネスパーソンシップと言い換えられるほど重要な概念だとも述べています。

15:05

🏅 スポーツマンシップの実践と定着

スポーツマンシップを実践することで生じる3つの心構え:尊重、勇気、覚悟について語ります。これらの心構えをバランスよく持つことの重要性を説き、スポーツマンシップはグッドフェロー、すなわち信頼される人間の姿を表すと結び付けています。また、スポーツマンシップはスポーツのみならずビジネスにおいても重要なスキルとして位置づけられています。

20:06

🎖️ スポーツマンシップと競技の精神

スポーツマンシップが競技の精神にどのように関与するかを解説し、負けた時の振る舞いがスポーツマンシップを判断する瞬間であると指摘します。グッドルーザーとしての振る舞いを通じて、スポーツマンシップの重要性を説きます。また、スポーツにおける勝利へのこだわりと、スポーツマンシップを通じて得られる人間力についても触れています。

25:09

🌟 スポーツマンシップの社会的な価値

スポーツマンシップが持つ社会的な価値について語り、スポーツを通じて学べるコミュニケーション力や共感、理解を深める力の重要性を強調します。スポーツマンシップはスポーツ以上のものとして、人間力を育む場として捉えるべきだと述べています。また、スポーツマンシップバイブルという本を紹介し、スポーツマンシップを深く学ぶ機会を提供しています。

📚 スポーツマンシップと教育

スポーツマンシップと教育の関連性について話し、スポーツを通じて得られる教育効果について述べています。勝利至上主義の問題から解放され、スポーツを通じて人間力を育むことが重要だと語ります。また、スポーツマンシップはスポーツだけでなく、教育の中でも重要な役割を果たし、競争と共に育むという教育概念の重要性を提唱しています。

Mindmap

Keywords

💡スポーツマンシップ

スポーツマンシップとは、スポーツにおいて尊重、勇気、覚悟という3つの心構えをバランスよく備えた人を指します。ビデオでは、スポーツマンシップがスポーツの精神を表し、人間関係やビジネスにおいても重要な価値観であると説明されています。例えば、ビデオではスポーツマンシップを学ぶことで、失敗を恐れず挑戦し続けることができるというメッセージが伝えられています。

💡東京2020オリンピックパラリンピック

東京2020オリンピックパラリンピックは、ビデオの中でスポーツが社会を感動させる力を持っていると示す事例として紹介されています。また、大会が開催された背景には多くの人々が楽しんだ反面、緊急事態宣言や経済的な苦難にも言及されており、スポーツが社会課題と重なることも示唆しています。

💡教育

ビデオでは教育がスポーツマンシップの形成に不可欠であると強調されています。スポーツ界だけでなく社会全体が直面する問題に対して、教育を通じて人を変えていく必要性が語られています。例えば、スポーツマンシップを通じて若い世代に重要な心構えを伝えることが、教育の重要な役割であると説明されています。

💡尊重

尊重はスポーツマンシップにおける核心的な概念の一つです。ビデオでは、スポーツにおいては対戦相手や審判、ルールに対しての尊重が重要であると説明されています。また、尊敬と尊重という日本語の二つの意味が区別され、スポーツマンシップにおいては立場の対等性を持つ相互尊重が求められると語られています。

💡勇気

勇気はスポーツマンシップに必要な心構えの一つで、ビデオでは自己克服の精神として提唱されています。勇気は失敗や困難に直面しても諦めずに挑むこと、そして自分自身との戦いを乗り越える力として説明されています。ビデオの中では、勇気を持つことによりスポーツや人生で成功を収める例が紹介されています。

💡覚悟

覚悟はスポーツマンシップを形成する第三の心構えで、ビデオではスポーツにおいて困難や失敗を受け入れる力として定義されています。スポーツにおいては努力しても勝てないこともあるが、覚悟を持つことで最後まで全力を尽くすことが重要であるとビデオは強調しています。

💡ルール

ルールはスポーツにおいて競技が成立する上で欠かせない要素です。ビデオではルールにのっとって競争するというスポーツの基本原則が説明されており、スポーツマンシップを実践する上でルールを守ることが重要であると語られています。

💡ゲーム

ゲームはスポーツの核心を成す要素であり、ビデオではスポーツを定義する際に「運動」と「ゲーム」を組み合わせて解説されています。ゲームはルールに基づく競争と遊びの要素を持ち、スポーツマンシップを楽しむ上で重要な役割を果たしています。

💡勝利

勝利はスポーツにおいて最終目標とされるもので、ビデオではスポーツの究極の楽しみとして提唱されています。しかしながら、勝利に対する取り組み方、勝利だけでなく自分自身への勝利の重要性も触れられており、スポーツマンシップを通じて勝利の価値観が広げられていると言えます。

💡フェアプレー

フェアプレーはスポーツにおいて重要な原則の一つで、ビデオではスポーツマンシップと比較される概念として紹介されています。フェアプレーは競技中に尊重を示し、ルールに従ってプレイするという意味合いを持っています。ビデオではスポーツマンシップとフェアプレーがどのように関連しているかが説明されています。

Highlights

立教大学スポーツウェルネス学部の中村明宏がスポーツマンシップ論を紹介

東京2020オリンピックパラリンピックが日本で開催され、多くの人々に感動を与えた

スポーツ界だけでなく社会課題にも重なりがあることを指摘

スポーツマンシップの重要性が提唱される

スポーツマンシップは人生を楽しむヒントが詰まっているとされる

中村明宏が日本オリンピック委員会の広報誌編集責任者として活動

スポーツマンシップの理解・実践を促進する日本スポーツマンシップ協会の設立

スポーツマンシップは教育と人を変えていくことに重点を置く

スポーツマンシップは運動競技の選手が持つべき心構え、規範を指す

スポーツの語源はラテン語のデポルターレ、つまり楽しむことから来る

スポーツはルール、競争、遊びの3要素から成り立つ

スポーツマンシップは尊重、勇気、覚悟の3つの心構えをバランスよく備える

スポーツマンシップはビジネスパーソンシップとも言い換え可能

スポーツマンシップはスポーツの楽しさと人生の豊かさを結びつける

スポーツマンシップバイブルという本が出版され、アスリートやビジネスパーソンに読まれている

スポーツマンシップは競争の中で共に成長し、人間力を育む場として捉えるべき

スポーツマンシップは失敗を恐れず挑戦し、謝る力、レジリエンスを持つこと

スポーツマンシップはスポーツを通じて得た経験を人生に活かすことが重要

講義を通じて得た感想や気づき、今後の行動や態度に関する400文字以上の意見を求める

Transcripts

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皆様こんにちは

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立教大学スポーツウェルネス学部の中村

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明宏と申します

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スポーツスタディーE本日は

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スポーツマンシップ論をお届けしてまいり

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ます

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それでは早速画面を共有して進めてまいり

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ます

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それでは早速スポーツマンシップ論人生に

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も通じるスポーツの本質的価値を考えると

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いうテーマでお話を始めていきたいと思い

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ます

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まずはじめに

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皆さん

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東京2020オリンピックパラリンピック

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ご覧になったでしょうか2021年1年

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遅れにはなりましたが日本でオリンピック

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パラリンピックが開催されました

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多くの人たちがこの大会を楽しんだと思い

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ますスポーツは老若男女誰もが楽しむこと

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ができそして世界中を感動させる力がある

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と言えるんじゃないかなというふうに思い

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ますしかしながら一方で

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緊急事態宣言が出たりとかあるいはこう

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自分たちがその中で営業ができないだとか

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様々な形でですね苦難困難を強いられる中

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でスポーツの世界だけが税金も投入されて

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このオリンピックパラリンピックが開かれ

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たということに関してスポーツを嫌いに

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なってしまったという人も多いかもしれ

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ませんしちょっと強い言い方になるかも

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しれませんがスポーツの世界に落とした影

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という言い方もできるのかもしれないと

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そんな風に感じていますそれだけではあり

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ませんスポーツの世界の中ではこの体罰や

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暴力の話を始めですね様々な問題が

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取り沙汰されますそういうものを私たちも

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日々目にしたりするわけですただしこの

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スポーツ界の課題というのはスポーツ界

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限定の課題でもなくて多くの社会課題と

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重なっているというケースも多いという

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ことにお気づきになるかなというふうに

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思います実はこれらの問題全てに共通点が

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あります

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人災という風に書かせていただきましたが

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全ては人人間に関わる問題だということ

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です

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教育と書きましたけれども人自体を変えて

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いくということをしていかないと

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根本的な解決には導けないのではないかと

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いう風に思うわけです

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そのように考えますとこの問題を解決する

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ための重要なテーマとしてこの

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スポーツマンシップが挙げられるのでは

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ないかという風に考えていますそれは人生

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を楽しみ抜くためのヒントがたくさん

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詰まっているという風に考えていますここ

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で自己紹介です

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改めまして中村明宏と申しますいろいろな

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SNSもやっていますのでお気軽に繋がっ

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ていただいてご質問いただければ

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ありがたいなというふうに思っています

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2023年4月に開設された立教大学

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スポーツウェルネス学部に就任しています

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そして2012年から日本オリンピック

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委員会JOCオリンピアンという広報誌が

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あるんですがその編集責任者のようなこと

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を担当させていただいていますアスリート

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あるいは指導者あるいは経営者そういった

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方々にお話を伺いこのような形のですね

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冊子にまとめていくというようなそんなお

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仕事をしてまいりましたそして2002年

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からスポーツマンシップを考えるという

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ことで私の師匠にあたる広瀬一郎という

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先生とともにですねスポーツマンシップを

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学ぶ研究する分析する言語化するそれを皆

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さんと一緒に考える場を作るというような

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ことで

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普及活動

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推進活動

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啓発活動みたいなことですね行ってまいり

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ました

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スポーツマンシップの理解実践をより多く

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の方々と実現するためにとまあそんな思い

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で2018年6月にはこの日本

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スポーツマンシップ協会という教会を

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立ち上げて

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代表理事会長として

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活動しております日本トップリーグ連携

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機構代表理事会長を務めている川口三郎

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さん1993年にjリーグを立ち上げ

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2016年にはBリーグを立ち上げと

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スポーツビジネス界のレジェンドでもある

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そんな川淵さんもスポーツマンシップを

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生きるためのバイブル今こそ

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スポーツマンシップの意味を社会に伝える

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時ですと

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検討を祈りますというふうにおっしゃって

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そして

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応援してくれています

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それでは改めてここから本日の本題という

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ことでスポーツマンシップとは何かという

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ことを皆さんと考えていきたいと思います

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スポーツマンシップという言葉皆さんは

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どこで聞かれたでしょうか

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その答えの一つがこの選手先生かもしれ

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ません先生我々はスポーツマンシップに

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のっとって正々堂々と戦うことを誓います

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とこんな風に宣言するわけですけれど

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もじゃ皆さんスポーツマンシップを説明

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できますかという風にですね改めて

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問うと難しいなぁというふうに首を傾げ

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たりされることが多いというのが実態かな

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というふうに思ってますこの先生の中で

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ですねスポーツマンシップにのっとってと

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いうわけですが説明できないものに則

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るっていうのは非常に困難であるという

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ことに気づくと思いますさらには皆さん

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スポーツマンですか」と聞かれたらですね

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どんな風に答えるでしょうか

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私たちは説明できない言葉を実は使い

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こなしながら生きています国語辞典の代表

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格である広辞苑には運動競技の選手また

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スポーツの得意な人という風に書かれてい

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ますですがスポーツマンシップっていう

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ものも皆さんがイメージされた時にその

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シップという言葉の意味を考えると例えば

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心構えとか

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規範とかそういうことに当たるわけです

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けれどもだとすればスポーツマンシップは

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運動競技の選手が持っているべき心構え

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スポーツの得意な人の

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規範そういうことでいいかってなんか

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ちょっと疑問に思う方もいらっしゃるん

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じゃないかなっていうふうに思うんですね

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さらに言えばスポーツという言葉すらも

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私たち説明するのは意外と難しいと感じる

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かもしれません

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スポーツスポーツマンスポーツマンシップ

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いざ説明するとなると難しい言葉たちと

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いう言い方ができるかもしれませんね

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改めて今日はスポーツマンシップを理解

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するということで

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短い時間になりますのでダイジェスト形式

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で皆さんと考えていきたいというふうに

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思います

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まずはスポーツとは何かというところから

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考えていきましょうあるものとあるものを

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足すとスポーツになります

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一つは運動です運動に何を足すとスポーツ

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になるでしょうか

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実はこれはゲームです

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ゲームをさらに分解すると

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3つの要素に分解することができます

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ルールにのっとり

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競争する

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遊びというわけです

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スポーツもゲームもプレイする

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遊ぶという意味合いでよく使われるわけ

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ですけれども

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プレイするというからには誰かに言われて

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嫌々やるようなものではなく自ら楽しむと

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いう要素がありますただしこの遊びは

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競争するという要素が入っていますから

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真剣な遊びであるというところがこの

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スポーツの特徴と言えるかもしれません

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スポーツの語源はデポルターレという

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ラテン語だという風に学んだ方も多いと

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思います気晴らし

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遊びという意味が

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元々の意味を含んだ言葉がスポーツです

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楽しいからこそスポーツと言える

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楽しくなくいやいややってるんだったら

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もうそれはスポーツがないかもしれません

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ということです

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ではスポーツが最高に楽しいのはどんな時

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でしょうか

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スポーツの究極の楽しみは勝利勝つことと

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いうことになりますですから勝利を目指し

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て全力を尽くすということはスポーツに

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おいて大前提となりますただこの勝利です

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が相手への勝利と自分自身への勝利という

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ものがあります例えば上達する

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達成する

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成功する

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成長するこういった要素はまさに今まで

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例えばできなかったことができるように

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なるだとかそれは

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過去の自分に勝つという言い方ができるか

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もしれませんよねそんな風に自分の中の

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勝負自分の中の成長そういったものとも

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向き合っているとそういう意味での勝利と

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いう要素もあることは

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忘れないようにしましょう

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さて勝利さえできれば楽しいかどうかここ

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でちょっとゲームを楽しむために必要な

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ものについて考えてみましょう

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ルール

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審判あと一つなんでしょうかとこれが相手

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あるいは仲間

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プレイヤーということになります

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スポーツはいろいろな人がいて特に対戦

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相手がいてくれるから

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競うということができるわけです

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私たちはついこの相手のことを敵と言って

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しまいがちですが

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敵であれば英語にすればエネミーという

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ことに当たるわけですなくなってOKだよ

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という言い方ができるかもしれませんよね

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一方でスポーツにおける相手対戦相手は

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オポレントですこの人がいてくれないと

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私たちはスポーツを楽しむことができませ

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ん勝利をすれば楽しいですかという風に

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問いかけたのは例えば皆さんが大学生とし

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て小学生のチームと何かのスポーツで対戦

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したとしますそこで100対0200対0

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大差で勝ったとして皆さんは

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楽しいというふうに思うことができる

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でしょうか実はスポーツにおいて最も

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楽しいのは対戦相手が自分たちと実力が

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拮抗していてなんならば少し強い相手で

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その相手が手を抜かず真剣に戦ってくれて

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その上でその相手にちょっとだけ上回って

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勝つこんな状態が一番最高に楽しいという

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ことが言えるのではないかと思い

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そういう風に考えると私たちは知らず知ら

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ずのうちにこの対戦相手に対しても

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いろいろなリクエストをしているという

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ことに気づきますよねスポーツを楽しむ

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パートナーでもある対戦相手のことを大切

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にするという気持ちは私たちにとって

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欠かせない大事な気持ちなのだと思います

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言霊なんて言いますけれどもこの敵という

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言葉を使うのではなく相手という風に

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言い換えていく言葉を丁寧に使うという

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ことが大切ではないかと思います

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今言ったこの大切に思うあるいは許す感謝

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するそんな気持ちが

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尊重リスペクトですこれがスポーツを

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楽しむための

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根幹の気持ちです自分ではコントロール

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できない対戦相手だったり

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審判だったりあるいはルールだったりこう

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いったものを大切にする

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尊重するそんな気持ちが

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欠かせないですよね

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リスペクトには日本語では大きく二つの

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意味がありますそれがこの

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尊敬と

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尊重経緯という考え方です

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尊敬は上下の関係性があります下から上へ

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の一方方向のベクトルになります一方で

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尊重経緯はお互いがお互いに大切に

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思い合うとそこには立場の対等性フラット

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なそして両側に対してのベクトルが発生

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するというこういう関係になっています

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スポーツマンシップといった時に

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重要になるこのリスペクトの精神は

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尊重に当たりますこの尊敬関係を尊重関係

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に変えるためには

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下から上に上がっていって

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尊重関係を築くパターン

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上から下に下がっていって

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尊重関係を築くパターン2パターンある

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ことがお気づきになると思うんですが実は

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この右側のパターンしか

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村長はうまく機能しません左側のパターン

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だとお前急に生意気な口聞くようになった

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なとか帰ってですねハレーションが起こっ

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てしまうんですね立場が上にある自分の方

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が上の存在だなと思う人こそが

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視線を下げてあげられるかがポイントです

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憧れるのをやめましょうWBC2023の

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大谷翔平選手決勝でのロッカールームでの

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彼のスピーチの中にこの

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尊敬関係を尊重関係に変えようぜという

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メッセージが込められていたのに気づいた

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方はいるでしょうか相手と対戦する時は

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尊敬関係

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憧れの眼差しで戦うのではなく対等に尊重

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してそして一生懸命

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互角の立場で戦うのだとそんなメッセージ

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込められていたことにお気づきになったか

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なというふうに思います

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尊重勇気覚悟3つの気持ちがスポーツマン

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に求められる大切な心構えです

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尊重は先ほど言ったように自分では

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コントロールできないもの

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プレイヤールール審判などを大切に思う

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気持ちのこと

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一方で勇気は自分自身との戦いです

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恥ずかしいな

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失敗したら嫌だなそんな気持ちを振り払い

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失敗を恐れず責任を持って決断しそして

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挑んでいく行動するそのエンジンが勇気

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ですそして3つ目が覚悟スポーツを楽しむ

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過程では様々な困難が待ち受けています

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うまくいかないこともあるでしょうし

play12:28

ケガをしてしまうこともあるかもしれませ

play12:30

ん一生懸命戦ったって

play12:32

負けてしまうこともしばしばですそんな

play12:35

困難を受け入れてそれでも諦めず最後まで

play12:38

全力で楽しみのこうとそんな気持ちが

play12:41

覚悟です日本スポーツマンシップ協会の

play12:43

ロゴはこの3つのハートをバランスよく

play12:47

大きく上に育てていこうという気持ちが

play12:49

込められたロゴになっています

play12:52

尊重は自分以外を大切にするという気持ち

play12:56

勇気は自分自身と向き合って挑んでいく

play12:57

気持ちそして覚悟は自分以外と自分自身を

play13:01

バランスして人には優しく自分には厳しく

play13:03

というそんな難しさと戦っていくという

play13:06

気持ちですこんな3つの気持ちをバランス

play13:10

よく整えている人のことをスポーツマンと

play13:12

呼びます

play13:13

ポケット

play13:13

オックスフォードディクショナリーという

play13:15

このAA時点でスポーツマンを引くと一言

play13:17

グッドフェローと書かれていますつまり

play13:21

スポーツマンはグッドフェロー

play13:24

良き仲間いいやつという風に

play13:27

訳されているんです

play13:29

人から信頼される人こそがスポーツマンだ

play13:32

というわけですそこには運動能力だったり

play13:35

スポーツが得意かどうかそのようなことは

play13:38

一切触れられていません

play13:41

ちなみに

play13:42

ヨーロッパのオーケストラの中でも人が

play13:45

奏でている音楽に耳を傾けながら自分が

play13:48

きれいに音を重ねられるそんな

play13:50

素敵な音楽家のことをスポーツマンと呼ぶ

play13:53

文化があるそうですこちらが日本の国語

play13:56

辞典のスポーツマンの定義皆さんはどちら

play13:59

の方がしっくりくる定義だというふうに

play14:01

思いますか

play14:03

ちなみにスポーツマン=グッドフェロー

play14:05

このスポーツマンという一つの単語で

play14:08

グッドフェローで訳すところを私はすごく

play14:11

大切にしたいというふうに考えています

play14:13

スポーツマンシップはビジネス

play14:15

パーソンシップと置き換えてもいいかも

play14:17

しれませんもっと言えばヒューマン

play14:18

ショップと言ってもいいかもしれません

play14:21

スポーツパーソンと言ってしまうと

play14:24

結局スポーツプラスマンマンの部分を

play14:26

パーソンと変えないといけないねという

play14:28

発想になってしまうのでスポーツマンと

play14:30

いうワンワードではなくてスポーツプラス

play14:32

マンといういわゆる日本の国語辞典的な

play14:35

考え方に戻ってしまうというところが

play14:38

もったいないなぁというふうに感じてい

play14:39

ますもちろん現代社会においては

play14:42

スポーツマンをスポーツパーソンとイオと

play14:44

いう動きがあることもわかるもののそう

play14:46

いう風にしてしまえば結果として

play14:48

スポーツマン=goodフェローという

play14:50

その役の意味が

play14:53

失われてしまいかねないなぁという風に

play14:54

考えていますスポーツマイコルグッド

play14:57

フェローというこのワンワードを意識した

play14:58

スポーツマンシップという言葉そして

play15:00

ビジネスにおいてはビジネス

play15:02

パーソンシップという言い方をするのが

play15:04

適切なのではないかという風に思ってい

play15:06

ますさてスポーツマンかどうかがバレる

play15:10

瞬間がありますそれが

play15:12

負けた時です英語には

play15:14

goodlesser

play15:16

良き敗者という言葉があります

play15:18

負けた時に人のせいにしたり言い訳をし

play15:21

たりしないとか

play15:22

負けを認めて勝った人を称えることが

play15:24

できるとか

play15:25

負けた原因を考えて反省して次に向かって

play15:27

再び努力できるとかそういった人こそが

play15:30

グッドルーザーですグッド

play15:32

ルーザーは非常に難しいなぜならばみんな

play15:35

が勝ちたいからです

play15:37

思いが叶わなかった時これが負けた時

play15:39

あるいは失敗した時ですこんな時にグッド

play15:43

ルーザーとして振る舞えるかどうかが

play15:44

スポーツマンの究極系ということが言える

play15:46

かもしれません

play15:47

WBC2023で日本チームに敗れた

play15:52

チェコチームの様子です日本ベンチに

play15:55

向かってこんな風に

play15:57

帽子を取り

play15:58

拍手をし日本チームの勝利を称えていた

play16:00

そんな姿に心打たれた人も多いかもしれ

play16:03

ませんまさに彼らの姿が

play16:06

良き会社グッドルーザーと言えるかもしれ

play16:08

ませんねこちらは2016年

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リオデジャネイロオリンピック4×

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100mリレー決勝の様子です一番上に

play16:15

ジャマイカウサインボルト選手そして

play16:17

真ん中に

play16:19

銀メダルを獲得した日本の桐生祥秀選手

play16:21

ケンブリッジ飛鳥選手がいるのが見えるか

play16:23

と思います実は現地で感染していました

play16:26

銀メダルを取った日本チームを始め彼らの

play16:28

ウイニングランが始まりました

play16:31

そこで

play16:32

こんなシーンが生まれましたウサイン

play16:35

ボルト選手がちょっと静かにしようあっち

play16:38

を見ようぜという風にみんなに促して

play16:40

生まれたシーンです画面右端に表彰台が

play16:44

あるのがわかるでしょうか

play16:46

ケニアのチェリーオート選手が女子

play16:48

5000mで金メダルを獲得しその表彰式

play16:52

が始まりました会場には

play16:54

ケニア国家が流れそして画面に映し出され

play16:57

ているように

play16:58

ケニア国旗がセンターポールに形容されて

play17:00

いったわけですそれに気づいたボルト選手

play17:02

がみんなを止めてちょっと今僕たちが喜ぶ

play17:06

のをやめようという風に声をかけたこれは

play17:08

予期商社グッドビナーという言い方が

play17:11

できるかもしれませんねもちろん試合終了

play17:13

の声を聞くまでは

play17:15

諦めずに最後まで全力で戦うことが大切

play17:18

ですただしひとたび試合が終わってしまっ

play17:21

たらば結果は変わらないわけですよねです

play17:24

から買っておごらず負けて腐らずそんな

play17:27

気持ちで互いが互いを称え合うノーサイド

play17:30

の精神みたいなものがすごく重要になるの

play17:32

ではないかという風に思います

play17:35

ここでまとめていきたいと思います

play17:37

スポーツマンシップとはgoodGAME

play17:40

を実現しようとする心構えのことです

play17:42

じゃあこのグッドゲームをどうやって実現

play17:44

するのかそれが

play17:46

尊重有期覚悟というこの3つの気持ちです

play17:50

この3つの気持ちを持って全ての

play17:52

プレイヤーがグッドゲームを実現しようと

play17:55

いう思いで

play17:56

グランドコートピッチに立っていれば

play17:59

必ずや

play18:00

素敵なゲームが

play18:01

素晴らしい戦いが繰り広げられるはずです

play18:04

そういったものを実現しようとする心構え

play18:07

こそスポーツマンシップと言えます

play18:09

スポーツマンシップを考えるときに

play18:13

尊重勇気覚悟というこの3つの言葉を

play18:17

覚えましたではなく行動として発揮できる

play18:20

というところを意識してほしいというふう

play18:22

に思います特に若い世代にこの気持ちを

play18:26

伝えていこうという人はこの言葉を覚え

play18:29

させるのではなく周りを大切に感謝できて

play18:31

いますか

play18:32

失敗を恐れずにチャレンジし続けられてい

play18:34

ますか最後まで諦めずに楽しむ努力ができ

play18:37

ていますかとそんなふうに問いかけながら

play18:40

理解しやすい言葉で伝えていきましょう

play18:41

このスポーツマンシップを発揮できるかが

play18:45

一番重要なポイントです

play18:47

スポーツマンシップと似た言葉にフェア

play18:49

プレーという言葉があります

play18:50

フェアプレーは

play18:51

フェアにプレイするですからゲーム中に

play18:54

尊重しましょうというそういう考え方です

play18:58

一方でスポーツマンシップはビフォー

play19:01

ゲームからグッドフェローで居続けること

play19:04

ゲーム中に尊重言う企画を発揮していく

play19:07

ことそして試合がひとたび終わったならば

play19:11

goodLOSERgoodWINNER

play19:13

に分かれて自分の心のコントロールをして

play19:16

いくことそしてそのアフターゲームが

play19:19

気付くといつの間にかまたビフォーゲーム

play19:21

になっていくこんな風に私たちはビフォア

play19:24

ゲームからゲームアフターゲームそして次

play19:27

のビフォーゲームへと

play19:28

繰り返しながら

play19:30

成長をし続けていくわけです

play19:32

このようななお選手が2022年10月に

play19:35

引退をされました

play19:37

これは2018年平昌オリンピックで金

play19:39

メダルを取った時の様子です彼女は滑り

play19:42

終えた後に周りにいる私たちにちょっと

play19:45

静かにしましょうという風に

play19:47

ジェスチャーで次に滑る選手たちのために

play19:49

静かにしてほしいというアクションをとり

play19:51

ました

play19:52

レースが終わった後は地元韓国で3連覇を

play19:55

目指して戦っていたライバルの

play19:57

遺産選手を

play19:58

抱きしめてよくやったね私はあなた

play20:01

リスペクトしているよという風に伝えたと

play20:03

いうふうにおっしゃっていました

play20:06

小平選手にお話を伺った時にこんなお話を

play20:08

してくれましたスケートに関わる全ての

play20:11

仲間と称え合いたい気持ちを常に持ってい

play20:13

ます子供たちからこういう選手になりたい

play20:15

と思ってもらえるように言葉だけでなく

play20:18

私自身の姿勢で示していきたいです皆さん

play20:21

がオリンピックで金メダルを取るこれは

play20:24

なかなか難しいことですよねでも小平さん

play20:27

がこう言っている

play20:30

スケートに関わる全ての仲間と称え合う

play20:32

気持ちあるいは子供たちからこういう人に

play20:35

なりたいという風に思ってもらえるように

play20:38

言葉だけでなく自分自身の姿勢で示して

play20:41

いくことこれは私たちも見習うことが

play20:44

できると思います

play20:46

ちなみに私のスライド変な感じがあったの

play20:48

に気づいたでしょうか楽しむという感じを

play20:50

あえて左側ではなく右側の楽しみを使って

play20:54

いましたこれはスポーツの楽しみ方が

play20:57

決して楽をして楽しむ楽しみ方ではなくて

play21:00

いろんな苦難困難あるんだけれども心を

play21:04

前向きにして乗り越えてそして真の楽しさ

play21:08

を掴んでいくそれがスポーツの楽しみ方だ

play21:10

からですこれは人生にもつながる話と

play21:13

言えるかもしれませんよね

play21:15

楽しいことばかりではありません

play21:17

辛いこと苦しいこと私たちの前に

play21:20

立ちはだかりますでもそれを乗り越えた先

play21:22

に本当の喜びがあるだからこそ私たちは心

play21:25

を前向きにして楽しむことが大切なのです

play21:27

たかがスポーツされるスポーツという話を

play21:30

させていただきます

play21:31

東日本大震災があったりあるいは新型

play21:34

コロナウイルスの問題があったり

play21:36

紛争の問題があったり私たちの心を痛める

play21:39

問題はたくさんあります

play21:41

私たちはそういうことが起こった時に

play21:43

スポーツをしている場合ではなくなります

play21:45

それはたかがスポーツ

play21:48

遊びだからです一方で

play21:52

私たちがこれまで見てきたようにスポーツ

play21:55

を通して学ぶことがたくさんあることも

play21:57

分かったと思いますされどスポーツという

play22:00

わけです

play22:02

たかがスポーツされどスポーツ

play22:04

社会生活を営むためには実は必要のない

play22:07

遊びそれがスポーツですでも神経に楽しむ

play22:11

過程で得られる本質的価値に目を移すと

play22:14

人生に豊かさと成長をもたらす必需品と

play22:17

いう言い方もできるかもしれませんされど

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スポーツというわけです

play22:22

繰り返しになりますが人生にも通じる正解

play22:24

のない複雑さを楽しむそんな要素が

play22:26

スポーツになります

play22:27

スポーツマンシップを学ぶ異議について

play22:30

少しお話をしたいと思います

play22:32

尊重の先にもたらされるものそれが真の

play22:35

コミュニケーション力

play22:37

です他者の意見や思考に対して

play22:40

耳を傾け

play22:41

許しそして理解していこうとすることこれ

play22:44

が尊重ですよねそして自らが持つ情報や

play22:47

自分自身の考え方意見をしっかりと他者に

play22:50

対して伝えていくこと発信していくこと

play22:52

これは非常に勇気のいることですが大切な

play22:54

ことですそして私たちはどこまで行っても

play22:58

決して理解し合うことはないでもそのこと

play23:01

を前提にしつつなんとか理解し合えないか

play23:03

と努力することこの対話の努力こそが覚悟

play23:06

です

play23:08

理解し合えない他者と何とか納得感を持っ

play23:11

ていくことこれを共通了解エンパシーと

play23:14

いう風に言いますすごく近しい関係で共感

play23:18

を持つことをシンパシーと言いますが

play23:20

決して分かり合えないその他者と

play23:23

分かり合えないということを前提にしつつ

play23:25

もなるほどあなたの言っていることの意味

play23:27

をあなたが考えるその考え方はよくわかる

play23:29

わという風に理解を示していくことその

play23:32

共通了解を持つことがすごく大切です言い

play23:36

づらいことをもう伝えられるようになる

play23:38

そんな能力これは自分自身で伝えなくても

play23:42

結構です何か誰かを

play23:44

介して伝えた方が伝わりやすい場合には

play23:46

その方がいいかもしれませんそれも含めて

play23:49

のコミュニケーション力ということです

play23:50

この言いづらいことを言ってくれた言葉に

play23:53

耳を傾けられるようになることというのも

play23:55

このコミュニケーション力と言えるかも

play23:57

しれませんこれからの時代に求められる

play23:59

人間力として

play24:01

学業的認知能力社会情動性能力言い換える

play24:05

と認知能力非認知能力なんていう言い方を

play24:07

しますがこういった能力が必要になると

play24:10

いう風に言われてきています

play24:13

認知能力は数値化しやすい能力です一方で

play24:17

非認知能力の方はコミュニケーション力

play24:19

だったりモチベーションだったり数値化し

play24:22

づらい能力のことを言いますこれが

play24:25

合わさって人間の総合力特にこの非認知

play24:28

能力を鍛えていくことがものすごく重要で

play24:30

あると近年

play24:31

注目を集めています

play24:33

そしてこの非認知能力を育むポイントが

play24:37

幼児期の遊びだと言われてるんですね

play24:39

つまり

play24:40

遊びですからスポーツの出番ここにありと

play24:44

いうわけです文部科学省も個別の知識技能

play24:48

だけではなくて思考力判断力表現力

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あるいは学びに向かう力人間性と言った

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ところこういった数値化しづらい能力を

play24:57

いかに育てていくかということを教育上の

play24:59

課題として取り上げていますスポーツが

play25:02

持っている本来の価値特性を最大限活用

play25:05

することでこの上2つの部分実はスポーツ

play25:08

で伸ばすことできるんじゃないかという風

play25:11

に考えています

play25:14

一方で勝利至上主義の問題が私たちを悩ま

play25:18

せます

play25:19

勝利の数だけ敗北があるという事実

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あるいは

play25:24

良き指導者を評価するその大人たちが実は

play25:27

勝利することを求めているなんていう

play25:30

ケースも多いので指導者の評価基準を勝利

play25:33

ではなく

play25:34

教育効果みたいなものに何か置き換える

play25:36

ことができないかというところもこれから

play25:38

先の課題になってくると思います勝ち以上

play25:41

play25:42

価値を創出できるかこれが実は指導者

play25:45

あるいはスポーツに取り組む人たちの

play25:47

重要な考え方だというふうに言えるかも

play25:50

しれません

play25:52

尊重勇気覚悟の話をしてきましたがこの

play25:55

尊重と勇気を組み合わせて

play25:58

謝る力あるいは勇気と覚悟を組み合わせて

play26:00

レジリエンス立ち直る力こういうものが身

play26:03

につくと私たちは

play26:06

失敗を恐れずにチャレンジできるように

play26:07

なってきますそのことによって

play26:09

スポーツマンだったり

play26:11

信頼される学校の友達たちだったり

play26:12

あるいは信頼されるビジネスパーソンに

play26:14

私たちが

play26:16

育っていくことができる

play26:17

失敗を恐れずに

play26:18

挑戦できる環境づくりこそが大切になると

play26:21

思っています

play26:25

学ぶことをやめたら教えることをやめ

play26:27

なければならないこれはサッカー元

play26:30

フランス代表監督のロゼルメールさんの

play26:32

言葉です

play26:35

唯一無二の正解ありませんそして自分の

play26:37

価値観が絶対でもありません自分と同じ人

play26:39

は一人としていないのですですから自らを

play26:43

疑い続け学び続けること共に考えて共に

play26:47

成長していくそんな考え方がこれから先の

play26:50

未来私たちにとって大切になるのではない

play26:52

でしょうか

play26:55

冒頭にスポーツ通して

play26:58

教育を考えていくことが大事だと言いまし

play27:00

たそしてスポーツの中には

play27:02

競い合う競争という要素がありますが

play27:04

あえてこの共に育むそして共に作り上げる

play27:07

そんな

play27:09

教育

play27:10

競争という概念もスポーツにとっては非常

play27:12

に重要になってくるんじゃないかという風

play27:14

に考えています

play27:17

選手たちは

play27:18

栄光を極めていきますそしていつか引退を

play27:21

します引退した先の人生の方がよっぽど

play27:25

長いキャリアを過ごすことになります

play27:27

プレイヤーアスリートが過ごすべき

play27:29

輝かしい未来この競技人生で得た知見

play27:33

経験をこの先の長い人生に活かしていく

play27:36

ことが大切ですよね

play27:40

プレイヤーにとってのスポーツとは実は

play27:41

長く幸せな人生の重要な一部であると

play27:43

そんな風に捉えていくことが大切なのでは

play27:46

ないでしょうか

play27:47

勝利上達はもちろんのことそれだけでは

play27:49

なく人間力を育む場としてスポーツを捉え

play27:52

ていくそんな思想が大切です

play27:56

最後に

play27:58

スポーツマンシップについて興味を持って

play28:00

くださった方スポーツマンシップバイブル

play28:02

という本を出版しています様々な

play28:05

アスリートあるいはビジネスパーソンが

play28:07

読んでくださっています皆さんも興味あれ

play28:09

ばこのスポーツマンシップをぜひ深く学ん

play28:12

でいただけたら

play28:13

嬉しく思います

play28:15

スポーツマンシップはすごく古い言葉でも

play28:17

ありますが最近

play28:19

注目を集める新しい概念という風にも

play28:21

言えるかなというふうに感じています以上

play28:24

もって

play28:25

講義を終了にしたいと思います皆さんには

play28:27

この講義を通しての感想や気づきそして

play28:30

今後取りたいと思った行動や態度これに

play28:33

ついて

play28:34

合わせて400字以上でご自身の意見を

play28:36

記していただければというふうに思って

play28:38

おります

play28:40

皆さんお疲れ様でしたありがとうござい

play28:42

ました

play28:45

皆様いかがだったでしょうか

play28:48

スポーツマン受講お疲れ様でした

play28:51

それではまたどこかでお目にかかり

play28:53

ましょうご清聴いただきありがとうござい

play28:55

ました

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