【感動する話】ガリガリのホームレス母娘を放っておけずにボロアパートで風呂と寝床を用意してあげたら後日、解雇通知が…家に帰ると美人が「作戦開始するわよ」衝撃展開にｗ【いい話・朗読・泣ける話】
Summary
TLDR脚本讲述了一个在深夜偶遇的母子与主人公之间展开的温情故事。主人公是一个普通社会人，生活平凡却心地善良，收留了这对无家可归的母子。随着时间的推移，他们之间建立了深厚的情感联系。在经历了一系列的挑战和困难后，三人一起克服困境，最终找到了属于他们的幸福。这个故事展现了人性的光辉和社会的温情，是一部充满希望和感动的作品。
Takeaways
- 🏚️ スクリプトは、主人公が自分のアパートで偶然出会い、一晩を共にすることができる親子と出会い、彼らの悲劇的な状況を知る物語です。
- 👶 親子の女性は、主人公の元に現れた時、ボロボロでしたが、実は非常に美しい女性で、その顔立ちは驚くほど整っていました。
- 👨👧👦 主人公は、自己紹介で、趣味や彼女なし、金銭的にも裕福ではないという自己評価をしていますが、親子と一晩を過ごすことを決めました。
- 🎓 主人公は、大学を卒業し、借金を背負いながら働いている社会人で、毎月母親に少しでも仕送りをしています。
- 👩 主人公の母は、元気で酒を焼けている様子ですが、毎月の仕送りに対して感謝のLINEを送っており、主人公が心配しています。
- 💼 主人公は、会社での仕事に不満を持ちながらも、生活を送っており、忘年会帰りの出来事が親子の出会いを引き起こします。
- 👧 親の女の子、つぎちゃんは、大人しい子で、主人公との関係が徐々に親しくなる様子が描かれています。
- 💻 つぎちゃんは、プログラミングやウェブデザインに興味を持ち、主人公から与えられたノートPCで学んでいきます。
- 💼 主人公は、金山社長の息子との面識があり、会社での仕事と親子との出来事が絡み合っていく展開をしています。
- 🤝 主人公は、金山社長の息子と話し合いを持ち、親子との関係を明確にしようと努力していますが、金山社長の息子は否定的な態度を取る様子が。
- 🏡 ストーリーの後半では、主人公は会社を辞めて、親子と共同で新しい生活を始める決断をしています。
Q & A
脚本の主人公はどんな性格の人ですか？
-主人公は楽天的で、金銭的余裕はなくとも人生を楽しんでいる性格の人です。また、親切で、困っている母子を助ける優しい心の持ち主でもあります。
脚本で登場する母子はどんな状況を経験していますか？
-脚本に出てくる母子はホームレスの状態で、冷たい夜を過ごす羽目に逢っていました。母親は以前はいい暮らしをしていたと思われるが、今は生活に困窮しています。
主人公はどのようにして母子を助けることにしましたか？
-主人公は真冬の深夜にボロアパートの前に現れた母子を、一晩だけ家に泊めてあげることにしました。その後、彼らとの関係が深まり、一緒に生活することにしました。
脚本の中で主人公が直面する大きな決断とは何ですか？
-主人公が直面する大きな決断は、金山社長の息子からの不正解雇を受けて、自らの会社を立ち上げるかどうかの選択です。
脚本のタイトルは何ですか？また、それはどんな物語を展開していますか？
-タイトルは「ボロアパートのクリスマスギフト」です。これは、主人公が偶然拾った母子と出会ったことで人生が大きく変わっていく、感動的なクリスマスの物語を展開しています。
脚本の中で主人公はどんなお仕事をしていますか？
-主人公は旅行関係の総合色をしている会社で働く社畜です。しかし、不正解雇されることになって、自らの会社を立ち上げる決断をします。
脚本で金山社長の息子はどんな人物ですか？
-金山社長の息子は、脚本の中では、主人公の元上司であり、母子を冷酷に扱う非道な人物です。主人公に対しても不正解雇を行っており、最終的には金山社長に責められることになります。
脚本の結末では、主人公と母子はどのような関係にありますか？
-結末では、主人公は母子を家族のように思い、彼らを守る決意を固くしています。特に娘のつは、主人公を父親のように慕っています。
脚本の中で主人公が立ち上げた会社はどのような業種ですか？
-主人公が立ち上げた会社は、観光地の土産物や宿泊施設の食事などを取り扱うECサイトです。パンデミックの中でも事業を拡大し、順調に成長しています。
脚本の最終シーンで、つはどんな未来について語っていますか？
-最終シーンでは、つは10歳になった時にアメリカに留学したいと語っています。ギフテッドの才能を開花させるため、アメリカの特化した学校で学びたいと思っています。
Outlines
🌙 真冬の出会い
深夜、ボロアパート前に現れたボロボロの母娘。彼らを一晩止めてあげることを決めた主人公は、彼らの顔を見ると驚くほど美しい女性と幼い女の子だった。主人公は大学を卒業し、借金を背負いながら働いているサラリーマンで、家族とのつながりも弱い。この出会いは、彼の人生に大きな変化をもたらす。
🏠 一晩の宿屋
主人公はホームレスのようだった母娘を自分のアパートに一晩泊めてやる。母は元々生活がよかった様子だが、何らかの事情でホームレスになっていた。主人公は彼らの生活費を負担し、毎晩一緒に夕食をとるように。母娘との共同生活が始まり、主人公の生活にも変化が訪れる。
👩👧👦 家族のような食卓
主人公と母娘が夕食を共にする光景が家族のようだ。主人公は家族で食事する経験がなく、母娘が加わった生活に少しくすぐったい気持ちになる。しかし、彼らとの生活は彼に新しい感覚を与え、つがいの女の子は大人しくて主人公のことを警戒しないようになる。
📚 つちゃんとパズル
主人公はつちゃんとパズル遊びを始める。つちゃは最初は戸惑いながらでも、主人公と協力してパズルを完成させる。この小さな成功体験がつちゃんにとって大きな自信に、そして主人公との関係もさらに親密になる。
💼 失業と新しい可能性
主人公は会社から解雇される。しかし、この出来事がきっかけで、主人公は新しい人生の可能性に向き合う。アンナとつちゃんとの出会いが、彼の人生に大きな転機を提供し、新たな道を模索する。
🚀 立ち上がったビジネス
主人公たちはECサイトを立ち上げ、観光地の土産物を取り扱うビジネスを開始。パンデミックの影響で最初は厳しいが、徐々にビジネスは成長。つちゃんとアンナの才能がビジネスに寄与し、成功を収める。
🌟 ギフテッドの光
つちゃんは知能検査でギフテッドと判断される。この結果は主人公やアンナにとって衝撃的で、彼らはつちゃんの特殊な才能を認め、彼が周りと異なることを理解し始め、受け入れていく。
🤝 金山の提案と拒絶
金山社長の息子が主人公の会社を買収したいと提案する。しかし、主人公はこの提案を拒否。金山社長の不当な解雇を謝罪し、今後彼ら親子と無関係であることを約束する。
🏡 家族の形
主人公はアンナとつちゃんと新しいマンションに引越す。彼らの生活は安定し、つちゃんも成長し、小学校に通う。しかし、つちゃんは学校での集団生活に苦しんだり、個性的な才能を伸ばすことが難しかった。
🎄 クリスマスの贈り物
クリスマスの夜、つちゃんとアンナは主人公に驚きの告白をする。彼らはアメリカに留学したいと言い、主人公は寂しさと感動で涙する。しかし、彼らの気持ちを受け止め、新しい道を共に歩むことを決心する。
💖 愛と新たな旅立ち
つちゃんは主人公を父親のように思い、アメリカ留学を決心。アンナもその意思を確かめ、主人公は寂しさと愛情に涙する。しかし、彼らの愛情と新しい旅立ちへの期待が、主人公の心を温かくする。
Mindmap
Keywords
💡ホームレス
💡シングルマザー
💡社会人
💡リモートワーク
💡忘年会
💡親子
💡奨学金
💡解雇
💡起業
💡ECサイト
💡忘年会
Highlights
主人公は真冬の深夜、ボロアパートの前に困っている親子二人を見つけ、一晩の宿泊を提供する。
親子は美しく整った顔をしている美人と幼い女の子で、ホームレス状態で1週間以上生きていたことが明らかになる。
主人公は大学を卒業し、借金を背負いながら社畜として働いている。
主人公の母親は偉大な努力を通じて高校卒業までを可能にし、その後も働いている。
主人公は親子との共同生活を通じて、家族のような温もいを再発見する。
つぎちゃんは5歳で、非常に大人しい子供で、主人公との関心を集める。
つぎちゃんは主人公が提供したPCと本を独学し、プログラミングやウェブデザインに興味を示す。
新型ウイルスの影響で主人公はリモートワークを開始し、親子との生活がより密接になる。
アンナ（母親）は主人公の会社社長の息子との過去を明かし、つぎちゃんの父親である社長の息子との関係が問題となる。
主人公は会社で金山社長の息子と対面し、つぎちゃんの父親性について問いただす。
主人公は不当解雇されるが、アンナとつぎちゃんとの共同生活を通じて新しい人生の可能性を見出す。
三人は新しいECサイトを立ち上げ、旅行業界の混乱を利用して成功する。
つぎちゃんは知能検査を受け、ギフテッド（才能のある子供）であることが示される。
金山社長が登場し、自分の息子の行為に気付く。主人公と親子の未来が決着をつける。
主人公の母親は主人公が起業する際に経済的な支援を提供する。
つぎちゃんはアメリカに留学を希望し、主人公はその夢を支持する。
物語の結末では、主人公、アンナ、つぎちゃんは家族のような形でクリスマスを過ごす。
Transcripts
00:02せめてこの子だけでも一晩止めてもらえ
00:05ませんか真冬の深夜俺のボロアパートの前
00:10に現れたボロボロの格好をした親子今にも
00:14消え入りそうなこの親子を放っておくわけ
00:17にはいかないじゃじゃあ一晩だけ俺がそう
00:22言って改めて親子の顔を見ると驚くほど
00:26整った顔をした美人だった高なる鼓動を
00:31抑え俺はその親子と一晩を共にすることに
00:35なる俺の名前はたどろ巧金なし趣味なし
00:41彼女なしの荒さ野郎だついでに社畜母子
00:46家庭で育った俺はまあテプレ的な貧乏家庭
00:51で育ったわけだが母親の涙ぐましい努力の
00:54おかげで高校まで行くことができた高卒で
01:00働くつもりだった俺に大学卒業していい
01:04会社でしっかり稼いで母ちゃん楽させてよ
01:09そんな酒焼け声に尻を叩かれ大学受験に
01:13挑んだ俺は無事大学に合格卒業と同時に
01:19奨学金という借金を背負って現在社畜街道
01:23をだらだらと歩いている働き出してから俺
01:27は毎月母ちゃんに少ないながらもも仕送り
01:30をしているが俺の尻を叩いた塔の本人は今
01:35も元気に酒焼けした声で働いているため
01:39まだまだ私も若いんだからあんたに頼ん
01:42なくっても大丈夫だなんて強がっている
01:48それでも毎月の仕送り後にはありがとうと
01:52いつまで立ってもなれないLINEが届く
01:55あり我が母ながらちゃっかりしている
01:59たまにするとたまに帰ってきたらいいもん
02:03食わせてよねそう笑う母ちゃんの目尻のし
02:07は毎年深くなっている気がするそんなこと
02:11言ったら粗暴な母ちゃんはきっと俺の頭を
02:15叩くだろう学のない母ちゃんが女で1つで
02:19俺を育てるのは大変だっただろう大学2歳
02:24行けばずっといい給料でずっと楽な暮らし
02:28ができるはずそう思って俺を大学まで行か
02:32せた母ちゃんには俺が低賃金で馬車馬の
02:36ごとく働き小学金の返済もギリギリで
02:40暮らしている現実を愚痴ることはできない
02:44悲観的に聞こえるかもしれないが母ちゃん
02:47譲りの俺の性格は生きてるだけで丸儲け
02:51なるようになるさ自分で言うのもなんだが
02:56お気楽なこなかれ主義だと思うこの性格の
03:00おかげか金がないこと以外はまあうまく
03:04人生を過ごしているのではないだろうか
03:07パっとしない漫画の主人公にはなれない
03:11モブキャラとも言えるただモブキャラと
03:14いうのは現実世界にとってはとても重要で
03:19こいつらが世の中の秩序を守り理不尽に
03:23耐えることで世界は回っている主人公だけ
03:27の世界なんてあるわけがないのだ
03:31酸味12月24日深夜1時会社の忘年会と
03:37いうのはほぼ強制参加だ社畜の俺も
03:41もちろん参加しないわけもなくただでさえ
03:44忙しい年末にさほど好きでもない酒をよく
03:49知りもしない会社の人間たちと飲みかわし
03:52ほろ酔い状態で白い息を吐きながら家地に
03:56ついてい
03:58たでいたはずの熱はいつの間にか冷え切っ
04:02ていて体の芯から冷えるような寒さに雪の
04:07気配を
04:08感じる先月半ばに今期は弾頭となりそう
04:13ですなんて言っていた天気を奉仕の
04:16お姉さんは明日のテレビで何と言い訳する
04:20のだろう明日起きたら大行で電車止まん
04:24ねえかな社会人が雪で期待すること1位と
04:28言っても過言じゃないであろうことを考え
04:31ながら我が城地区35年を超えたおぼろ
04:36アパートに到着した
04:39あのカンカンと音のなる階段を極力音が
04:44鳴らないように登る俺に階段の下から声が
04:48かかるまさかこんな深夜に人から声をかけ
04:52られるとは思わずしかも足元からの声に
04:56ビクッと体がばっ
04:58たの下の暗闇にいたのは女性だったしかも
05:04その横にはさらに小さな人影が寄り添って
05:08いるように見えるなんでしょうさすがに
05:12深夜に声をかけてくる人間に警戒心が
05:16湧き上がる家に入れてくれませんかえあ
05:23えっと頭の中を整理しようとすると一晩
05:28いえの始発前駅の校内に入れるようになる
05:33時間までだけでいいんです慌てて階段下
05:37まで走り込んできた女性が
05:39食い下がる壁の薄いアパート前で深夜に
05:43揉め事を起こすのは勘弁願いたい階段上
05:47まで登り切った俺ははあと白いため息を
05:52吐き声の方を振り向いた先ほどまで暗がり
05:56でよく見えなかった女性の姿がと点滅する
06:00蛍光灯の明りでぼんやりと見ることができ
06:03たすげえ美人思わず目を見張るほどの
06:08美しい女性に言葉がつまるせめてこの子
06:12だけでもお願いしますそう言って彼女が
06:17抱き寄せたのは幼い
06:19女の子母親譲りなのだろうか色その薄い
06:24色白の幼女は薄ぐらい中でも分かるほど
06:27ブルブルと震え色白の肌が青くさえ見える
06:32哀れな母子が寄り添う姿は非想感が漂い不
06:36謹慎にも俺にはそれが神秘的に映った
06:41マリア様かなんかの貝が見てこの時の俺の
06:45頭は寒さで冷めたと思った酔いが完全には
06:49冷めていなかったらしい
06:51ああじゃあ一晩だけでよければ自分の頭を
06:57ボリボリと描いて出たのは1泊の許可視界
07:01には白い雪になりきれないみぞれ雨が降り
07:05だしていたそれから数日後お帰りなさい
07:10ただいま仕事から帰宅した俺を出迎えたの
07:14はイブの夜に拾った美しい女性小あなだ一
07:19泊限定の宿屋のはずだったおぼろアパート
07:22は今も母子の宿屋となっているあの日
07:26酔っ払った頭で家に入れてしまった母子は
07:30明るい照明の下で見ればかわいそうなほど
07:33痩せていて聞けば1週間以上ホームレスの
07:38ような生活をしていたのだという持ち金が
07:42そこをついてきた頃にあの雪が降るほどの
07:46寒い夜を迎えてしまった
07:48らしい酔っ払って浮かれた思考だったとは
07:51いえ一度拾ってしまった母子をほっぽる
07:54ことができるほど俺は非常な人間ではない
07:58ただ母子がまとっている衣服がそこそこ
08:02小綺麗なのは元々はいい暮らしをしていた
08:05のではないかと推測
08:07できるこんな別品さんが子供と共に
08:11ホームレスになってしまった事情が気に
08:14なるところだがそれを知ったとこで俺には
08:17何もできないので特に聞いてはいない
08:21何よりこれ以上知るのはさすがにめんど
08:25くさいつむちゃんただいまお帰りなさ
08:30あんなの娘のつぎちゃんは5歳この少女は
08:34とても大人しかった幼稚園くらいの子供
08:38ってこんなに大人しいもんなのか母ちゃん
08:41に怒鳴られても鼻を垂らして走り回ってい
08:44たような自分と比べるのもどうかと思うが
08:48大人しすぎるように思えるそれどころか
08:52この年にして俺の目を気にして遠慮して
08:55いるようにさえ感じるのだそしてたまに驚
08:59ほどに大人び喋りをする遠慮なのか警戒な
09:04のかこの数日でこの子の笑った顔俺はまだ
09:09見たことが
09:10ない今日もうまそうたくさん食べて
09:14くださいね小さなテーブルには毎日夕食が
09:18準備されるようになった母子をそのまま家
09:22に置いているのはこの食事があるからと
09:25言ってもいいかもしれない正直母2人が
09:29プラスされたのは金銭的にかなりきついの
09:32だがまあどうにかなるだろう深く考えない
09:36のが俺の長所だ食卓には食欲を刺激する
09:41香りの生姜焼きが置かれているこうして
09:45毎晩のように温かな夕食を俺と母子の3人
09:49で囲む様はまるで家族団欒の食卓って
09:53こんな感じなんだな思わず口をついた言葉
09:56に俺の前で食事をしていたがきょとんとし
10:00た顔で俺を見たあいやうまいね生姜焼き俺
10:06は慌てて生姜焼きを口にほって見せ
10:10たみんなで食べるご飯っておいしいですよ
10:13ね母子家庭だった俺は家族で食卓を囲んだ
10:18経験がない母ちゃんは仕事で夜いないこと
10:22が多く1人で飯を食うことが一番多かった
10:26俺の言葉を特に否定することなくふんわり
10:29と笑ったあんなに俺はどこかくすぐったい
10:33気分になる悪くねえ気恥ずかしさを
10:37ごまかすようにすすった味噌汁の優しい味
10:40は俺好みだ夕食を得俺が動画を見ながら
10:45ダラダラしていると部屋の隅でカチカチと
10:50心地のいい音を立てるつちゃんに気がつい
10:53たここ数日幼児が読むには早すぎると思わ
10:57れる難しそう本を読んでいる姿しか見てい
11:01なかったので何をしているのかと気になり
11:04声をかけたつちゃん何それ
11:08あ
11:10パズル声をかけられて驚いた様子のつぎは
11:15少し躊躇しながら手元のものを見せてくれ
11:18たパズルと言ってもピースをはめて絵を
11:21完成させるパズルではなく木でできた様々
11:25な形のピースを指示されたピースのみを
11:28使い型の中にはめていくというものらしい
11:32遊び方は簡単ないわゆるチークガングに俺
11:37は高奇心からつに説明をしてもらいこの
11:41パズルに挑戦してみたが難易度を上げると
11:45これがかなり難しいげもなくパズルの前に
11:50あで座り込み頭をひねる俺につは最初こそ
11:55戸惑っているようだったが次第に一緒に
11:58なって遊び出した
11:59これをこううおすげえ最終的には高男易な
12:05ものもサクサクとピースをはめていくつに
12:09俺は自分で考えるのを放棄して関心して
12:12しまったつぎ
12:15変変じゃないよこんな難しいの簡単に
12:19できんのすげえよ俺にはできないもん俺の
12:24声に不安そうな瞳を向けていたつの表情は
12:28パッと明るくなった
12:30初めて見る笑った顔は年相応に見えてその
12:34顔になんだか俺まで嬉しくなって俺たちは
12:37パズルで一緒に遊ぶのを続けたその日から
12:41は俺への警戒心がやいだのかつは俺とよく
12:45話してくれるようになったたっくんこれ見
12:49てもいいつが指さしたのはプログラミング
12:53やウェブデザインの本無趣味な俺が何か身
12:57につけようと何年かに思いつきで買った本
13:00だ5歳のつには難しすぎるようにも思うが
13:05特に断る理由もないのでとりあえず一番
13:09簡単であろう小学生向けの初球本を進めて
13:12おいた他のも好きに読んでいいよこの
13:15パソコンも好きに使っていいぞ俺は
13:19せっかくならと自宅で埃をかぶっている
13:22ノートPCも
13:24渡すまあつの暇つぶしになればいっか
13:28そんな軽気持ちで渡したがこの日からつは
13:32本とPCに夢中になっていったこの年はみ
13:37の年となった新型のウイルスが蔓延した
13:40ことで世界中がパニックに陥ったのだ日本
13:44でもそれは同じで2月の中頃には様々な
13:48会社でリモートワークが実施され始め旅行
13:52関係の総合色をしている俺もリモート
13:56ワークとなったお昼食べますか昼の12時
14:00を過ぎ2経のアパートの一部屋で仕事を
14:03する俺に襖を少し開けながらこそっと聞い
14:07てくるあんな今お昼休みだから普通に話し
14:11て平気だよそう言って俺はあんなが作って
14:15くれた昼飯を食べることにした確認したい
14:19資料を持ったままテーブルの前にあで座る
14:23と目の前にオムライスが用意される贅沢
14:27ランチだなありがとう
14:29普段カップ麺などで済ませていた昼食が
14:32リモートワークで思わぬグレードアップを
14:35したあんなの作る料理はうまいのでこれ
14:38だけは素直に嬉しく思う喜んでもらえて
14:42よかった書類にケチャップがつかないよう
14:45に気をつけてね以前よりも砕けた口調で
14:49話すようになったアンナは何を食べても
14:52うまいと食べる俺の様子を見ているのが
14:55楽しいらしく今日もお茶を飲みながら
14:59ニコニコと俺の食べる様子を見ているそれ
15:03た君の勤めてる会社名ふと俺の書類に目が
15:08止まったらしいあんなが記載されている
15:11会社名を尋ねたそうだよ会社名行ったこと
15:15なかったな書類を見ながらの俺の返答に
15:19あんなが何も返さないため不思議に思った
15:22俺はあんなに目を向けたどうした顔色あ
15:28なんでも
15:29なんでもなくないだろう明らかに動揺して
15:33いるのに隠そうとするあんなに被せるよう
15:36に再度問いかけたその会社の社長の息子つ
15:41の父親な
15:43の十分な間を置いてからあんなはそう言っ
15:47た
15:49は金山社長の息子さんの
15:52ことつの父親ってあと金山社長の息子さん
15:57は結婚してたってこといや俺の知る限り
16:03あの人は独身のはずじゃと疑問不だらけに
16:07なる結婚はして
16:09ない席を入れた事実もない父親であること
16:14は間違いないけど認知もしてくれてない
16:18続いた内容に頭がついていかず言葉が出
16:22ないがもうすぐ昼休みが終わることに
16:25気づき続きは夜にと言って一旦話をを
16:29終わりにした午後の仕事は先ほどのあんな
16:33の言葉が頭をぐるぐる回りあまり集中でき
16:37たとは言えないがなんとか終わらせてつが
16:41眠った21時頃に話の続きを聞くことにし
16:45た私あの人の秘書だったの俺の会社の社長
16:51の息子金山県はうちの会社の役員という形
16:56になっている社長だがの経営しているアは
17:01その会社で社長秘書をしていたという秘書
17:05として働くうちに2人は深い中になって
17:08いき社長から恋人という明確な関係を示さ
17:13れることもなく続いた関係に不安を感じて
17:16いた頃につを授かった金山にそのことを
17:20告げるとうきでいるのまるで仕事の報告を
17:26受けるように確認されあんなが産みたいと
17:29いう意思を伝えるとはあじゃあ僕の
17:33マンションで暮らそうか認知ああするよ
17:37ちゃんと全部僕が時期を見て手続きする
17:40から安心してそう言われるまま金山の
17:44マンションに住みそのままつを出産した
17:49順調に見えた生活はつが3歳になって保育
17:53園に行き出してから崩れ出したという金山
17:57がほとんど家に帰ってこなくなりつが4歳
18:01になる頃他の女性との結婚話が出ていると
18:05いうことを告げられたここに至るまでに
18:09あんなと席を入れずつのことを認知さえし
18:13ていなかったのだ金山には妊娠中に何度も
18:17何度も問い詰めていたというただその度に
18:21理由をつけてはぐらかしそれでも
18:24食い下がったあなに言ったのはあんまり
18:27聞き分けないなら出ていきなよ子供の認知
18:31はしないよいいの父親のいない子供なんて
18:35かわいそうだよね僕の言うことをちゃんと
18:38聞いてくれるなら認知もするしタイミング
18:42を見て親にもちゃんと言って入籍もするよ
18:46どっちがその子のため問いかけるように入
18:49話で選択肢を与える言い方は実に残酷だ
18:54そのうちにあんなは洗脳されたように金山
18:57に何も言わず
18:59その異常さも分からなくなってしまってい
19:02たそんな状態でつが5歳になった去年の
19:0712月何も持たないままマンションから
19:10追い出されたのだすでに両親が多していた
19:14あんなには頼れる人間はおらず俺と出会う
19:19までの1週間以上ホームレス状態で生きて
19:22きたというのだあんなの話を聞いていた俺
19:25は呟いたありえねえだろそんなの泣きそう
19:30な顔のあんながへらと笑って俯いた私が
19:35悪いの席を入れてほしいことも妊娠中は
19:39ずっと言い続けてたのでもその度に
19:42はぐらかされて食い下がったらつを認知し
19:46ないって言い出して最終的に何も言えなく
19:50なってたつのためって思って言えないで
19:54ちゃんとしてこなかっ
19:56た結果的にそれが一番あの子を傷つける
20:00ことになっちゃって本当バカだよねそんな
20:04になるまであんな人のことを信じて母親
20:09失格細い腕が震えるほど自分の手をぎゅっ
20:14と強く握るあんなの姿が
20:16痛々しい金山さんのことはよく知っている
20:20俺が知る限り社長の息子ということを鼻に
20:24かけず部下にも優しく接してくれる人だ
20:28あんなの言うことは本当なのだろうか別人
20:32なのではないだろうかとりあえず
20:35さ金山さんと話そうよ俺金山さんと面識
20:40あるからなんとか時間作ってもらえないか
20:43頼んでみるようんでももう住んでた
20:47マンションは解約されてて彼の会社に直接
20:51行くしか俺がアを取り付けるちょうど今週
20:55の出勤の日に役員会議があってうちの会社
20:59に金山さんも来るはずだからそこで声を
21:03かけるよだから待っててでもた君をこれ
21:08以上巻き込むなんてもう今更じゃね
21:12乗りかかった船
21:13だろうんありがとう数日後週1回程度に
21:19なっている出勤日この日は役員会議がある
21:23俺は会議が終わるのを待って金山社長の
21:27息子に声をかけた金山さん少しお話
21:32よろしいでしょうかうん田所君久しぶりだ
21:36ねどうしましたそこまで大きくはない会社
21:40総合色でジムフロアにいる人間の名前は
21:44しっかりと覚えてくれている上司として高
21:48印象の男だ柔らかく話しやすい雰囲気の
21:52コミュニケーション力のある人で正直俺は
21:55悪い印象がないいやなかった昨日あんなの
22:00話を聞くまでは衝撃的だったあの話が全て
22:04本当だとすると相当なゲス野郎ということ
22:08に
22:09なる今こうして声をかけても本当にこの人
22:13がと半身半疑
22:16だ近いうちにお時間いたいて会ってもらい
22:20たい人がいるのですがえ僕にかいどこかの
22:24取引先
22:27いえという女性です不思議そうな顔をして
22:31いる息子の表情の変化を逃さないように
22:34まっすぐ顔を見てその名前を出したあ
22:39あっちの部屋で話そうか顔は笑ったままだ
22:43が乳な雰囲気が一気にトゲトゲしいものに
22:47変わったように感じるこいつはゲス野郎で
22:51間違いないかも
22:52な1番小さなミーティングルームに入って
22:56早々に口を開いたのは息子だ
22:59でその女性はなんで僕と会いたいのかな
23:03おそらく俺がどこまで知っているか計り
23:07かねているのだろう彼女と金山さんとの
23:11関係であれば彼女の要件には検討がつい
23:14てると思いますがどこまで知ってる君は
23:19彼女とどんな関係彼女とその娘が現在の
23:23状況になるまでの経緯は彼女とは友人です
23:29君は何が目的警戒し下手な現地を与えない
23:34ために言葉を選んでいるのか聞きたいこと
23:37だけを端的に聞いてくる彼女との話し合い
23:41の場を設けてもらうだけです断る必要ない
23:47冷たい言葉に俺は思わず反論してしまった
23:52実のお子さんなんですよね養育費を払う気
23:55もないんですかなんだ結局金を出せって
24:00こと僕の子供って彼女が言ったの僕の子供
24:05って証拠もないのになんで金を払うと思っ
24:08たの彼女に認知するって約束したんですよ
24:12ねえ僕そんな約束したのそれも彼女が言っ
24:17ていたの契約書がないものは保証されない
24:20よこれ契約の基本だって君なら分かるよね
24:25それは君が騙されてるとは考えなかったの
24:30彼女美人だよねいろんな男が騙されてそう
24:34だコつきでもあの顔があれば稼げそうだよ
24:38ねああんた何言ってんだ半笑いのゲス
24:43すぎるセリフにさらに煽られて俺は感情的
24:47になっていたそう怒るなよ冗談だよ冗談
24:52そんなに怒るなんて随分彼女に入れ込ん
24:55でるんだねま僕には関係ないけどとにかく
24:59僕に彼女と会う義務はないからね話は
25:04終わりだと言いたげな金山に俺は問いかけ
25:07た社長はこの件ご存知なんですか僕を脅迫
25:12するつもりかな金山の顔から初めて笑が
25:16消えたバカか俺はこれじゃ完全な握手だ
25:22そう思っても出てしまった言葉はもう
25:24取り消せない上司を脅迫ね
25:28君自分の立場分かってないでしょ金山は
25:33再び乳な笑を浮かべて部屋を出ていった
25:38翌日リモートで自宅勤務中の俺のPCに
25:41届いたのは解雇通知だったやっぱりなそう
25:46来ると思った朝会解雇で来るかと思ったが
25:51それだと不当解雇としてこちらが訴えて
25:54くると考えたのか俺の勤務を労働の約束と
25:58した上での普通解雇にするあり用意秋冬と
26:02いったところか正直この普通解雇でも書面
26:07で通知せずメールなんかで通達している
26:10ことも含めて不当だということは可能だだ
26:14が超大手ならまだしもブラックな中小企業
26:18に対してそれをやるのはかなり骨が折れる
26:22しかもこの処分を下した相手は会社役員で
26:26あり社長のけなのは分かりきっている部が
26:31悪すぎるだろう規定通りの退職金と雇まで
26:35の残り1ヶ月の有給消化をしての1ヶ月分
26:39の給料も確約されているだけましかもしれ
26:42ないはあ参ったなPCメガネを外した俺は
26:48天を青いで1人ごちた私のせいで本当に
26:53ごめんなさい俺が自分で首突っ込んだんだ
26:56から別には
27:00俺はどこまで話すか悩んだがこれからの
27:03ことを考えても言わないわけにはいかない
27:06ので解雇になったことまで話した泣きそう
27:10になりながら頭を下げるあんなに俺は金山
27:14とあんなの話し合いの場を持てなかった
27:16ことを詫びたうんもういいのこのまま
27:21うじうじしていられないつのためにも助け
27:25てくれたた君のためにも
27:28アナの中で俺のためというカテゴリーが
27:31あることに驚いた俺は何もしてないいや宿
27:37かしてるから一応なんかはしてるけどでも
27:42うまい飯作ってくれてるしパート代も
27:45もらってるからほぼほぼチャラだろだから
27:48気にすんなありがとう本当にやっと笑って
27:52くれたあんなにほっとするさてこれから
27:57最終職だもうちょい条件いいとこ探すかと
28:02口では気楽に行ってみたものの俺は内心
28:05焦っていた今のこの状況じゃ次の仕事に
28:10すぐ着くのは難しいかもな退職は3月末
28:15あと1ヶ月以内で中途採用をしてくれる
28:18会社を探さなければしかも解雇されたみだ
28:22面接にこぎつけるまでに苦労するのが目に
28:26見えているそして何より今年のこの世界
28:30情勢どの業界も混乱している可能性が高い
28:34現に旅行関連の会社はすでに影響が出だし
28:38ているねえた君会社を自分で立ち上げる気
28:44ないは視線を中に漂わせ試案している俺に
28:49提案するように聞いてきたあんなの言葉に
28:53俺はポカンと口が開いてしまったやるって
28:57何のか
28:58漠然としすぎている突然の起業話に
29:02とりあえずあんなが言わんとしていること
29:04の先を促すことにしたた君に見て欲しい
29:08ものがあるのそう言ってあんなは隣の部屋
29:12でいつものようにPCを触っているつを
29:15呼んだつたっくんとこれをやりたいつは
29:21PCを開き俺に画面を見せてきたこれえ嘘
29:27だろ
29:28するでしょ一発逆転俺のリアクションに
29:32にんまりと笑うあんなの表情は今まで見た
29:36ことのないくらい明るく楽しそうだつも
29:40一緒に作戦開始あけに取られていた俺は
29:452人の楽しげな姿に笑って
29:47しまうそうだな3人で一緒に一発逆転の
29:52人生丸儲け目指してみるかここまで来たら
29:57なるようになるだ俺はこの賭に乗ることに
30:00したそれから1年近く経った俺たちが始め
30:05た事業は順調そのものだった俺たちが
30:09立ち上げた会社はいわゆるECサイトこれ
30:13まで観光地の現地でしか販売していなかっ
30:16た土産物や宿泊施設の食事などに目をつけ
30:20それらをメインに取り扱っている初めこそ
30:24観光協会や宿泊施設鉄道関連なに営業を
30:28かけるために本したが一向に収まる気配の
30:32ないパンデミックで外出自粛ムードが続い
30:35たこの1年は様々なところと契約すること
30:39ができたこれに関しては前職が役に立って
30:43いるとも言える立ち上げから1ヶ月もし
30:47ないうちに形となった会社は効果不果この
30:51世界情勢があって成功したのだそこから
30:55会社の事業を少し広げそれも動に乗ってき
30:58ているそしてこの会社の立ち上げの
31:02きっかけになったのはつのおかげだったつ
31:06はある種の天才だった俺の持っている本や
31:11PCを使い独学でサイトを立ち上げEC
31:14サイトで取り扱う商品を決めたつは世の中
31:20の流れを見ること先を見ることにけていた
31:24もちろん子供の発想なので突すぎる現実的
31:28な提案や穴のあるウェブ構成などまだまだ
31:31完璧とは言いがい荒いもも多かったがその
31:36発想力や早すぎるプログラミング能力には
31:39驚かされた会社は俺を代表としているが
31:43実質手掛けるきっかけとなった事業の発案
31:47は紡なのだ細かな作業や客先との取引に
31:52関してはアンナという優秀な営業件秘書が
31:55ついてくれている順調そのものに見えるが
31:59会社の立ち上げ当初は俺も頭を悩ませてい
32:03たそれはやはり資金の問題今や資本金0円
32:08から起業できる時代と言えど会社の設立に
32:12はそれなりに金がいる俺の少ない貯金や
32:16退職金で簡易的に起業できたとしても手元
32:21の金がマイナスではこの先不安すぎた家賃
32:25食費学金の
32:29生きていくのには金がかかるそして母親へ
32:32の仕送りもできなくなる俺は母親に会社を
32:37解雇になったことや会社の起業を考えて
32:40いること仕送りができなくなりそうなこと
32:43を電話で告げたあんた起業するってそんな
32:48状態でお金はあん
32:49のうんまあなんとかなるだろうとりあえず
32:54母ちゃんの生活は大丈夫そうか仕送り
32:58難しくなるけどあんた母ちゃんなめんじゃ
33:02ないよあんたに頼らんでも大丈夫って言っ
33:05ただろう強がってんじゃないよバカだね
33:10後日母親は俺に金を渡してくれたそれは俺
33:14が働き出してから母親に送っていた仕送り
33:18とほぼ同額だった成功したら海外旅行でも
33:23連れてきなあとそのうちあんたの大事な子
33:27たち連れてこっちに顔出しなもう本当に
33:31母ちゃんには頭が一生上がらないだろう
33:35すげえなツムこれ面白いよ久々に3人で
33:40定食屋に昼を食べに来た俺たちはマスクを
33:43したままアクリル越しに会話をするこの
33:47スタイルにもだいぶ慣れてきた俺の手元の
33:51タブレットに映っているのはパズルゲーム
33:54これはつが作ったオリジナルの無料ゲーム
33:57だつのプログラミング能力はさらに上達し
34:01ていた今度はねもっと物語のあるゲームも
34:05作りたいのこれまた大きな夢だいやこの子
34:11ならやりかねない今年から小学校に入るつ
34:15はこの1年で信じられないほど成長した見
34:19た目が少女になっていったのはもちろん
34:21話し方も元々しっかりしていたがさらに
34:24大人びたようだ会社が動にに乗って間も
34:28なく俺たちはあのおぼろアパートから
34:31引っ越してちょっとだけ小綺麗な
34:34マンションを2部屋借りた金銭的に余裕が
34:37出てもう俺と一緒に住む必要はなくなった
34:40ことは少し寂しく感じたがあんなが結局
34:45あなたの部屋で仕事することも多いから
34:48同じマンションに住むと言ってくれたのが
34:50嬉しかった先月ね発達支援センターの人に
34:55進められてつと一緒にメンタルクリニック
34:58に行ったのそこでウェクスラー式知能検査
35:02っていうのをやってギフテッドじゃない
35:04かって言われたわつは俺やあんななど気心
35:09が知れた人とは気楽に話すことができるが
35:12知らない人や同年代が集まる場所では周り
35:16のペースに合わせることが難しくうまく
35:19話すことができない嫌があったあんながつ
35:23に対して他の子と比べるとどこか違和感が
35:27あると感じたのは3歳頃だったらしい何か
35:31に没頭した時に周りが見えなくなって
35:34しまうことや話す言葉の成長が早いと感じ
35:38ていた逆に保育園では感謝を起こすことが
35:42多かったようだ他にも先生の指示通りに
35:46行動ができず自分のやり方を押し通そうと
35:49するなど強調性が薄いとも言われていた
35:53らしい金山はそんなつのことを気持ち悪い
35:57とと言い放ったらしい発達障害の出損ない
36:01だとギフテッドは気持ち悪いのかなまだ
36:05ギフテッドについてはよく理解していない
36:08つがうくあなんでつは気持ち悪くなんか
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36:17物心がついたかついていないかの子供に
36:20向けられた像は今もこの子をひどく傷つけ
36:24ていたのだだってつが変で気持ち悪いから
36:29ママとつは捨てられたん
36:31でしょ俺は忘れようと務めていたあの男へ
36:35の怒りが久しぶりに湧き上がるのを感じた
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36:43感情に敏感になりすぎた結果なのかもしれ
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36:51よたくさん話してくれて俺と一緒にゲーム
36:54してくれて俺と一緒に仕事もしてくすごい
36:58やじゃん俺の言葉に目に涙をうっすらと
37:02浮かべたつが顔をあげた
37:06本当俺はつに嘘つかねえよなあつギフテッ
37:11ドって言葉どこから来たと思う知らない
37:16意味があるのギフテッドって贈り物が語言
37:20なんだよつの才能は神様がつにくれた
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37:28ギフトそのものだよその言葉につの大きな
37:33瞳からボロボロと涙が溢れ出したたっく
37:38ありがとうつママとたっくんが幸せだと
37:43嬉しい涙をこぼしながら俺に向けられたつ
37:47の表情に胸がぎゅっと甘く切なくなるこれ
37:51が不正ってやつなのかねつの隣で少し鼻の
37:56頭をめて目をうませているあなと目が合う
38:02ありがとう小声で言われた言葉にまた胸が
38:05甘くうくこれほどまでにマスクとアクリル
38:09版を疎ましく感じたのは初めてだその数日
38:13後思いもよらない人物から俺にアポが入っ
38:17たお久しぶりですね金山さん俺が訪れたの
38:22は金山県の会社だったわざわざごをいいて
38:26申ないね元気そうでよかったよど
38:31君マスクをしていても分かる嫌な笑だ君
38:36たちもねあんなつそうなぜか金山はあんな
38:42とつを連れてくるように行ってきた俺は
38:46ダコ拒否するつもりだったがあんなはそれ
38:49を了承したのだここに来るまでにも散々
38:53ごねたがたっくママの意志は変わんない
38:56から諦めなよとと俺よりも落ち着いている
38:59妻になめられてしまっ
39:02たご要件をお願いしますこんなとこからは
39:06さっさと撤退したい俺はすぐに本題を言う
39:10ように促したなんだい冷たいね久々の家族
39:14の再開に水を刺すなんてその言葉にピクリ
39:18とあんなが反応する要件は俺は要件以外
39:23聞く気がないことを強調するように再度
39:26問いかけ
39:28うんまあいいか話は簡単だ君の会社の事業
39:33をうちで買い取りたい事業買収か予想して
39:37いた通りだ
39:39なそれはお父様の金山社長はご存知のお話
39:44なんでしょうか父には言っていないよこれ
39:47は僕の会社の問題だからね父の会社とは無
39:52関係だしかしこちらの会社の株主はお父様
39:56であるはずですおそらくだがこの会社の
40:00出資にも父親が関与しているはずだ父親の
40:04沼間に済ましてしまおうという魂胆が目に
40:07見えている君のような弱小会社が逆らえる
40:12立場にあるとで
40:14も私はもうあなたの部下ではありませんよ
40:18従う理由がありません会社の代表として
40:22そのご提案に回答しますうちに利益があり
40:25ませんお断りします
40:28俺の沈着した態度に金山の子を描いた目元
40:32がすっと切れ長になる噂で聞いたよ君の
40:37会社のことあんなとつが随分役立っている
40:41んだってねさすが僕の娘だよね優秀だ君の
40:46元にいるより僕といた方が十分な教育を
40:50施せると思うんだアと横に座るつに直し
40:55マスクを顎まで下げ
40:57りと微笑んで続けるねえあんな今度こそ咳
41:02を入れようつも本当のお父さんと一緒に
41:05暮らしたいだろ小学校でシングルマザー
41:09なんてかわいそうだと思わないかい俺は
41:12怒りのあり手から血が出るんじゃないかと
41:15いうほど膝の上で拳を握りしめていたその
41:20拳の上にアの白く冷たい手が置かれた
41:25申し訳ありませんが意味が分かりかねます
41:29ねなんであなたと私が結婚すると思ったん
41:32ですかこの子の父親はすでに会しています
41:37この子のせいはずっとおです金山だった
41:41過去はありませんよはああんな一体何を
41:45言ってるの君は僕と結婚したがっていた
41:49でしょうその子の父親は僕だろあんなの
41:54感情のこもらないセリフに金山が通りと
41:57焦りを見せたつパパと一緒に暮らしたい
42:01だろおじさん初めましてですよね感染対策
42:06した方がいいですよ話すならマスクして
42:10くださいすがるように目を向けられたつは
42:14さらに感情のこもらない注意換気を浴びせ
42:17たうんこのご時世感染対策大事だよな俺は
42:22思わずふっと笑ってしまったまさか金山が
42:26典型的な別れた女はずっと自分を好きだと
42:30勘違いしている男の1人だとはやばいや
42:33すぎるだろうつの言葉に鳩が豆鉄砲を食っ
42:38たような顔をした金山は顔を真っ赤にして
42:41マスクを離したまで引き上げた話になら
42:45ないようだねじゃあこの話はなかったこと
42:48にしよう弱小ECサイトなんていつでも
42:52潰せるってこと分かってないみたいだね
42:56さらに苦しまの脅しをしてこようとする
42:58金山の言葉は大雪室のドアが開くと同時に
43:03響いた低い声に遮られたお前にそんな力が
43:07あるとは初耳だなそこに立っていたのは
43:11金山の父親であり俺の前職の会社の
43:15社長金山尾だった父さんなんで俺の目を
43:21盗んで事業買収かそんな資金がお前の会社
43:25に残っていたのか新規事業を取り入れれば
43:29立て直せるはずなんだだから今こうして
43:32こちらの田所君と話を黙れこの会社はもう
43:37無理だと散々言っただろう金山の会社は
43:42昨年からの不景の煽りを受けて倒産
43:45ギリギリまで追い詰められていたのだそれ
43:48をどうにかしたいがあまり俺の会社に目を
43:51つけたあまりにも幼稚で非現実的な発想だ
43:57なのが後継なんて金山社長には同情する私
44:02が何も知らないと思っているのかお前が
44:05こちらのおさん親子にどんな集中をしたの
44:08かも全部聞いているだだからこうして
44:12こいつらを俺の家族にしてやろうと思って
44:15ふざけるなお前はどれだけ腐った人間なん
44:19だこの出損ないがものすごい怒号が部屋に
44:23響いたあまりの迫力につが俺の腕に
44:28しがみつくつちゃんだったか
44:31な驚かせて悪かったね怯えるつに気がつい
44:36た金山社長は優しくつに詫びを入れる今日
44:40ここに金山社長を呼んだのは俺だ金山の
44:44息子の会社がこの1年で倒産寸前に
44:47追い込まれていることは事前に調べていた
44:51そのせいなのかは不明だが婚約者との婚約
44:55覇気となったことも以前のの会社の同僚
44:58から聞いていたのだ今日の話に察しがつい
45:01ていた俺は事前に金山社長と会い全てを
45:05話していたあんなとつの件は本当に金山
45:09社長の知らぬことだったらしくあまりに
45:12ひどい自分の息子の行動に最初は半身半疑
45:16だったがつの写真を見せたことで金山社長
45:20は納得したようだったあの子の子供の頃に
45:25どことなく似ているよ
45:27そうか剣がなんて
45:31ことその声はわずかに震えているようだっ
45:35たそうして今日のこの日に金山社長も来て
45:39くれたのだ本当にすまなかった謝って住む
45:44問題じゃない田ど君も去年の解雇は不当
45:48解雇だ私が人事にまでしっかり携わってい
45:53なかったあまりにやはり慰謝料をいいえ
45:57結構ですその代わり今後私たち親子に一切
46:02関わらないと約束して
46:05ください私ももう今後弊社に関わらないで
46:09いただければそれだけで十分ですああ
46:13分かったちゃんと書面に残すようにしよう
46:17この話の間金山社長の息子はただ黙って
46:21俯いているだけで何も発することはなかっ
46:24た帰る間花山社長がつに向けた優しい
46:29まなざしにあのバカ息子が間違わなければ
46:33社長はきっと孫を出来合いするいいじい
46:36ちゃんになっていただろうなつは父親とも
46:40祖父母とも2度と会うことがなくなる本当
46:44にこれで良かったのかと考えてしまうキロ
46:48につきながら俺と手をついで歩くつぎに
46:51問いかけたつむ寂しくない問いかけてから
46:57自分が踏み込みすぎたことを聞いてしまっ
46:59た気がしてつの左隣を歩くあんなに視線を
47:03向けたあんなはただ静かに目元を滅ばせて
47:08こくりと頷いた寂しくないよだってママも
47:13たっくんもいるじゃないあとたっくんの
47:16ママも嬉しそうに呼んだ名前の中に
47:19当たり前のように自分がいるのが嬉しかっ
47:21たしかもまだ画面越しでしか会えていない
47:26俺の母ちゃんまで入っているそっかああ
47:30疲れてねみいな俺はなんでか泣きそうに
47:34なってあびをするふりをして目元を拭った
47:38それから数年俺たちの会社の経営は
47:41さらなる事業拡大も成功し事業は安定し
47:46順調そのものだもうすぐつは小学校4年生
47:51この冬で10歳になった小学校に入って
47:54からのつは同年の友人もできそこそこ
47:58うまく生活できているようだと思っていた
48:01のだが私アメリカに行く今日は12月24
48:06日世間は徐々にマスクの意識が薄れだし
48:11以前までの日常に戻ってきていた俺たち3
48:15人は俺の部屋でさやかなクリスマス
48:18パーティーを開いていた景も食べ終わった
48:21頃に告げられたつからの突然の宣言なんで
48:27前々から考えてたんだよ10歳になったら
48:30アメリカに留学したいって俺が勝手に
48:34うまく行っていると思っていたつの学校
48:37生活は辛いことも多かったようだ集団での
48:42生活を強いられ学習スピードも足並みを
48:45揃える必要がある日本の学校教育はつに
48:49とって退屈と苦痛が入り混じるものらしい
48:53さらに人の感情に一倍敏感なつは集団生活
48:59の足並みを揃えられない自分の個性が他の
49:03子や教師にどう見られているかを異常に気
49:06にするメンタルクリニックの先生がね
49:09アメリカに私みたいな子供の教育に特化し
49:13た学校があるって教えてくれたのそれから
49:17自分で調べてずっと考えてた確かに俺も
49:22ギフテッドの教育についてアメリカの方が
49:25最先端だといういうことは調べていたその
49:29子の才能を開花させてあげられる個人個人
49:32に合わせた学習をさせてくれる環境はつに
49:36は合っているのかもしれないだから来年
49:40アメリカに行くそう笑ったつの顔を見て俺
49:44は無意識に涙をこぼしていたえたっくなん
49:48で泣いてるの驚いた顔をするつの言葉に
49:53自分が泣いていることに初めて気がついた
49:56俺だが結界したように涙が止まらないすむ
50:00がいなくなったら俺は寂しいよもう情け
50:04なくても何でもいい娘が目の前からすって
50:08しまうなんて寂しくない父親なんていない
50:11だろうん俺父親じゃねえけど自分の思考に
50:171人で脳内で突っ込んでいると涙を流す俺
50:21にあんながハカを差し出して涙を吹いて
50:24くれた私から先に言わなくてごめんなさい
50:28ねつがちゃんと色々考えてから自分で伝え
50:33たいって言うからあんなも一緒に行くの
50:38うんうん私は日本に残るよそんな俺らの
50:42やり取りを見ていたつが口を開いたあのね
50:47たっくん私はたっくんのことお父さんだと
50:50思ってるよだからママとたっくが一緒にい
50:54てくれたら嬉しいのその言葉に俺は驚いて
50:58涙が引っ込んだえ俺とあんながたっくママ
51:04のこと好きでしょママもたっくん好きだよ
51:07ねどもる俺を無視して2人の意思確認を
51:11始めるつぎ大人2人は顔を真っ赤にして
51:15黙ってしまっ
51:16た私に気を使って2人があの頃と変わら
51:21ない関係を続けてるのなんとなく分かって
51:23たよ互い好きなの分かりやすかっただもん
51:27だからこれは私からのクリスマス
51:30プレゼント今日はママはうちに帰ってこ
51:33ないでねあちゃんと戸締まりはするから
51:36大丈夫だよ何をどこまで大人の事情を知っ
51:40ているのか大人顔負けのアテンドを
51:43仕上がるつに開いた口が塞がらないあんな
51:47も顔を真っ赤にしたまま口をパクパクして
51:50いるアメリカから帰ってきたら兄弟がい
51:53たら嬉しいなねパパママにっこり笑って
51:57自宅の鍵を持ったつはお休みと言いながら
52:01部屋を出て行こうとするあクリスマス
52:04プレゼントは明日の朝ちょうだいね
52:07ちゃっかりしてやがるそんなとこ俺に似
52:11なくていいのにつが出ていった扉を見つめ
52:14ていた俺ら2人はどちらともなく目を
52:17合わせたお互いの目線がぎこちな
52:20あとりあえずちゃんと告白させてくれる娘
52:25にまさかのフライをされた俺は仕切り直し
52:28を申し出
52:29たやかんで頬に赤みを残したままふんわり
52:34と笑うあんなにああやっぱりマリア様見て
52:39俺は出会ったあの日のように見れていた
52:42あの冬ボロアパートで出会った美しい母子
52:46は俺にとっての人生最大のクリスマス
52:49ギフトだったよう
52:52だ
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