「 新NISAは戦後最大の詐欺」森永卓郎 × 深田萌絵 No.101

Summary

経済アナリストの森永郎先生が「お金中毒」について語り合う番組。日本経済の現状と株式投資のリスクを指摘し、過去の大暴落を例に過去を学ばずに同じ過ちを繰り返す現代の投資騒動を批判。また、メディアの金融業界への依存と、それが国民に与える影響についても論じ、日本の金融政策と経済の未来に対する懸念を表明する。

Takeaways

• 💰 多くの日本人がお金中毒にかかっていると経済アナリストの森永郎先生は指摘しています。
• 📉 投資はリスクがあり、過去の大暴落を知らずに投資するのは危険です。1929年のニューヨーク株式市場の大暴落や1989年の日本株式市場の長期の下落が例として挙げられました。
• 📈 長期分散投資は上昇トレンドにあるとされていますが、市場の大きな変動にも敏感であることを忘れてはいけません。
• 📊 メディアは投資の良さを強調しがちですが、市場の不安定な時期には注意が必要です。メディアは金融業界の広告収入に依存しているため、一方的な報道になることがあります。
• 🏦 金融業界は金利の変動を利用して利益を上げることが指摘されています。金利が上がると、金融機関は利益を上げられる一方で、中小企業や借金を持つ国民に負担がかかります。
• 🏢 中小企業が銀行からの融資に依存しているため、金利の上昇は経営に大きな影響を与える可能性があります。
• 🏠 住宅ローンを借りている人々は金利の上昇により返済額が増大し、経済的負担が増す可能性があります。
• 📉 株価の暴落後、多くの人々が損失を被る一方で、金融業界は利益を得る可能性があると述べています。
• 🏦 銀行法の改正により、銀行が中小企業のM&Aに参加できるようになり、企業の集約を促進する可能性があると分析されています。
• 🌐 経済の集約化は社会の多様性と個性を損なう可能性があると指摘されています。

Q & A

経済アナリストの森永郎先生は、現在の日本の経済状況についてどのように述べていますか？

森永郎先生は、多くの日本人がお金中毒にかかっていると述べており、経済は長期的な視点を失い、リスクのある投資に依存している現状を指摘しています。

「お金中毒」とはどのような状態を指していますか？

「お金中毒」とは、経済的な利益を追求するあまり、リスクを無視して投資を行う状態を指し、森永郎先生はこれが日本経済の現状だと警告しています。

森永郎先生は、投資のリスクについてどのように語っていますか？

投資は常にリスクを伴い、過去の大暴落を例に挙げて、市場の不安定性を強調しています。また、メディアや金融業界がリスクを軽減して投資を促進している現状に危機感を示しています。

「長期分散積み立て」とはどのような原則ですか？

「長期分散積み立て」とは、長期間にわたり資産を分散して積み立てることでリスクを最小限に抑える投資戦略を指していますが、森永郎先生はこれによってリスクが完全に消えるとは言えないと述べています。

1929年のニューヨーク株式市場の大暴落について、どのような説明がありますか？

1929年のニューヨーク株式市場の大暴落、通称「ブラック・フライデー」では、株価が80%以上下がり、経済が長期間低迷したと説明されています。

日本経済が直面している問題として、森永郎先生はどのような点を指摘していますか？

森永郎先生は、日本の経済が金融業界に依存しすぎ、中小企業が圧倒され、経済の集約化が進むことで、社会的にも問題を招く可能性があると指摘しています。

金融詐欺について、森永郎先生はどのような見解を示していますか？

森永郎先生は、金融詐欺が社会的な問題であり、金融業界や政治が関与していると警告し、国民が被害を受ける可能性があると述べています。

日銀の金融政策について、どのような批判がされていますか？

日銀の金融政策は、金融業界の利益のために金利を上げ、経済全体に悪影響を及ぼしていると批判されています。また、中小企業や一般の国民に負担がかかると指摘されています。

森永郎先生は、日本の経済に対する将来の展望をどのように述べていますか？

森永郎先生は、日本の経済が金融詐欺の影響を受け、中小企業が圧倒され、経済の集約化が進むことで、社会的な問題が生じる可能性があると述べています。

森永郎先生が書く予定の本「投資依存症」とはどのような内容ですか？

「投資依存症」は、投資に依存しすぎる日本の経済状況を批判し、その危険性を指摘する内容を含む書籍です。また、老後の資金管理に関する問題も取り上げられる予定です。