武雄市図書館問題 #初心者のためのセキュリティ #takeolibrary #たけお問題 #ツタヤ図書館
Summary
TLDRこのビデオスクリプトは、武雄市図書館問題、通称「ツタヤ図書館問題」に焦点を当てています。問題の核心は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が図書館の指定管理者となったことに起因する多数の懸念点についてです。特に、個人情報の取り扱い、図書館の商業化、議会の無視、そして図書館の本来の目的からの逸脱に焦点を当てています。さらに、この問題が如何にして市民や図書館の価値観とは異なる方向に導かれたか、そしてそれが地方自治体の運営においてどのような影響を与える可能性があるかを解説しています。
Takeaways
- 📚 武雄市図書館問題は、カルチュア・コンビニエンスクラブ(CCC)が指定管理者となったことに伴う様々な問題を指します。
- 🏛️ 武雄市図書館は2000年に開館した公立図書館で、CCCは建物を建てたわけではありません。
- 🤝 2012年5月4日にCCCが武雄市図書館の運営を行う基本合意が発表されました。
- 🔒 個人情報の取扱いや、Tポイントカードの導入に関するプライバシーの問題が懸念されています。
- 🚫 議事録によると、市議会の合意を得ずに基本合意が進められたことが問題視されています。
- 💼 CCCは書店とレンタルビデオ店を展開している企業であり、図書館運営の経験はありません。
- 🛠️ 基本合意の内容には、図書館運営に必要なノウハウがCCCにはないことが根本的な問題とされています。
- 📉 図書館の商業化に関する懸念があり、図書館法や公共の精神に反する行為が指摘されています。
- 🔎 会見や市政アドバイザーの発言には矛盾や不明確な点が多く、信頼性に欠けるとされています。
- 📚 図書館の自由に関する宣言やユネスコの公立図書館宣言に反する行為が問題となっています。
- 🗳️ 武雄市図書館問題は、議会制民主主義が正しく機能していない地方の自治体が狙われる可能性があることを示しています。
Q & A
武雄市図書館問題の発端は何ですか?
-武雄市図書館の運営をカルチュア・コンビニエンスクラブ(CCC)が行うという基本合意が発表されたことです。
CCCが図書館運営に関わることになった主な理由は何ですか?
-CCCにはノウハウ導入という観点から選ばれましたが、実際には図書館とは異なる書店とレンタルビデオ店を運営する企業であるため、選定の根本的な誤りが問題とされています。
市議会はCCCとの基本合意についてどのように知ったのですか?
-市議会議員が新聞で初めて知るという状況であり、市議会の合意を得ていない上、伝えてもいなかったことが問題とされています。
Tポイントカードが図書館問題でどのような役割を果たしていますか?
-Tポイントカードの導入は、プライバシー管理が杜撰であり、個人情報の取り扱いに関して多くの問題を抱えていた点が大きな問題となりました。
CCCの運営による図書館の問題点は何ですか?
-プライバシーの懸念、適切な図書館運営のノウハウの欠如、議会や市民への情報提供の不足、不適切な管理や選書問題などが挙げられます。
武雄市図書館の運営をめぐる議論で、図書館の自由に関する宣言が引用されたのはなぜですか?
-図書館の自由に関する宣言は、図書館が情報への自由なアクセスを保証し、商業的な圧力に屈しないことの重要性を強調しているため、CCCの運営方針がこれに反する可能性があると懸念されたからです。
武雄市図書館問題で樋渡市長の役割は何でしたか?
-樋渡市長はCCCとの基本合意を独断で決定し、その過程で市議会や市民への十分な説明を怠ったことで問題が発生しました。
武雄市図書館問題においてCCCが後に暴露したことは何ですか?
-CCCは武雄市の図書館運営に関わる時点でド素人だったと後に暴露しています。
図書館法や教育基本法は武雄市図書館問題にどのように関連していますか?
-図書館法や教育基本法は、図書館の運営が国民の教育と文化の発展に寄与することを目的としており、CCCの運営がこれらの法律の精神に反することが問題視されました。
武雄市図書館運営問題の解決に向けての提案は何ですか?
-適切に運用させるための仕組みを整備し、議会制民主主義が正しく機能している地方自治体であることを確認することが重要です。
Outlines
🔒 武雄市図書館問題の背景と概要
このセグメントでは、武雄市図書館の管理がカルチュア・コンビニエンスクラブ(CCC)に移行した問題点について解説します。2000年に開館した公立図書館である武雄市図書館は、2012年にCCCによる運営が始まることが発表されました。この基本合意には、CCCが図書館運営のノウハウを持っていないという根本的な問題や、市議会の合意を得ずに進められたこと、不透明な企業情報、そしてTポイントカードに関するプライバシーの問題など、多くの懸念が含まれています。CCCの運営下で図書館が商業化し、個人情報の管理が杜撰になることへの批判が紹介されます。
🚫 Tポイントカード導入とその影響
このセグメントでは、Tポイントカード導入による個人情報の問題と、その他の問題点について詳しく説明します。Tポイントカードが図書館サービスに組み込まれたことで、プライバシー侵害の懸念が高まりました。このカードにより、CCCは個人の購入履歴などの情報を収集し、マーケティングデータベースとして利用する可能性があります。さらに、武雄市長やCCCの担当者がこの問題に関して矛盾した発言をしていることや、市政アドバイザーが過去の発言を否定するなど、情報の透明性に欠ける問題が指摘されています。また、図書館の運営に関する基本的な理念が無視されていることも問題視されています。
📚 図書館の運営問題とCCCの対応
このセグメントでは、図書館の運営問題、CCCの不適切な対応、およびその結果生じた論争について解説します。CCCが図書館の運営に関して有するノウハウの欠如、書籍やDVDの不適切な廃棄、選書の問題、そして図書館の商業化による文化的価値の低下が批判されています。さらに、CCCと武雄市の間で行われた不透明な契約や、図書館運営のための費用が増加したこと、利用者数の減少など、運営移行後に発生した多くの問題点が指摘されています。これらの問題は、図書館が持つべき教育的および文化的役割とは相容れないものであり、CCCによる運営が図書館の本質的な価値を損なっていることが強調されています。
Mindmap
Keywords
💡指定管理者
💡個人情報
💡情報漏洩
💡公共の精神
💡選書
💡郷土資料
💡癒着
💡議会軽視
💡追加予算
💡重複カウント
Highlights
武雄市図書館問題とは、カルチュア・コンビニエンスクラブ(CCC)が指定管理者になることに伴う様々な問題です。
武雄市図書館は生涯学習施設として設置された公立図書館です。
CCCが武雄市図書館の運営を行うという基本合意が2012年5月4日に発表されました。
基本合意の骨子はノウハウ導入とありますが、ツタヤは図書館ではありません。
Tポイントカードが一番の問題となりました。
CCCは購買履歴などをデータベースに蓄積し、マーケティングに利用します。
図書館の自由に関する宣言とユネスコの公立図書館宣言があります。
樋渡市長はTポイントカードに完全移行したいと発言しました。
議会制民主主義が正しく機能していない地方の自治体が狙われる可能性があります。
CCCは武雄市の時はド素人だったと暴露しています。
トラブル続出というのが本当のところでしょう。
運営費が安くなるという触れ込みでしたが、実際には費用が増加しています。
利用者数も減少傾向が続いています。
CCCにはノウハウなどは無く図書館の意義も理念も知らず理解もしません。
今回のまとめでーす、CCCとの基本合意は市長の独断で随意契約をするという内容でした。
Transcripts
初心者のためのセキュリティ
今回は武雄市図書館問題 通称「ツタヤ図書館問題」について解説します
♪チャイム
武雄市図書館問題とはカルチュア コンビニエンスクラブ略称cccが
指定管理者になることに伴う様々 な問題です
あまりに問題が多く正しく伝わ っていないため背景も含めて解説
します
武雄市図書館は生涯学習施設として 設置された公立図書館です
現在の建物は2000年に開館しました
cccが建物を建てたわけではありません
2012年5月4日 武雄市図書館の運営をcccが行う
という基本合意が発表されました
当時はユーストリームという動画配信 サイトで中継されていました
現在はyoutubeから見ることが出来 ます
記者会見のあと比較的好評な報道 が続きました
snsでも映えスポットとして受け 止められたことにより概ね高評価
だったようです
一方で図書館や個人情報に詳しい 人は杜撰な内容に懸念を示すこと
になります
cccはレンタルビデオ書店などを 展開している企業です
2011年にmboにより上場廃止となって いますこれにより企業の情報が
見えづらくなっているのが問題 のひとつです
基本合意の骨子はこちらです ノウハウ導入とありますがそもそも
ツタヤは書店とレンタルビデオ 店であって図書館ではありません
ここが根本的な誤りで問題の根幹 のひとつといえます
さらにこの合意も実は問題を抱 えていました
議事録によると市議会の合意を得 ておらず伝えても居ませんでした
市議会議員が新聞で初めて知る という議会軽視の状況です
不思議なことに議会関係者の中 には好意的な発言をしている人
もいました
市議会の記録によるとこの基本 合意は市長が勝手に決めたと自ら
暴露しました
言い逃れしませんと言った矢先 からヤバいと思ったのか言い逃
れしています
独断で随意契約すると約束してしまう のは癒着と判断されるため行政
としてはあり得ないでしょう
手続きも真逆です
何故市民にも議会にも知らされ ず勝手に先に約束してしまうの
でしょうか 資料も出さず質問も受け付けず
裏でこっそり進めるのは市民を 軽視していると言えるでしょう
基本合意の会見では9つの市民価値 が示されました
多くは図書館とは関係なく商売 に関することで目新しさもありません
一番問題となったのはtポイントカード です
tポイントはcccが運営する共通ポイント サービスです
当時は他の共通ポイントはあまり 存在しなかったことからtポイント
は有意的な立場でした 一方でプライバシー的な管理は
杜撰で問題が多くありました
会員規約ではこのような情報を取得 することになっています
cccは同意を得ていると主張している ようですが当時は不当条項であり
違法と考えられていました
tポイントの仕組みについて解説 します
従来のスタンプカードの場合は 購入金額や回数に応じて印をつけて
溜まると何かに交換できる仕組み です
tポイントカードでは金額に応じて ポイントを付与しポイントは現金
の代わりに買い物にも使えます しかしこれは本質的なところの
説明が行われていません
cccに対して購買履歴などを送り データベースに蓄積しますポイント
は店舗が負担しているようです
購買履歴を重ねると個人の姿が見える ようになります子供向けdvdを借り
てお子様ランチを注文した.3人 組なのできっと家族でしょう
そこに子供向け商品を売る会社 が自社の商品を買ってくれそうな
人にクーポンを発行して欲しい と依頼します
すると該当した顧客が抽出され 全然関係ない他の会社で買い物
をした際にクーポンが発行されます これは実際に行われている例です
この例では親子連れでしたが入院 患者やその家族結婚間近や失業
中の人なども解るでしょう 図書館としてはとても認められません
図書館の自由に関する宣言という ものがあります
この宣言は戦前や戦中に図書館 が担った思想善導の歴史があり
その反省から作られました
ユネスコの公立図書館宣言でも 同様となっています
tポイントカードの利用規約だと 秘密を守れなくなるため完全に
アウトでしょう
また商業的な圧力にも屈してはな らないとされています
図書館のことをわかっている人 なら誰でも知っている基本的な
内容を守れていないというのは どういうことなのでしょうか
これらの懸念は中継の際に多数 届くことになります
樋渡市長はtポイントカードに完全 移行したいと発言しています
tポンとカードに完全移行したい
cccの担当者は履歴がcccにわたる かどうかは決めていないと発言
しています ただし会見の終わりにこのような
発言もしています
マーケティングdbとして利用する ことはあり得る
ところがどういうわけか最初から 選択制だったと言いだします
会見で完全移行したいという発言 は無かったことにされます記録
は大事ですね
武雄市市政アドバイザーの杉山 氏も過去のツイートを見て下さい
と言っていますがどこにも存在 していないことが判明しています
なぜすぐにバレる嘘をつくのでしょうか
会見の内容で印象深いのは樋渡 市長による個人情報と思っていない
という発言です
元々何を借りたかっていうのを なんでこれが個人情報だって思
っているんで
これにより非常に危ない認識を持 っているということが明らかに
なりました
どうやら樋渡市長は個人情報に 疎いようですし尊重する意思も
無いようです
こんな嘘も言っています
図書館履歴の情報は僕はね私は こんなの個人情報だと何にも思
っていないんですよ
こんな嘘も言っています
3分の1があの広大な事務室要り もしないような館長室
3分の1なので33%あると思ったら 6%もありませんでした
不要と言っていますが図書館には 歴史資料の収集研究などの役割
もありますのでそれらのスペース はとても重要になります
要らないって言っている時点で まるで解っていないのでしょう
情報漏えいも起こしています ミスは誰でもあることですが年賀状
は公職選挙法違反になるのでは
太鼓
そもそも図書館とはどういうもの でしょうか
公共図書館には公立と私立があります 公立図書館は地域住民に図書館
サービスを無料で提供する図書館 で規模により県立と私立に分かれ
ます 日本では図書館法を根拠法として
設置されます
図書館法は国民の教育と文化の 発展に寄与することが目的です
cccを指定管理者にするには条例 の変更が必要ですがもちろん発表
時点では何もしていません
社会教育法の精神に基づいています のでそちらも見てみましょう
社会教育法は社会教育に関する 国及び地方自治体の任務を明らかに
することが目的です 図書館についても義務付けられて
います
教育基本法の精神に基づいています のでそちらも見てみましょう
教育基本法は平和で民主的な国家 及び社会の形成者を育成するための
法律です 個人の尊重や公共の精神などが
謳われています
公共の精神はどこにいったのでしょうか
図書館履歴に関してはtポイントカード によりcccに利用されるという危惧
も広がります
図書館協会も懸念を示します
導入理由も希薄で手続きは真っ黒 で販売を色濃く出しており営業時間
が1.6倍になるのにコストダウン ができるというのも意味が分かりません
何を削るのでしょうか そして違法性の高いtポイントに対する
懸念です
当時はネット配信が盛んになって きた頃で2010年にはアメリカ最大
のレンタルビデオチェーンブロック バスターが倒産世界的にもレンタルビデオ
業界は先が無いとみられていました
cccとしては起死回生で公共事業 に入り込みたかったのだと思います
しかし実績が全くないため通常 では入れるはずはありません
樋渡市長は選定理由をこのように 答弁をしています
私はあのcccがもし公募したら来 ませんよ来ませんですのでcccにする
にはどうすればいいかということ については我々がお願いをして
来ていただいて
cccに来てもらいたいって思っている のはあなただけでは
他にも疑惑は諸々あります 12年しかたっていない建物を7.6
億円もかけて改装しています
蔦屋書店とスターバックスの賃料 も何故か半分に値引きされています
私的な友人を招いて内覧会も実施 しています
恐らくcccは本に興味が無いのでしょう 見た目優先で手が届かない高い
場所に本を配置したり見栄え優先 でダミーの本を配置しています
独自分類も問題です ノルウェイの森が旅行という分類
をされている時点で中身も知らない ですよね
書籍やdvdを大量廃棄した事件も ありました
dvdは著作権処理されたものを廃棄 し同じタイトルをレンタルでそろ
えているのでとても悪質です また重要文化財に指定された資料
など重要な郷土資料も廃棄しています
図書館法からみても問題で図書館 としての価値は大きく下がりました
そして選書問題も重大でした 10年以上前の試験対策本や埼玉
のラーメンマップなど明らかな 中古本が購入されていましたそれ
も当時はグループの古書.大手ネット オフからです
これではツタヤの中古を押し付け られているのと同様です
一体何のノウハウがあるという のでしょうか
cccの増田社長は過去の講演で本屋 と図書館の区別がついていない
ことを堂々と講演しています その他の記事でも履歴を活用する
ことを常々語っています
総務省からこのような通知が出て いますが目的に対しての結果は
大失敗だったと言えるでしょう
その後樋渡氏は市長を辞任し過去の ツイッターでの暴言を削除県知事選
へ立候補しましたが落選
市民病院を委譲した巨樹の会の 理事に就任
続いてcccモバイル100%出資のふるさと スマホの代表取締役に就任
これらは癒着と指摘されています
なお本人は癒着ですと回答したこと があります
cccは武雄市の時はド素人だった と暴露しています
行政手続きには問題ないという のは嘘ですしライフスタイル分類
も改めないようです
ノウハウがあると何度も言った のも全部嘘でした
武雄市が前例となり全国にもツタヤ 図書館が出来ますがその選定過程
はどれも怪しいものばかりです トラブル続出というのが本当の
ところでしょう
運営費が安くなるという触れ込み でしたがいずれの自治体でもccc
が関わってから増加しています 更に別枠での追加予算が割り当て
られることも多くあり見た目以上 の費用が掛かっています
利用者数も減少傾向が続いています この数字は重複カウントされています
ので実際にはもっと少ないでしょう 賑わい創出という言葉に消滅可能性
都市が飛びついたのかもしれません が結局のところ税金をかすめ取
られただけです 打ち上げ花火のように一発限り
の賑わいなのです
cccにはノウハウなどは無く図書館 の意義も理念も知らず理解もしません
根本的にはいまだに改善する気 は無いようで失敗を繰り返しています
利用者データを活用したいと考えて いたこともあり図書館にはそぐ
わないでしょう
ツタヤ図書館があるところは議会 制民主主義に問題がある自治体
と言っても過言では無いでしょう そもそも図書館は賑わいがある
ことが良い場ではありません 教育にも文化にも寄与しません
ので図書館以外の予算で行うべき でしょう
今回のまとめでーす
cccとの基本合意は市長の独断で 随意契約をするという内容でした
適切に運用させるため仕組みを 整備することが重要です
議会制民主主義が正しく機能していない 地方の自治体が狙われる可能性があります
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