【物流2024年問題に立ち向かう!】花王の無人倉庫と大手食品会社の中継リレー輸送

大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】
13 Jul 202306:09

Summary

TLDR愛知県にある花王の大手日用品メーカーは、約55億円をかけて自動化された物流倉庫を今年3月に完成しました。この倉庫はドライバーの待ち時間を減らすため、自動化トラックにより荷卸しが迅速に行われ、完全自動化された仕分けエリアでロボットが作業し、人手は監視のみを行います。また、日用品や化粧品など500から600種類の商品を扱い、ロボットが効率的に積み込む計算を行い、24時間体制で作業可能で夜間に梱包を終え、翌朝トラックの待ち時間を無くすことができます。さらに、フォークリフトによる積み込みも自動運転で行われ、来年には完全走行無人化を目指しています。一方、カゴメなどの食品会社が立ち上げた物流会社は、ドライバーの負担を減らすために中継輸送を導入。茨城県と愛知県を結ぶトラックでドライバーが入れ替わる仕組みで、宿泊不要で勤務を終えることが可能になりました。これらの取り組みは、ドライバーの生活環境を改善し、新たな人材確保にもつながると期待されています。

Takeaways

  • 📦 花王在愛知県の物流倉庫で約55億円を投資し、今年3月に完成しました。
  • 🚛 ドライバーにとって働きやすい環境を目指して、自動化による効率化が進められています。
  • 🏗️ 入庫プロセスは自動化されており、フォークリフトが不要で荷卸しが可能にされています。
  • 🤖 倉庫内の作業は完全に自動化され、ロボットがピッキングして梱包作業を行っています。
  • 📈 ロボットによる作業により、従来30人のスタッフが数人に減少し、監視のみで済みます。
  • 📏 500から600種類の商品を扱うため、ロボットは様々な形のダンボールを計算して積みます。
  • 🌙 ロボットは24時間稼働可能で、夜間に梱包を終え、翌朝トラックの待ち時間を減らせます。
  • 🚜 最後の積み込み工程はまだ手動ですが、来年には自動運転で完全無人化を目指しています。
  • 🕒 ドライバーの無駄な待ち時間を減らすことで、効率的な作業が可能になり、ストレスも軽減されます。
  • 🔄 カゴメや日清製粉ウェルナなどの大手食品会社が立ち上げた物流会社で、中継輸送が導入されています。
  • 🏡 ドライバーが家に帰れる環境を提供することで、新たな人材確保にもつながると期待されています。

Q & A

  • 花王の物流倉庫は、ドライバーにとって働きやすい環境を目指すためにどのような工夫をしていますか?

    -花王の物流倉庫では、荷卸しを自動化し、トラックの到着後すぐに作業を開始できるため、ドライバーの待ち時間を減らしています。

  • 倉庫内部で自動化されている作業エリアでは、ロボットはどのような役割を果たしていますか?

    -ロボットはオーダーに応じてダンボールケースをピッキングし、行き先ごとに束ねて出荷する役割を果たしています。作業は完全自動化されており、無人で稼働しています。

  • 花王の倉庫で自動化することで、人手での作業はどの程度削減されましたか?

    -従来、30人ほど必要だったスタッフは、作業を監視する数人にまで削減されました。

  • 花王の倉庫で取り扱っている商品はどのような特徴がありますか?

    -花王の倉庫では日用品や化粧品など500から600種類の商品を扱っており、大きさや重さの異なる商品が混在しています。

  • ロボットは荷物をどのように効率よく積み込んでいるのですか?

    -ロボットは、荷物が崩れず多く積めるように計算して詰め合わせを行っています。

  • 倉庫全体の自動化の進行状況はどの程度ですか?

    -現在、最後の積み込み工程だけがフォークリフトで人手により行われていますが、実証試験を行っており、来年頃には完全に自動運転を導入する予定です。

  • カゴメと日清製粉ウェルナの新たな取り組みである中継輸送の目的は何ですか?

    -中継輸送は、ドライバーの負担を減らすことを目的としており、中継地点でドライバーが入れ替わることで宿泊せずに業務を終えられるようにする仕組みです。

  • 中継輸送により、ドライバーのどのようなメリットが得られますか?

    -ドライバーは、自宅で寝られたり、自宅の風呂に入れるメリットがあります。また、家庭の行事にも参加しやすく、プライベートの時間が充実します。

  • 中継輸送を拡大することでどのような効果が期待されますか?

    -ドライバーが家に帰れる環境が整い、新たな人材の確保につながると期待されています。

  • 中継輸送のスキームはどのように進行しますか?

    -茨城県と愛知県から出発してきたトラックが中継地点で落ち合い、ドライバーが入れ替わることで長距離移動でも宿泊することなく業務を完了させます。

Outlines

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🏭 花王の新しい自動化物流倉庫

愛知県に位置する花王の新しい物流倉庫は、約55億円を投じて今年3月に完成しました。この倉庫はドライバーにも働きやすい環境を提供することを目指しており、自動化技術を駆使しています。具体的には、製品を乗せたパレットが自動的にコンベアを使って入庫され、フォークリフトの操作なしで荷卸しが可能です。また、倉庫内の作業はロボットが行う完全自動化された仕分けエリアで、オーダーに応じたピッキングを行い、製品は国内各地へ出荷されます。この自動化により、以前は30人が必要だった作業スタッフは数人の監視要員に削減されました。現在、この倉庫では500から600種類の日用品や化粧品を扱っており、異なる大きさや重さの商品を効率良く処理するための計算をロボットが行っています。最終的には、フォークリフトを使用する最後の積み込み工程も自動化を目指して実証試験が行われています。

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🚚 カゴメと日清製粉ウェルナによる新たな物流取り組み

カゴメや日清製粉ウェルナを含む大手食品会社5社が立ち上げた新しい物流会社は、ドライバーの負担を軽減するための革新的な仕組みを導入しています。これにより、ドライバーは中継地点で他のドライバーと入れ替わり、宿泊せずに勤務を終えることが可能です。この取り組みは家庭を持つドライバーにとって大きなメリットがあり、家庭のイベントへの参加やPTA活動にも積極的に参加できるようになります。物流会社はこの取り組みを広げることで、家庭を持つ人材の確保にも繋がると考えています。

Mindmap

Keywords

💡花王

花王は愛知県に本社を置く大手日用品メーカーで、このビデオの主題は花王の物流倉庫の自動化と効率化に関するものです。花王は約55億円を投資して、ドライバーの作業を容易にし、待ち時間を減らすための最新の自動化技術を導入しています。

💡物流倉庫

物流倉庫とは、製品を保管し、出荷準備をする施設です。花王の物流倉庫は、自動化されたシステムを導入し、製品の入庫から出荷までのプロセスを効率化しています。ビデオでは、自動コンベアによる入庫プロセスや、ロボットによるピッキングと梱包が紹介されています。

💡自動化

自動化とは、人間の手を最小限に抑えて機械やシステムが作業を遂行するプロセスです。ビデオでは、自動化がドライバーの待ち時間を減らすとともに、作業効率を向上させる方法として紹介されています。また、自動化されたトラックによる荷物の積み込みも見られる場面があります。

💡フォークリフト

フォークリフトは、貨物を積み下ろすための産業用車両で、物流倉庫で一般的に使用されます。ビデオでは、自動化技術の導入により、フォークリフトを使わずに荷物を入庫できるようになっていることが触れられています。

💡ロボット

ロボットは、人間のように動作し、特定のタスクを自動的に行う機械です。ビデオでは、倉庫内の作業が完全に自動化されており、ロボットが商品をピッキングし、梱包して出荷準備を行っている様子が描かれています。

💡無人倉庫

無人倉庫とは、人手を使わずにロボットや自動化システムが全ての作業を行う倉庫です。ビデオでは、花王が無人倉庫を目指して、自動運転のフォークリフトによる積み込みなど、最新技術を導入していることが紹介されています。

💡スイッチ運行

スイッチ運行とは、ドライバーが途中で入れ替わって運行を続ける方式です。ビデオでは、カゴメや日清製粉ウェルナなどの企業が立ち上げた物流会社が、中継輸送を通じてドライバーの負担を減らす取り組みとして導入していることが説明されています。

💡中継輸送

中継輸送とは、貨物を運ぶトラックが途中の地点で他のトラックと入れ替わって運ぶ仕組みです。ビデオでは、中継地点でのドライバーの入れ替えにより、ドライバーが遠距離を運転せずに家に帰れるようにする取り組みが紹介されています。

💡カゴメ

カゴメは日本の有名な食品メーカーで、ビデオではカゴメの工場から出荷された商品が愛知県の倉庫に運ばれる様子が描かれています。また、カゴメが立ち上げた物流会社が中継輸送の取り組みを行っていることも触れられています。

💡日清製粉ウェルナ

日清製粉ウェルナは、カゴメとともに物流会社を立ち上げ、中継輸送の取り組みに参加している企業です。ビデオでは、日清製粉ウェルナの倉庫から運んできた荷物を、別のトラックに移し替える様子が紹介されています。

💡ドライバー

ドライバーとは、トラックなどの車両を運転する人のことです。ビデオでは、自動化技術の導入によってドライバーの待ち時間が減り、スイッチ運行によってドライバーの負担が減少していることが説明されています。また、ドライバーが家に帰れる環境を提供することで、新たな人材確保にもつながるとの期待が示されています。

Highlights

愛知県にある花王の物流倉庫が今年3月に約55億円をかけて完成しました。

ドライバーにも働きやすい環境を目指しています。

自動化の設備でフォークリフトがなくても荷卸しが可能に。

自動化トラックの到着後すぐに荷卸しができるため、待ち時間を減らすことができます。

倉庫内の作業が完全に自動化され、ロボットがピッキングと梱包作業を行っています。

無人のフロアでロボットが製品を運搬し、自動アームが仕分けを行います。

スタッフ数は作業を監視する数人に減らされました。

倉庫は日用品や化粧品など500から600種類の製品を扱っており、自動化で積み上げ作業が行われています。

ロボットは昼夜問わず作業が可能で、夜間に梱包を終わらせ、翌朝トラックを待たずに積み込みを開始できます。

最後の積み込み工程もフォークリフトで人手で行われていますが、来年には自動運転で完全無人化を目指しています。

無駄な待ち時間を減らすことで、ドライバーの効率が向上し、顧客へのサービスが向上すると期待されています。

カゴメの工場では、トラックドライバーが荷物を確認し、愛知県の倉庫に向かいます。

カゴメの物流会社が立ち上げ、茨城県と愛知県のトラックが中継輸送を行っています。

ドライバーが入れ替わることで、宿泊することなく勤務を終える仕組みが導入されています。

中継輸送により、ドライバーの負担が減り、家庭との時間を確保できる環境が整いました。

カゴメや日清製粉ウェルナなどの大手食品会社が物流会社を立ち上げ、新たな人材確保にもつなげたいと考えています。

物流倉庫の自動化や中継輸送の取り組みが、ドライバーの生活環境を改善し、新たな物流業界の標準を設けようとしています。

Transcripts

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愛知県にある大手日用品メーカー花王の

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物流倉庫

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およそ55億円をかけて今年3月に完成し

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ました

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ある方法でドライバーにも働きやすい

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環境を目指しています

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こちらが生産された製品を入庫する入口に

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なります

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特徴としましては製品が乗ったこの

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パレットが自動でコンベアを使って入庫し

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ていくっていうところになります通常は

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フォークリフトを使って人影用水をする

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ことが多いんですがフォークリフトの方が

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いなくても荷卸しできるようなそういった

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自動化の設備になっております

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その方法とは自動化

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トラックの到着後すぐに荷卸しができる

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ため

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待ち時間を減らすことができます

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さらに

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倉庫の中に入ると

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こちらがですねあのこの倉庫の作業が完全

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自動化された仕分けエリアになりますダン

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ボールケースをピッキングするのは全て

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ロボットになっておりましてオーダーに

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応じて必要な分だけをロボットが

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ピッキングをして行き先ごとに束ねられて

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出荷されるといった人や一人もいないよう

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なそういった作業エリアになっております

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無人のフロアをロボットが縦横無人に

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動き回り製品を運搬しています

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注文に応じてロボットアームが仕分けを

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行いここから全国へ発送

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常に30人ほど必要だったスタッフは作業

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を監視する数人に減らすことができました

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この倉庫では日用品や化粧品など500

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から600種類の製品を扱っていて大きさ

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や重さの違う商品が

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混在していますが

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いろんな形のダンボールがあるんですけど

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どういう風に詰め合わせれば荷物が崩れ

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ないまたたくさん積めるというような計算

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をした上でその通りにロボットが積むと

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いうそういった流れで作業の方しており

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ます

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ロボットは昼夜問わず作業ができるので夜

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のうちに梱包を終わらせ

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翌朝到着したトラックを待たせることなく

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積み込みを開始できます

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現在ここの倉庫はこの最後の積み込みの

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工程だけがこういった形でフォークリフト

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の方が配置して人手で積んでいただいて

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ますここに関しましても実証試験を行って

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おりまして来年頃には自動運転方向を入れ

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て完全走行無人化するということを目指し

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ております

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最新の無人倉庫にトラックドライバーたち

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は他のところはまあ色々とありますけど

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行ったら3時間4時間まだ詰めませんよっ

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ていうのはあるんで無駄な待ち時間は減っ

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たと思いますね予約の時間とかが別に

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決まってたわけじゃないんで実際にその場

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に行ってみてあじゃあ何台待ってるから

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あの別のとこに行った方が

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効率よく作業できたかなとかそういうの

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あったんですけど今はもう予約の時間が

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決まってて効率よくなったなと思います

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けど2024年問題というところで来年に

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はそこが待ったなしになるというふうに

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思っておりますドライバーさんにとっても

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顔を取引したいというような形を取れる

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ようにしなければ

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我々ももの生活者の皆さんに届けることが

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できない会社の氏名をマットするためにも

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必要だ取り組みだと思ってます

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一方

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茨城県にあるカゴメの工場です

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トラックドライバーが目的地へ運ぶ荷物を

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確認しています

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カゴメの

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野菜生活なんかスムージー紙パックの飲料

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なんですけど今日はそれを止めます

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トラックの目的地は愛知県にある倉庫

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距離にしておよそ450km

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通常なら現地で1泊しなくては帰ってこ

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られない距離です

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こうしたドライバーの負担を減らすための

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新たな取り組みが始まっています

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トラックが向かったのは

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静岡県にある

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清水パーキングエリア

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休憩のため

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停車したのかと思いきや向かったのは別の

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トラックです

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お願いします

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ありがとうございます

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鍵を交換した相手は愛知県にある日清製粉

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ウェルナの倉庫から

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荷物を運んできた

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成田さん

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酒井さんが関東の方から引っ張ってきて

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くれた

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荷物を僕が今度その車に乗ってチューブに

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帰って

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翌日お互い配達するスイッチ運行です

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本格的に始まった中継輸送

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茨城県と愛知県から出発してきたトラック

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が中継地点で落合

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ドライバーが入れ替わることで

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宿泊することなく

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勤務を終える仕組みです

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ちゃんと布団で寝れるちゃんと自分家のお

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風呂に入れる

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るっていうのは本当にメリットでしかない

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です

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子供もいるんで行事ごととかあのそういう

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ことに

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参加もしやすいし自分PTAもやってるん

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この取り組みを始めたのはカゴメや日清

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製粉ウェルナなど大手食品会社5社が

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立ち上げた物流会社

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取り組みを今後広げていきたい考えです

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主婦の方でもお子さんがいたり家庭をお

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持ちの方でもお家に帰れるという環境が

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あるので新たな人材確保にもつながって

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くるんじゃないかと

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[音楽]

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物流自動化ドライバー支援倉庫技術花王カゴメ自動仕分け効率改善中継輸送人材確保持続可能性
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