【演劇】10分で分かるカミュ「シーシュポスの神話」作品解説

架空畳の演劇ラボ
14 Oct 202011:16

Summary

TLDRこのスクリプトは、架空の女優と姉妹の物語を通じて、人生と物語の深遠な繋がりを探求しています。シジフォス神話を通じて、人生の目的は達成不可能であるが、そのプロセスそのものが人生そのものであるという視点を提供します。物語の円環構造とその意味、そして現代社会における個人の自由と社会のルールとの関係についても触れています。さらに、伏線の使い方と物語の深層を掘り下げ、観客が見逃していたものを再び認識する感動的な瞬間を作り出します。最後に、作品「Life of Pi」を例に、観客が物語の全体像を最後まで見ることで、今までとは異なる意味を持つ世界を発見する驚きを提供する手法についても語ります。

Takeaways

  • 📜 スクリプトは架空の女優「月公演インテグラル」についての解説であり、物語の円環構造と人生の意味について述べています。
  • 🎭 シジフォス神話は、神に欺かれた罪で地獄で永遠に石を頂点まで持ち上げ、また転がり落ちるという罰を受ける物語であり、人生の本質について象徴しています。
  • 🔄 物語の円環構造は、物語が最後に戻り、最初のシーンが最後のシーンでもあるという考え方を示しており、人生もまた同じような循環構造を持っていると説明しています。
  • 🚀 成長物語は一般的に主人公が目標を達成するプロセスで成長し、名声を得るが、円環構造の中では無限の繰り返しの中で意味を見出します。
  • 🌐 人生の目標やルールは誰かが決めていないと実存主義は主張していますが、社会のルールに暗黙的に従っているという限界があることも指摘しています。
  • 👥 社会にはタブーがあり、それらは社会的なルールの一部であり、人間の自由はその範囲内にあると説明しています。
  • 🧩 人生はゲームのパラメーターの選択と似ており、選択肢は多くても、同じ選択を繰り返し人々が行うため、完全な自由ではなく、社会的ルールの中での選択であると述べています。
  • 🎭 シジフォス神話は、実存主義を批評する要素も含んでおり、物語の中で自分自身の思想を否定する要素を見出すことができます。
  • 🎬 映画「Life of Pi」は、主観的な世界と客観的な現実が異なる意味を持つことを示し、物語の円環構造がどのように機能するかを示す例として挙げています。
  • 🌟 現代においても、神がいない社会では依然として社会の制約に支配され、完全な自由を手に入れることはできないと語っています。
  • 📚 このスクリプトは、観客に対して物語の深層を理解するためのヒントを提供し、伏線の重要性と物語の意味の多様性を強調しています。

Q & A

  • シジフォスが神に何回欺かれたとされていますか?

    -シジフォスは神に2回欺かれたとされています。

  • シジフォスが受ける罰は何ですか?

    -シジフォスが受ける罰は、巨大で重たい石を山麓から頂上まで運び、頂上に着いたら石が転がり落ちて山麓に戻るという無駄な努力を繰り返すことです。

  • 物語の円環構造とは何を指しますか?

    -物語の円環構造とは、物語が最後まで進んでも、最初のシーンに戻り、物語がグルグルと繰り返されるという形式を指します。

  • 人生の本質について語られた見解は何ですか?

    -人生の本質は、達成不可能の目的を追求するプロセスの中で生きることであり、人生を意味のあるものとするためには、その意味のない人生を生きることが大切だと語られています。

  • 実存主義とは何ですか?

    -実存主義とは、神や絶対的な真理の存在を否定し、個人が自分自身の人生の目標やルールを決め、一人一人がオリジナルの人生を生きるべきという思想です。

  • タブーとは何ですか?

    -タブーとは、社会の中で禁止され、遵守されるべきルールや規範を指します。例えば、親と兄弟との結婚はタブーとされています。

  • 人生の選択肢について語られた見解は何ですか?

    -人生の選択肢は、社会的なルールの中で行われ、完全な自由は存在しないと語られています。人は社会の制約の中で生きており、その中で選ぶことができる選択肢は限定的です。

  • シジフォスの神話が示す近代社会の予見とは何ですか?

    -シジフォスの神話は、神が不条理をもたらし、神に見放された実存主義社会を予見していますが、同時に円環構造の中で自分が展開した実存の論理を否定する要素も含んでいます。

  • シジフォスがタナトスを罠にハメることで何が起こると思いますか?

    -シジフォスがタナトスを罠にハメることで、神様が封じられ、世界から死という概念が一時的に消えるとされています。

  • 物語の伏線とは何ですか?

    -物語の伏線とは、物語の中で既に提示されたが、後になって再び提示され、その意味が変わることによって驚きや新しい理解を引き出される要素を指します。

  • 「life of pi」という映画が語っていることとは何ですか?

    -「life of pi」という映画は、一人の少年が海を漂流する主観的な冒険譚として描かれており、物語の最後に彼の冒険が他人の目から見たときに、全く異なる意味を持つことが解かれるという、現実と主観の間のギャップを描いています。

  • 円環構造が現代社会で意味するものは何ですか?

    -円環構造が現代社会で意味するのは、個人が自意識を持って近代以降の現実の世界で生きることであり、主観と客観という概念が登場することで、その構造がより意識され機能するようになったとされています。

Outlines

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📖 シジフォス神話と人生の意味についての議論

第1段落では、シジフォス神話を通じて人生の意味と目的について語られています。シジフォスは神に何度か欺かれた末、重い岩を頂点まで持ち上げてから転がり降ろされるという罰を受けています。これは人生が目的を達成できないという無駄なプロセスの中で成り立っていると見做されています。物語の構造として円環構造が示され、物語が最終的に最初の場面に戻ることで、人生の本質は意味のない中での生き方を通じて成り立っていると述べています。

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🎭 物語の円環構造と伏線の重要性

第2段落では、物語の円環構造と伏線の使い方について解説されています。物語の終わりがまた始まりであるという考え方と、物語の中で繰り返しや再現が行われることで、見逃していた要素が意味を帯び替える例が説明されています。特に、映画「ライフ オブ パイ」が引用され、その作品での伏線の使い方と物語の深さが強調されています。

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🌐 円環構造の意味と現代の意識

第3段落では、円環構造が昔から存在していたが、現代では個々の自意識が目覚め、観客の主観的な世界と全体の客観的な世界とのギャップが生じるようになったと語られています。また、作品の上演情報やチケットの申し込みについても触れられており、視聴者に作品を楽しみに呼びかけるオリジンと締めくくります。

Mindmap

Keywords

💡円環構造

円環構造とは物語が始まりと終わりが繋がり、物語の最後がまた最初に戻るという構成を指します。この形式は物語の意味や深さを加えると同時に、見ている人の視点を広げる効果があります。ビデオでは、人生や物語がどのように繰り返し、循環しているかを円環構造を使って表現しています。

💡シジフォス

ギリシャ神話に登場する人物で、神々から詛咒を受け、永遠に転がし続ける石を山の頂点まで持ち上げなければならないという苦役を受けています。ビデオではシジフォス神話が人生の意味や目的を達成できないという視点から語られており、人生の本質についての哲学的な議論に使われています。

💡タブー

タブーとは社会的な禁止事項や規範を意味します。ビデオでは、人間は社会の中で生きる以上、その社会のルールに暗黙的に従っていると述べており、タブーを犯さない範囲での自由について語られています。また、異なる社会で異なるタブーが存在するという文化の違いにも触れています。

💡

💡実存主義

実存主義は、個人の自己決定と自己実現の重要性を強調する哲学的な思想です。ビデオでは、実存主義が批評されており、人生の目標やルールは誰かに決められるのではなく、自分自身が決めるべきだと語られています。また、実存主義の思想が社会的なルールの中でも有効であることが示唆されています。

💡伏線

物語の中で、後に重要な意味を持つことが明らになる細かな手がかりや暗示を指します。ビデオでは、円環構造の中で伏線がどのように使われ、物語の深さを加えるのかが説明されています。また、映画「ライフ・オブ・パイ」での伏線の使い方についても触れられており、物語の見方を変える重要な要素とされています。

💡不条理

不条理とは、道理や筋道でないことを指します。ビデオでは、カミュが書いたエッセイ「不条理」について言及されており、彼の思想がどのように人生や世界に対する非理性的な側面を示しているのかが議論されています。また、不条理な状況が人生の本質の一部であるとも述べられています。

💡カミュ

アルベール・カミュは、フランスの哲学者であり、作家でもあります。ビデオでは、カミュのエッセイ「不条理」が引用されており、彼の思想が人生の無意味さや苦難に対する人々の態度をどのように捉えているのかが説明されています。カミュの哲学は、ビデオの主題に深く結びついていて、人生の意味についての議論に用いられています。

💡神話

神話とは、古代の人々が自然現象や社会現象を説明するために作り上げた物語です。ビデオでは、ギリシャ神話のストーリーが人生や社会的構造について象徴的に語られており、神話がどのように現代の観点を反映しているかが議論されています。特に、シジフォス神話が人生の無駄さや繰り返しについて深く掘り下げられています。

💡自由

自由とは、人々の意志に基づいて行動できる状態を指します。ビデオでは、自由が社会のルールやタブーの範囲内にあると語られており、完全な自由は存在しないという視点から議論されています。また、ゲームのキャラクターのパラメーター選択など、選択肢がある範囲での自由についても触れられています。

💡ライフ・オブ・パイ

「ライフ・オブ・パイ」は、2012年に公開された映画で、一人の少年が海難により一人で海を漂流する物語です。ビデオでは、この映画が円環構造や伏線をどのように巧みに使っているのかが高く評価されており、物語の深さや見方を変える要素として挙げられています。また、少年の主観的な世界と、他人の目から見た客観的な世界とのギャップが、物語の重要なポイントとされています。

Highlights

円環構造は物語の形式として昔から存在していたが、近代に入ってから意識され機能し始めた。それが一人一人の自意識が目覚めた実像の世界観に対応する形で、客観という概念が生まれた。

物語の円環構造は、物語が最後まで進んでも、最初のシーンに戻ることで意味が変わる。

シジフォス神話は、神に見放された子損主義社会を予見し、実存主義を批評する要素を含んでいる。

人生の本質は無駄で意味はないが、その意味のない人生を生きることが人生そのもの。

人生の目標は誰かが決めてくれない、自分で決めなければならない。

人間の生き方は、社会のルールに暗黙的に従っており、タブーという制約の中で生きている。

人間の自由は、社会ルールの範囲内の自由に過ぎない。

人生の選択肢は、ゲームのパラメーターの割り振りのように、選択できる範囲内での自由。

物語の円環構造は、神がいない現代においても、人間に支配される社会の制約から抜け出せないことを示す。

シジフォス神話のストーリーは、自分自身の展開した実存主義を否定する要素も含んでいる。

シジフォスが神様を2回騙し、死の神タナトスを逆に罠にはめる。

シジフォスがタナトスを縛ってしまい、世界から死という概念が消滅する。

シジフォスが自らの葬式を絶対にしないとタナトスに言い、3日間後に復活する。

シジフォスが3日間後に復活し、死んでいないことを主張する。

シジフォスがタナトスを運ぶことになるが、残酷な罰を受ける。

物語の円環構造は、伏線という要素を使って意味が変わる仕組みを示す。

伏線は、物語の中で一度提示されたものが後になって再び提示され、意味が変わる。

伏線は、情報の後出しではなく、初めから提示され続けていたが、ある瞬間見え方が変わる。

映画「ライフ・オブ・パイ」は、一人の少年の主観的な冒険が描かれており、最後にそれが客観的に見直される。

「ライフ・オブ・パイ」の伏線は、少年の冒険が終わってから、他人の目から見た真実が明らかにされる。

Transcripts

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架空上ののではネス架空女優月公演インテグラルのカードを避け年中3人姉妹のムスク

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はの曲の元ネタについて私が偏見と週間に満ち満ちた解説を行っております予習の第

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10回目今日は最終回ですねた旅ですね勧誘の

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シーシュポスの神話についてお話しします私はいつも cg ポスト入ってしまいます

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が c 社 pos が正しいようですこれ

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ですねカミュの書いたエッセイなんですけれども不条理というね彼の世界の音感的な

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考えを示したものです a このシジフォスがですね神様に度も欺いたという罪でです

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タルタボスという地獄で立つを受けるんですよね

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巨大でですね重たいいわおですね山のその麓から頂上まで運べと言われるんですねそれ

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でも姫

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4でうんいいながら運んでですねやった山頂に着いたというその瞬間にですね要はこの

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後ろーんとを麓まで転がって落ちていってしまってですねそれがねに続くという罰なん

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ですねあの賽の河原の恋し次っていうのはありますけれどもまあアレと同じですね

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つまり人生の目的を達成することは絶対にできないというようなことですでもその達成

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できないプロセスの中

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を生きることこそですねそれこそが人生なのだというようなことですね

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人生の本質はとローであり無駄で意味はないでもその意味のない人生を生きることが

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人生だというのはこれまで散々お話ししてきたような考え方ですね

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これはですね物語の構造で考えますと円環構造というものを示している

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のですね話が最後までいきますとですねまた最初に戻るという形式ですね

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ということはつまりですねお話も最初のシーンというのは=最後のシーンでもあるわけ

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ですよねあの同じ話がグルグルグルグル回っているというようなことです

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一般にですね物語 story というものはあの主人公にね何か目的があってそれを

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達成する試練の過程で主人公自身

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成長していってですねその試練を乗り越えてですねやがて結果的に目的を果たすと名声

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を手に入れるとかお姫様の結婚とかね

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例えば社長になるとかねそういうことでもいいわけなんですけれども

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でもですねそんな直線的で分かりやすい成長物語まあビルディングスローまでもですね

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視点をですね俯瞰して見ると円環構造の中にそれも置くことが

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ができます例えばですねさっき言った社長になるねそれが目的だとすればですねこの

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世界にですね困難を乗り越えて

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実際に社長になった人というのはですね無数にいるわけですよね

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なので社長を目指す若者がいると a でその人が困難の末に社長になるとそしてその

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人がやがて死んだ後にもですね

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その世界にはまた新たな社長になりたい若者がある

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をれるというわけですねそれが a に続いていくということですこれが円環構造と

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いうものです

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あの12勝の視点ではですねあくまでその人個人の一代限りの物語であったとしても

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ですねそのシェアを世界全体にわーと広げた時にですね多くの同じような人生を生きた

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うちの一人として

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永久にその一人は繰り返されていくというような理由ですねこれがですねよ l 構造

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主義という考え方につながっていきましてよ l 不条理とか実存主義を批評する

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松井になるような思想ですその影とかまぁサルトルなんかがといたですね実存主義と

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いう考え方

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神様はいないのだから世界にワインを垂らしたもないだからその他だしたい

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人生の目標やルールは誰かが決めるのではなくて自分で決めないといけない

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人生というのは一回性の一回しか誰にでもないのだから誰にも似ていない自分だけの

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オリジナルの人生を生きるべきだというような考え方があったわけですね

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ところがですねあのいくら自分がですね自分だけの価値観でオリジナルな人生を選択し

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て生きているつもりでもで

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ですねそれを歴史的に俯瞰すればですね必ず自分にて生き方をしている人はいるんです

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よね

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またですね人間側の社会の中で生きている以上その社会のルールには暗黙のうちに従っ

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ているわけですね誰しもその犯してはいけない暗黙の了解のことをタブーと言います

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けれども親と金兄弟とは結婚できないんですよね普通はねしようと思う

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ないでしょうまず普通にはねだけど親兄弟と平気で結婚しているようなそういう社会に

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生きている民族も世界には現実にいるんですよね

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なんですけれどもたとえその人たちであったとしてもですねその人たちはその人達の中

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で例えば魚は取っちゃいけないとかねあのそういうまた別のタブーの制約の中で生きて

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いるんですよ

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バリエーションに過ぎないということですねタブーのなのでその株を犯さないルールの

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範囲内での自由に過ぎないんですね結局人が選べることというのはあの

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そうですね昔あのファミコンと付のゲームでキャラクターのパラメーターねあの中力と

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か素早さとか

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あのそういう数字の割り振りはのプレイヤーが自由に出来てですねそれでオリジナル

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キャラをつくろうとかね

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そういうゲームが結構あったんですけどそれもあくまでそのゲームの中で選択できる

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パラメーターの範囲内での自由ですよね

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用意されている以外のものが作れないわけですからそれと一緒であの全く自由という

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よりですね

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数ある人生の選択肢をあの好き組み合わせることができるって言うことなんですよね

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それが組み合わせである以上はですね

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いくらバリエーションが仮に多かったとしても必ず自分と同じ選択肢を選んだ人はいる

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わけですね世の中に実存と言ってですねあのオリジナルだ人生を生きるんだと言っても

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ですねそういう民族的社会的なルールの中からはどうしても出てはいけないものなわけ

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です

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物語の円環構造というのはねもちろん金が以前からあったはありました

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え人間も

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神様も同じことをね物語の中では繰り返しますからねでもそれはかつては神様流すを

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定めたからだったんですよ繰り返すようにね

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でもですね神がいなくなった近代においてもですねや人間は神ではないけれども何かに

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支配されですね

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それを良しとする社会の制約の中からはなかなか出られないわけです

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あの

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シジフォスの神話はですね神が不条理なんかを磨いて

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そして神に見放された子損主義社会を予見した内容ではありましたけれどもですね

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同時にその物語の中に円環構造を娘に見つけているんですね

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自分が展開した実存という論理を否定する要素もすでにその思想の中には入っていいか

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ということなんですよね

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ある思想を説明するため

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用いた例え話が同時にその思想を批評してしまう要素を含んでいたということですね

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あのちょっと視点買えるんですけどあのストーリーそのものを見てもね結構面白くて

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ですねこの子児ポスってやつはの神様をね2回も騙すんですけどそのうちの1回がです

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ねあのタナトスというね死の神様方玉しちゃうんですよねあの城国に連れて行こうとし

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たら

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タナトスをですね逆に罠にハメちゃってですねたんだとそうそのて上で縛っちゃうん

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ですよね

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あのそうするとしの神様が封じられちゃったので世界からその瞬間ね死という概念その

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ものが出なくなっちゃうんですよ

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あの死んだ人とかもね市よみがえってきちゃうんですね死という概念がないからそれは

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ね改変だということになってですね

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ただとその代わりにですねあレースっていう神様な指示語

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4捕まえに来てですねしろ国へ連れていっちゃうんですけどねその連れて行かれるとき

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にね指示 pos 金奥さんに自分の葬式は絶対ダスっていうんですよね

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あと帰ってくるんだからそして出すなよってコーヒー含めていくわけですよ

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それ本当に帰ってきちゃうんですよねこの二国でさえばみたいな受けるんですけどその

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時に自分もた葬式を受けてないから正式には死んでないって釈明するんですよね

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a 葬式出さないなんて消しかなんて自分の奥さんをちょっと叱ってくるから3日間

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だけ気がしてくるとか言ってまんまとですね3日間という約束でよみがえってきちゃう

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んですよ

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ところがもちろんその3日間すぎてもずーっと経路ケーキ居座ってたもんで

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撮影に神様が切れてですね雫ぞ連れて行っちゃったってことですね

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そんであの a 2位はを運ばなければいけないという大変な拷問

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つまりセルボ吸ってんはですねあの神をも手玉に取るね士会ものなんですね

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まあその彼が大津に金その a 級の銃ロード超暗く労働っていうこともねまぁ残酷な

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わけですよね集英社がそういうカンジュン労働を永久にしなければいけないということ

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でまだねでもねこれだけ知恵にかけた資料ホースであるからこそですね

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生田この地獄のような円環構造

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から抜け出す英知おおむね生み出すのではないかというような希望も感じるという

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ところが私は好きな所ですねこの話で物語の中でですね円環構造というものが仕込ま

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れる時ですねそれを理解するためにね

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近頃一番わかりやすく扱われるのが伏線というような要素ですね

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あの物語の中に既に一度提示されたものが後になってね再びもう一度提示されたと

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いいですねその絵にが読み替えられてですねあっと驚くというようなことなんです

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けれども

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でもねそうじゃない方法でね最近を使われることが体験も多くてですね例えばの映画と

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かねまぁドラマとかなんでもいいんですけどそういう物語のなかであの謎が解けたり

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する時にですね実は

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あれはこうだったんですよとか言ってその時前は画面に映ってなかったことがですね

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そこでいきなり出てきてですね

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実はこういうことを裏でしてたとかねあの言い始めるんですよねそれで伏線回収とか

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言うんですけどや違います

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a ねそれはただの情報の後出しであって拭く前でもなんでもありません

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その上では何でも出来る著実は言わなかったけどその後死んだ

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いるんですよとかさズルじゃないですか at twitter のそれ今初めて言い

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ました隠してましたそれは不全ではないんですねあのそうではなくてですね初めから

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ずーっとそれは視聴者に提示され続けていたのに

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ある瞬間その見え方がずらされたときに初めて

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今までずっと見えていたものがまるで違った意味を持って世界がはんこ

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ぬするように組み替えられてしまうこれが伏線なんですよねつまり世界はですね個人の

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レベルではですね主観的に実存的に存在しているわけですところがそれを俯瞰して全体

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に視野を広げた途端にですね

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まるで異なった意味を持つということがあるわけなんですよねフクゼンという話でです

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ね私が感動した作品はですねアンリー環

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国の2012年の映画ですね life of 会という作品です

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これはね一見とても通算のしないように実は見えるんですよねいくらなんでもねそれは

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言えないだろうというようなですね

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お話にしたってその作品の中でのリアリティライン

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がちょっと破綻しているというようにしか見えないんですね

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でねまぁあって思いながら見ているとですね最後のね

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10分くらいで実はそのずさんに思えた部分がすべてですね

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仕組まれたものだったということがわかるんですねたった一人で寝取らと一緒に海を

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漂流するという少年の話なんですけれども

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あの一人で少年は表裏

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しますからその航海の間はですね彼一人の主観なんですよね

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あの映画のほとんどはその彼の主観による荒唐無稽なファンタジー冒険譚として描か

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れるわけですでもその漂流が最後に終わってですね

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陸地にたどり着いてですね保護されるとその保護した人たち

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つまりか人がですねその彼の冒険を

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検証するんですねそうすると今まで少年の一人称で描かれていた世界が他人の目から見

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たら実はまるで意味を変えてですね

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とても残酷な世界だったんだということが分かるということ時になっているんですね

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これは見たときにですね私はちょっと触れましたこれが伏線だと思ってね

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未定の方は御覧

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ください画面にすべて写ってますがその見え方だけがある種隠されていて見え方が提示

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されると今まで見ていた全部のものの意味がひっくり返ってみるというすごい作品に

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なってますまあネタバレかもしれませんけどね

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2012の映画ですから秦くださいそんなわけで円環構造というのはですね形式として

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は昔からあったんだ

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けれどもそれが構造としてね意識され機能しと言えるのはですねその構造の中に生きる

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一人一人の自意識が目覚めた実像の世界行こう

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近代以降だと言えますねあの主観という概念が現れたことで初めてそれに対応する形で

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客観という概念が誕生したわけだからです

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そんなわけで学上の10月公演インテグラルのかとかそれね13人

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姉妹のボスかの元ネタを紹介してきたですねこれ予習もロープロそのヘビがですね

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自分のしっぽを食べてグルグルグルグル回るようにですね第1回の神に戻ってきた

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ところでも開かれて終わるわけですね

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美しいですね円環構造猫のどんなね公開されるのは多分水曜だと思うんですけど

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その翌日の木曜がまあこの舞台の初日なんでスターなんですかねタブンネ完売のか

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にも出てるんですけれどもねあの先のあるかよねどう実現も出ますしぜひねチケットお

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求めくださいませ

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公園のね終わりましたらまだ通常の主題曲賞の受賞者について

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ますラボもね再開しますのでチャンネル登録もしておいてください

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では劇場でお会いしましょうそれでは狭

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哲学物語分析円環構造実存主義神話シジフォス文化批評ストーリーテリング演劇視点変換
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