第5回後半_実践倫理「人間社会学部」(田中奈緒子学部長、相 尚寿教員、榊原 良太教員)

昭和女子大学_全学共通教育センター
14 May 202428:00

Summary

TLDRこのトークは、人間社会学部の研究を紹介するもので、特に「軽量的アプローチ」をテーマにしています。心理学科の田中先生をはじめとする先生方々が、人や社会に関する多様な現象を理解し、新たなあり方を探求する社会科学分野を扱っています。特に注目されるのは、愛久先生が行う「待ちあき気分を検出する」研究です。これは、観光地での観光客の行動をスマートフォンのセンサーデータを用いて分析し、観光情報を提供するタイミングを見極めるというもの。研究は地域ごとにデータを収集し、個々の状況やタイミングに応じた観光促進を目指しています。

Takeaways

  • 😀 田中直子が人間社会学部のコーディネーターとして自己紹介し、心理学科、福祉社会学科、諸島教育学科、現代教養学科から成る学部について説明。
  • 🔍 研究のアプローチは学科によって異なりますが、人や社会に関する現象を理解し新たなあり方を探求する社会科学であると共通。
  • 📊 今回の講演では軽量的なアプローチを使った研究を紹介し、人間行動を数値やデータで測定・分析する方法について説明。
  • 🗺️ 愛久先生が現代共用学科の専門分野である空間情報科学と地理情報システム(GIS)を紹介し、観光をトピックに都市研究を行っていることを語る。
  • 👨‍🏫 坂原先生が心理学科の社会心理学や感情心理学分野で研究しており、感情のコントロールや科学的知識に基づく意思決定についての研究を行っている。
  • 📲 愛久先生は観光地での待ち時間に着目し、観光客の待ち気分を検出する研究を行っている。スマホを活用して観光情報を提供し、観光体験を向上させることを目的としている。
  • 📈 研究では地域ごとにアプリがバラバラに存在する問題や、移動時の交通期間、入場量、宿泊施設などの情報を一元化する必要性が指摘された。
  • 📱 愛久先生は常駐アプリのような仕組みで観光情報が自動的に提供されるシステムを目指しているが、その実現には待ち気分を検出する技術が必要と語った。
  • 👀 研究では大学生を対象に街歩きデータを収集しており、歩行速度やスマホの揺れデータを分析して待ち気分を検出する試みを行っている。
  • 📉 分析結果から、歩行速度による個人差が大きいことが分かり、単純な定義では街歩き気分を捉ることが難しいことが示された。
  • 🔑 研究の最終目標は、観光情報を提供するだけでなく、地域の魅力を見つける方法を模索し、社会課題の解決に貢献することを目指している。

Q & A

  • 人間社会学部の構成学科は何ですか?

    -人間社会学部は心理学科、福祉社会学科、諸島教育学科、現代教養学科の4つの学科から構成されています。

  • 田中直子さんはどのような役割を担っていますか?

    -田中直子さんは人間社会学部の会のコーディネーター役を務めています。

  • 愛久先生はどの学科の専門分野について話しましたか?

    -愛久先生は現代共用学科の専門分野である空間情報科学について話しました。

  • 愛久先生が使用している技術としてGISとは何を意味しますか?

    -GISとは地理情報システムの略で、空間データを用いた都市や観光に関する研究を行っています。

  • 坂原先生は心理学科のどの分野について研究をしていますか?

    -坂原先生は社会心理学や感情心理学について研究をしており、特に感情のコントロールに関連する研究を行っています。

  • 愛久先生の研究ではどのような目的を持っていますか?

    -愛久先生の研究では、観光情報を提供するアプリの課題を解決し、観光地での待ち時間に合わせた情報提供を行うことを目的としています。

  • 待ち時間に合わせた観光情報提供を実現するためにどのようなデータが使われていますか?

    -待ち時間に合わせた観光情報提供を実現するために、現在位置情報や加速度データなどのスマホから取得できるデータを使っています。

  • 研究において地域ごとにアプリがバラバラであるという課題はどのように解決する予定ですか?

    -地域ごとにアプリがバラバラである課題を解決するために、常駐アプリとして機能する仕組みを開発し、必要な時に情報が提供されるようにする予定です。

  • 待ち気分を検出する実験ではどのような方法が用いられていますか?

    -待ち気分を検出する実験では、参加者の歩行速度やスマホの揺れ具合などのデータを収集し、それらを分析することで待ち気分を検出しています。

  • 研究の将来的な展望としてどのようなことを考えていますか?

    -将来的な展望としては、地域の魅力を発信するだけでなく、社会課題の解決や地域進行にも役立つ仕組みを開発し、広く活用されることを考えています。

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