高学歴エリートでもホームレスになってしまう米国社会のホームレス問題

僕らの知らない物語
9 Feb 202310:19

Summary

TLDRアメリカは経済的に強大な超大国であり、世界で最も大きな影響力を持つ。しかし、その闇にはホームレス問題が存在する。2022年の推計では、58万人以上のホームレスがおり、不法移民を含めれば250万から350万人に達すると言われている。ニューヨークやロサンゼルスなどの主要都市では、ホームレスの割合が非常に高い。アメリカのホームレス問題は長い歴史があり、産業化や経済恐慌、戦争の後遺症などが原因となっており、近年では深刻な社会問題となっている。バイデン大統領は対策に1兆円を超える予算を投入すると発表したが、問題の解決には骨抜きの政策ではなく、社会復帰の支援が求められる。

Takeaways

  • 🌐 アメリカは1991年のソ連崩壊後、世界で唯一の超大国となり、経済、軍事、政治、文化、教育など多くの分野で大きな影響力を有する。
  • 🏙️ アメリカのGDPは世界一で、国土面積は世界3位、人口は世界3位で、1人当たりの所得も世界7位と経済的な豊かさがある。
  • 💵 アメリカの基軸通貨である米ドルは世界通貨取引の40%以上を占めており、世界経済は米ドルを中心に回っている。
  • 🌆 アメリカのニューヨークやシカゴ、ロサンゼルスなどの大都市は摩天楼と華やかな夜景で知られ、多くの人々を魅了している。
  • 🏠 アメリカには深刻なホームレス問題があり、2022年現在で58万人以上が無家可帰とされている。
  • 📈 アメリカのホームレス问题是は20世紀初頭から続き、産業化と経済の変動と関連して問題が拡大している。
  • 🌉 アメリカの主要都市では、特にニューヨークやロサンゼルスなどではホームレスの割合が高く、日本の東京に比べて8倍に達する。
  • 🎓 アメリカのホームレスの中には、教育水準が低い不法移民が多く含まれており、彼らは就職が難しく、ホームレスになる割合が高い。
  • 💼 2008年のリーマンショックやイラク戦争、アフガニスタン戦争による帰還軍人など、経済的、社会的要因がホームレス増加に寄与している。
  • 🏦 アメリカ政府はホームレス問題に対処するために予算を投入し、対策を講じているが、根本的な解決には至っていない。
  • 👥 アメリカのホームレス問題は単に個人の失敗だけでなく、社会構造の問題も大きく影響しており、社会復帰の支援が求められている。

Q & A

  • アメリカのホームレス問題はどのような経緯で発生しましたか?

    -アメリカのホームレス問題は20世紀まで深刻ではありませんでしたが、1929年の世界大恐慌を契機に急増しました。経済崩壊により失業者が大量に発生し、多くの人々がホームレスとなりました。

  • ホームレス問題が特に大都市で深刻な理由は何ですか?

    -大都市には移民が集中し、不法移民や低所得者層がホームレスになるケースが多いためです。また、ニューヨークやロサンゼルスのような都市では生活費が高く、ホームレス問題がさらに悪化しています。

  • ホームレス問題に対してアメリカ政府はどのような対策を取ってきましたか?

    -政府はスラム街を住宅団地に建て替えるなどの対策を講じてきましたが、これらは一時的なものであり、根本的な解決には至っていません。最近ではバイデン大統領が1兆円を超える予算を投入する方針を発表しました。

  • ホームレス問題が増加した原因には何があるのでしょうか?

    -世界大恐慌やリーマンショック、イラク戦争・アフガニスタン戦争からの復員兵の失業、また不法移民の増加が原因として挙げられます。特に戦争後遺症に悩む元軍人が多くホームレスとなっています。

  • ニューディール政策はホームレス問題にどう影響しましたか?

    -ニューディール政策は経済を回復させましたが、ホームレスや失業者を完全には救済できませんでした。企業は回復したものの、労働者の解雇が進み、ホームレスの数は増加しました。

  • ホームレス問題と犯罪の関係はどのように説明されますか?

    -多くのホームレスは路上生活が困難なため、刑務所に入るためにわざと犯罪を犯すケースが多いです。また、路上で一般市民を襲う通り魔的な犯罪も増加しています。

  • ホームレスの再発を防ぐためにはどのような対策が必要ですか?

    -住宅を提供するだけでなく、ホームレスが社会復帰できるような支援が必要です。就職先の提供や生活スキルの向上が求められます。単に住宅を建設するだけでは根本的な解決になりません。

  • ホームレス問題は他の国でも深刻ですか?

    -アメリカだけでなく、多くの国がホームレス問題を抱えています。しかし、アメリカは特に大都市でホームレスが多く、他国に比べて問題が深刻化しています。

  • ヒッピー文化がホームレス問題に与えた影響は何ですか?

    -1960年代に登場したヒッピー文化は、家や金があっても路上で生活する人々を生み出しました。特にドラッグに依存したホームレスのイメージがこの時期に定着しましたが、ヒッピー文化の衰退とともに再びホームレスが増加しました。

  • 不法移民とホームレス問題の関連はどのように説明されますか?

    -不法移民の多くは貧しい国から来ており、教育水準が低いため就職できず、ホームレスになるケースが多いです。大都市に移民が集中することで、ホームレス問題がさらに深刻化しています。

Outlines

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🏙️アメリカのホームレス問題

アメリカは世界で唯一の超大国となり、経済、軍事、政治、文化、教育など多くの分野で大きな影響力を有する。しかし、アメリカには多くの社会問題があり、特に深刻なのはホームレス問題である。1991年のソ連崩壊後、アメリカは世界経済の中心となり、米ドルは主要な国際通貨となり、アメリカは多くの外国人を積極的に受け入れている。しかし、アメリカの主要都市には多くのホームレスが存在し、2022年の推定では58万人以上がホームレスである。この問題は20世紀に遡り、産業化の進展と経済変動、特に1929年の大恐慌により、失業者や借金に追われた人々が道端に溢れた。ルーズベルト大統領はニューディール政策を通じて経済を回復させたが、失業者の救済には失敗し、ホームレスは増加した。

05:00

🌆アメリカの都市とホームレス

アメリカの都市は、特にニューヨーク、ロサンゼルスなどの主要都市では、ホームレスの数が他の国と比べて非常に多い。1960年代にヒッピー文化が登場し、薬物使用や路上生活が増加した。しかし、この文化は衰退し、アメリカ経済は成長を続けたが、ホームレスの数は再び増加した。特に不法移民が多く、教育水準が低いため、ホームレスになるリスクが高くなっている。政府はスラム街の改善を試みたが、一時的な解決策に過ぎず、ホームレスの問題は依然として存在する。2008年のリーマンショックやイラク戦争、アフガニスタン戦争の影響も加わり、ホームレスはさらに増えた。バイデン大統領はホームレス対策に予算を投入すると発表したが、問題は依然として深刻である。

10:03

🏠アメリカのホームレス対策

アメリカのホームレス問題は、経済的、社会的要因が複雑に絡み合っており、近年は社会全体の問題視されており、深刻な問題となっている。ホームレスは路上生活を余儀なくされ、犯罪に陥るケースも多く、一般市民の安全にも影響を及ぼしている。アメリカ政府は公共住宅の提供を試みたが、職業の提供や住宅の管理が不十分で、問題は解決されていない。ホームレス対策は必要不可欠であり、自立する方法を提供することが重要だ。しかし、骨抜き政策では税金の無駄遣いで、問題解決には十分でない。

Mindmap

Keywords

💡アメリカ

アメリカは本動画の中心となる国であり、世界で唯一の超大国としての地位を占めています。アメリカは経済、軍事、政治、文化、教育など多くの分野で世界で最も大きな影響力を持つ国とされています。動画では、アメリカの経済力や文化的な魅力について触れながら、同時にアメリカ社会の深刻なホームレス問題にも焦点を当てています。

💡ホームレス

ホームレスは動画の主題であり、アメリカ社会の深刻な社会問題の一つとして取り上げられています。アメリカの主要都市では路上に多くのホームレスが見られるとされ、その数は不法移民を含め推定250万から350万人と言われています。動画では、アメリカの経済大国としての地位と、その反面に浮かび上がるホームレス問題とのギャップに焦点を当てています。

💡アメリカンドリーム

アメリカンドリームはアメリカ社会において誰でも平等な機会を得て成功をつかむことができるという概念です。動画では、アメリカンドリームを求めて多くの人々がアメリカに渡るが、その夢を叶えられずにホームレスになる者もいると指摘しています。アメリカンドリームはアメリカの魅力の一つですが、同時にその夢を追う人々にとっては現実味の薄いものとなっていると言えます。

💡ニューディール政策

ニューディール政策はルーズベルト大統領によって1930年代の大恐慌を克服するために導入された政策です。動画では、ニューディール政策がアメリカ経済を回復させた反面、失業者を救うことはできなかったと指摘しています。また、主要都市にホームレスやスラム街が増え始めた時期と関連付けられています。

💡第二次世界大戦

第二次世界大戦はアメリカ経済の急速な成長をもたらし、アメリカを世界的な超大国として確立させた重要な歴史的事件です。動画では、戦争後のアメリカ経済の成長と同時に、大都市のホームレスが大幅に減少した時期を紹介していますが、その後も再び増加し始めた背景にも触れています。

💡ヒッピー文化

1960年代にアメリカに登場した反主流文化の一つで、家や金にとらわれずに自由を求める思想が中心です。動画では、ヒッピー文化が衰退した後、アメリカ経済は成長を続けたものの、ホームレスは再び急増し始めたと説明しています。ヒッピー文化はホームレス問題に新たな次元を加えたとされています。

💡不法移民

不法移民はアメリカのホームレス問題に大きく関与していると動画で指摘されています。不法移民は貧しい国出身が多く、教育水準が低いため、ホームレスになるリスクが高くなります。彼らはアメリカ社会への適応が難しく、就職が難しくなり、ホームレスの数を増やす要因となっています。

💡リーマンショック

2008年に起こったリーマンショックは世界経済に大きな打撃を与え、アメリカのホームレス問題にも悪影響を及ぼしました。動画では、リーマンショックがアメリカのホームレスを急増させた要因の一つとされており、その結果、ホームレスの増加が社会問題としてより深刻化したと説明しています。

💡軍人出身のホームレス

軍人出身のホームレスはアメリカのホームレス問題における重要なグループです。動画では、イラク戦争やアフガニスタン戦争から帰ってきた軍人の中には、戦争の後遺症で就職できずホームレスになる者がおり、アメリカ議会の調査によると不法移民を除くホームレスの約4分の1が軍人出身だとされています。

💡ホームレス対策

アメリカ政府はホームレス問題に対処するために様々な対策を打ち出していますが、動画ではそれらが効果的であるかどうかについて疑問視されています。特に、住宅建設などの骨抜き政策は税金の無駄遣いであるとされ、ホームレスが社会復帰できるかどうかが問題視されています。動画は、自立する方法を学べるような支援が必要なと指摘しています。

Highlights

アメリカは1991年のソ連崩壊後、世界で唯一の超大国となり、軍事、経済、政治、文化、教育など多くの分野で影響力を持ち、史上最強の国の一つと言える。

アメリカのGDPは22兆9000億ドルで世界トップ、国土面積はロシアとカナダに次いで世界3位、人口はインドと中国に次ぐ世界4位。

アメリカは1人当たりの所得で世界7位、購買力平価GDPランキングでは世界2位を占めている。

米ドルは世界通貨取引で40%以上を占め、世界経済は米ドルを中心に回っている。

アメリカは優秀な外国人の受け入れも積極的で、アメリカンドリームを求める人々が違法な手段を用いてもアメリカに行きたいと感じる。

アメリカには多くの社会問題があり、特に深刻なのはホームレス問題である。

2022年現在、アメリカのホームレスは58万人余りで、不法移民も含め推定では250万から350万人に達すると予想される。

アメリカの主要都市では、ホームレスの割合が日本の東京に比べて8倍に達する。

アメリカのホームレス問題は20世紀に至るまで国民の福祉に積極的ではなく、世界的にも深刻であった。

1929年の世界大恐慌がアメリカのホームレス問題の爆発的な増加の原因となった。

ニューディール政策は経済は回復させたが、失業者を救うことはできなかった。

第二次世界大戦後のアメリカ経済は急速な成長を遂げ、社会全般的な福祉制度も確立された。

1960年代のヒッピー文化が登場し、家や金があるにも関わらず路上で生活する人が出てくる。

アメリカ経済は成長の一途をたどるが、ホームレスは再び急増し始めた。

不法移民の多くは貧しい国出身で教育水準も低いため、ホームレスになる人が多い。

アメリカ政府はスラム街を新たに住宅団地に建て替えたりと、一時的な解決策を試みたが、根本的な問題は解決されなかった。

2008年のリーマンショックとイラク戦争、アフガニスタン戦争がアメリカのホームレス問題を悪化させた。

バイデン大統領はアメリカのホームレス対策に1兆円を超える予算を投入すると発表した。

ホームレス対策の予算編成と失効で一番問題となるのは、彼らが社会に復帰できるかどうかである。

Transcripts

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今日は超大国アメリカの闇ホームレスに

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ついての話です

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1991年ソ連が崩壊しアメリカは世界で

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唯一の超大国となりましたアメリカによっ

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て世界秩序が再編され

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軍事や経済

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政治だけでなく

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文化や教育まで世界で最も大きな

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影響力を持つ国になります

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歴史上最も強い国になったと言えます

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GDPも

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22兆9000億ドルと世界トップで国土

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面積もロシアとカナダに次ぐ世界3位人口

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もインドと中国の次に続きます単に人口が

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多いわけではありません1人当たりの所得

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でも世界7位であり世界の購買力平価

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GDPランキングも2位となっています

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基軸通貨である米ドルは世界の通貨取引で

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40%以上を占めています世界経済は

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米ドルを中心に回っていると言っても過言

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ではありません

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優秀な外国人の受け入れも

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積極的ですアメリカでは誰でも平等な機会

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と成功をつかめるという意味のアメリカン

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ドリームを求め人々は

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違法な手段を使ってでもアメリカに行こう

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とします

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ニューヨークやシカゴロサンゼルスのよう

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な大都市の

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摩天楼と華やかな夜景は多くの人に

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アメリカに対する

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幻想を抱かせますしかしアメリカも多くの

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社会問題を抱えていますもちろん

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ユートピア社会を基準にしているわけでは

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ありませんアメリカが抱える深刻な社会

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問題の一つはホームレス問題ですアメリカ

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を旅行すると

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路上にホームレスがたくさんいるのを

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見かけます西武の都市に行くほど

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ホームレスも増えます

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2022年基準アメリカのホームレスは

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58万人余りで正確に集計されていない

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不法移民まで合わせれば

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約250万から

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350万人と推測されています

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特に

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ニューヨークロサンゼルスなどの主要都市

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の場合日本の東京に比べてホームレスの

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割合は8倍に達します単に数ではない割合

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がですなぜ

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経済大国1位のアメリカでこのようなこと

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が起きているのでしょうかアメリカの

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ホームレス問題は

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古い歴史を持っています20世紀になる

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までは国民の福祉に積極的ではなく世界的

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にもホームレス問題は深刻でした

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ホームレスはやりたい放題生きた奴らの

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成れの果てという認識で

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視線も冷ややかでしたよく勉強しないと

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あんな風になると言いますがとても

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偏見に満ちた言葉だと思います

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都市のホームレス問題は

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産業化が進むにつれ

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顕著になっていきます

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産業化に遅れた手工業や

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田舎から都会に上京したものの食につけ

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ない人々は物乞いをする

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放浪者になりましたイギリスでは実質的に

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は強制労働施設でしたが

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解決策として一種の求人である

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ワークハウスを作り自立した生活ができ

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ない人を

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収容したこともありました

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1700年代後半アメリカでも

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貧しい人々とホームレス問題が深刻になる

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貧しい人やホームレスを競売にかける制度

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が登場します

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落札されたホームレスは家政婦のように

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使われ子供たちも例外ではありませんでし

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たしかしこの頃はまだアメリカの

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ホームレス問題は今ほど深刻ではありませ

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んでしたアメリカでホームレスが爆発的に

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増えたのは1929年の世界大恐慌が原因

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です大恐慌でアメリカの労働市場は崩壊し

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失業者であふれ

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抱えきれない借金に追われ道端は

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絶望した人々でいっぱいでした

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ルーズベルト大統領は

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失業者を救済するために

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ニューディール政策を実施しました

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インフラ整備

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反独占

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労働法制定社会保障制度を通じて国家が

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経済と産業に

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介入し始めたのです

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修正資本主義社会への移行が始まったの

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でした

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ニューディール政策によりアメリカは世界

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大恐慌の波を乗り切ります同時に資本主義

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必然的に滅びるという社会主義とマルクス

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の言葉は間違っていることが

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証明されたのです

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ニューディール政策は企業を救済し

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労働者の賃金を保証しましたが

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失業者を救うことはできませんでした

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むしろ

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企業は工場を減らし

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労働者を

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解雇しました

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経済は回復しましたがアメリカの主要都市

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にはホームレスやスラム街がもっと増え

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始めました主要都市にできた貧民愛

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フーバービルはアメリカを強硬に陥れたと

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非難されたフーバー大統領の名に由来して

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います

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フーバービルにはマフィアが集まり始め

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犯罪が蔓延するようになりましたそして

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1939年第二次世界大戦が勃発します

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戦争で勝利したアメリカはより強く

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裕福な国になります超大国アメリカは第二

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次世界大戦から

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誕生したのです世界大戦後アメリカ経済は

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急速な成長を遂げ社会全般の福祉制度も

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確立していきます同時に大都市の

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ホームレスは大幅に

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減少しましたですが1960年代ヒッピー

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文化が登場します家や金があるにも関わら

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路上で生活する人が出てきたのですバチは

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ドラッグによったヒッピーで溢れます

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薬物に意識が朦朧としたホームレスの

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イメージはこの頃にできたものですしかし

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ヒッピー文化は総長くは続きませんやがて

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ヒッピー文化も衰退しアメリカ経済は

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成長の一途だったもののホームレスは再び

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急増し始めます

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理由は

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移民でした特に不法移民の多くは

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貧しい国出身で

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教育水準も比較的低かったのでホームレス

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になってしまう人が大半でした彼らの多く

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は犯罪を犯しアメリカ人は

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移民を差別的視線で見るようになり

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就職はもっと

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難しくなります

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就職できない移民はホームレスになり

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ホームレスの数はどんどん増える悪循環に

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陥ります大都市にホームレスが多い理由の

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一つが

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移民はとにかく大都市に集まるということ

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ですもちろんアメリカ政府が何もしなかっ

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たわけではありませんスラム街を新たに

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住宅団地に建て替えたりしましたが一時的

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な解決策に過ぎませんでしたホームレスは

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減らず大都市周辺の家を探すようになった

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のです

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政府は家を建てただけで

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就職先や住宅を管理したりはしませんでし

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たただの表を得るためのポピュリズム政治

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だったのですホームレスは公共住宅に入っ

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ても就職できず

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税金も払えませんでした

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代表的な例が

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プルーイットアイゴーです

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12,000人あまりのホームレスと

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低所得者のために作られた住宅団地

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ブルーイット愛護は

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団地自体がスラム化し

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犯罪の温床となります

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結局入居者は激減しダイナマイトで

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爆破されますですがまだこの時までは

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ホームレスはどの国も抱える社会問題で

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アメリカのホームレスのほとんどは不法

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移民でしたホームレスの集団に遭遇し

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なければ大きな問題もなく

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犯罪もほとんどは彼らの間で起こること

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でした

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ホームレスが普通に生活する人々の領域を

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犯すことはあまりなかったのですしかし

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ホームレス問題は近年になってアメリカ

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社会の使用問題になっていますとても深刻

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な問題として

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注目されているのです

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2008年

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リーマンショックでホームレスはまたもや

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急増しますもともと多かった状態から

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さらに増えたのです加えてイラク戦争と

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アフガニスタン戦争から帰ってきた軍人の

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多くが戦争の後遺症で就職できず

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ホームレスになりましたアメリカ

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議会の調査によると不法移民を除く

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ホームレスの約4分の1が

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軍人出身だと言います

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ホームレスは

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路上生活が

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犯罪につながります

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刑務所に行くためにわざと犯罪を犯す

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ケースもかなり多いと言います

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路上では物乞いしなくては食べ物が得られ

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寒さや暑さも耐えなければなりませんが

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収容所では食事も出る上寝所も安全だから

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ですそのため一般市民が

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犯罪のターゲットになります

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路上の通り魔になったホームレスに

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襲われるのです

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バイデン大統領はアメリカのホームレス

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対策に1兆円を超える予算を投入すると

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発表しました皆さんはホームレスをどんな

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視線で見ていますか人生に失敗した人や

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アリ地獄のような社会構造の被害者と

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考える人もいるでしょう

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ホームレス対策の予算編成と失効で一番

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問題となるのは彼らが社会に復帰できるか

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どうかです

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本人に社会復帰の意思がなくては

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支援する意味がありません

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犯罪を犯して投獄されても出所後ちゃんと

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生きていく人がいるように可能性がある

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限りホームレス政策は間違いなく必要です

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ただ住宅建設のような骨抜き政策では

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税金の無駄遣いで全く意味がありません

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自立する方法がわからないのではまた

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ホームレスに戻ってしまうでしょう

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アメリカの深刻なホームレス問題について

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でした

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アメリカホームレス社会問題経済歴史ニューディール戦争移民政策
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