Disaster Preparedness Part 1

Summary

千葉大学グローバル・トランスディシプリナリー学研究科のアル・パヴィッチ准教授が講義するこのビデオでは、災害予防と準備に関する日本政府内閣府の調査結果を紹介し、災害意識と準備活動の実態を探ります。また、デザイン思考の基本概念と手法を活用して、災害準備に対する意識向上の可能性を探究します。さらに、調査結果に基づいて、人々の災害予防に対する態度や行動を理解し、具体的な問題を特定するプロセスを説明し、デザイン思考がどのように災害準備に役立つかを紹介します。

Takeaways

• 🌍 日本政府の内閣府が行った調査によると、46.3%の人が自宅での災害対策を強化したいと回答したが、災害防止組織に参加する意欲を示したのはわずか4.5%だった。
• 💡 60%以上の回答者が大規模災害の発生可能性を認識している一方で、実際に災害対策を進めているのは40%未満だった。
• ⏳ 多くの回答者が、災害対策を行っていない理由として、時間の不足や費用、情報不足、機会の欠如を挙げている。
• 👥 災害対策活動で協力できるグループとして、家族以外では近所の人や職場の人、ボランティア防災組織、趣味のグループなどが挙げられた。
• 🏠 52.4%の回答者が、自宅での水や食料の備蓄、家具の転倒防止などの準備をしたいと考えている。
• 📚 約37%の回答者は、防災に関するセミナーやワークショップへの参加に関心を持っていると答えた。
• ⏰ 災害対策を行う際の最大の障害として、42.6%の人が「時間の不足」を挙げた。
• 🎓 デザイン思考を防災対策に適用することで、災害への意識を高め、対策の実行を促す効果が期待できる。
• 💭 デザイン思考の5つのステージ（共感、問題定義、発想、プロトタイプ、テスト）は、災害対策の問題解決に役立つ。
• 🚨 デザイン思考を用いて、防災に関する啓発活動をより効果的で、ユーザーフレンドリーかつ継続的に改善できる。

Q & A

災害に対する公共の意識に関する調査はどのような目的で行われましたか？

日本政府の内閣府が行った調査は、災害防止と準備に関する公共の理解と行動を明らかにすることを目的として実施されました。

調査結果によると、どのくらいの人々が自宅での災害準備を強化する意向を示しましたか？

調査結果では、46.3%の回答者が自宅での準備を強化する意向を示しました。

ボランティアの災害防止組織に参加したいと考えている人の割合はどれくらいですか？

ボランティアの災害防止組織に参加したいと考えている人はわずか4.5%でした。

災害発生の可能性を高いと認識している人はどれくらいいますか？

60%以上の回答者が災害が発生する可能性が高い、または確実に発生すると認識しています。

実際の災害準備に取り組んでいると回答した人の割合はどれくらいですか？

実際に災害準備に取り組んでいると回答した人は40%未満でした。

災害準備に対する障害として挙げられている主な要因は何ですか？

主な障害として挙げられているのは、時間の不足、コスト制約、機会の不足、情報の欠如です。

災害準備に関する情報の提供について、どのような改善が提案されていますか？

情報提供の改善として、情報をよりアクセスしやすく、理解しやすくすることが提案されています。

調査によれば、将来的にどのようなグループで災害防止活動を行いたいと考える人が多いですか？

調査では、家庭外で日常的に災害防止活動を行う際に、隣人や職場の人々、地域のボランティア組織などのグループで活動したいと考える人が多いことがわかりました。

デザイン思考のプロセスは災害準備にどのように役立つとされていますか？

デザイン思考のプロセスは、ユーザー中心の問題解決アプローチを通じて、災害準備に対する意識を高め、実際の行動に結びつけるために役立つとされています。

デザイン思考の5つの主要なステージは何ですか？

デザイン思考の5つの主要なステージは、共感、定義、発想、プロトタイプ、テストです。

Outlines

00:00

📚 自己紹介と講義の概要

Al Pavich氏が千葉大学のグローバル・トランスディシプリナリー研究科の准教授として自己紹介し、災害準備に関する講義の第一部を紹介します。日本政府の内閣府が行った調査結果を通じて、災害予防と備えに対する市民の認識と行動を説明。また、デザイン思考の概念とその手法についても説明し、災害準備の意識を高めるための応用可能性を探ります。2016年5月に実施された調査では、46.3%の回答者が日常の準備を強化する意向を示し、4.5%が消防団などの自主防災組織への参加に興味を持っていることが分かりました。

05:02

🧐 災害意識と行動の現状分析

調査によると、60%以上の回答者が大規模災害の発生可能性を認識している一方で、40%未満が十分な備えをしていると回答しています。特に災害の可能性を低く見積もる人々は、防災に消極的である傾向が見られます。また、防災の重要性を認識しながらも準備が不十分な理由として、時間不足、費用制約、機会不足、情報不足などが挙げられています。これらの障害を克服するための対策として、情報の提供方法の改善や、簡易な学習機会の提供が推奨されています。

10:05

👥 災害準備におけるグループ活動とその課題

災害準備活動にどのようなグループが関与できるかについての調査結果では、隣人や職場、ボランティア組織、趣味のグループが挙げられました。52.4%が家庭内での日常準備、37%が災害に関する情報収集、35%が災害時のコミュニケーションネットワークの構築に興味を持っていることが分かりました。しかし、42.6%が時間不足を、他にも学習グループや指導者の不足を障害として挙げています。これらの問題を解決するためには、学習の機会や環境の整備が重要です。

15:07

💡 デザイン思考を用いた災害意識向上へのアプローチ

災害の可能性が高いと認識しているグループとそうでないグループで、備えのレベルに違いが見られます。防災へのモチベーションを高めるためには、災害が起こり得ることを意識させることが重要です。ここで、デザイン思考の人間中心のアプローチが有効であると提案されます。デザイン思考の5つのステージ（共感、定義、アイデア創出、プロトタイピング、テスト）を通じて、防災意識を高める方法が紹介されます。共感のステージでは、ユーザーのニーズを理解することが重視され、これがデザインの基盤となります。

🎨 デザイン思考プロセスの各ステージ

デザイン思考は、問題解決に向けた人間中心のアプローチで、共感、定義、アイデア創出、プロトタイピング、テストの5つのステージを通じて行われます。共感のステージではユーザーのニーズを理解し、定義のステージでは問題を明確化します。アイデア創出では多様な解決策を生み出し、プロトタイピングでは迅速な試作品を作成してテストします。テストではユーザーのフィードバックを反映させて、解決策の改善を図ります。このプロセスは反復的であり、常に改善が行われます。

🚀 デザイン思考の適用による災害準備の強化

デザイン思考を災害準備に応用することで、より効果的な意識向上キャンペーンを開発・実施することが可能です。共感ステージでは、ユーザー調査を通じて防災に関する態度や行動を深く理解し、ストーリーテリングを活用して共感を呼び起こします。定義ステージでは問題を明確化し、アイデア創出ステージではブレインストーミングや共同設計を行います。プロトタイピングステージでは、啓発資料やシミュレーションを開発し、テストステージで対象者のフィードバックを反映させて改善します。

📈 結果の評価と継続的改善の重要性

防災意識向上の取り組みを評価するために、意識レベルの変化や備えの行動の採用、地域の関与度合いを継続的に追跡し、取り組みの効果を測定することが重要です。フィードバックを活用し、啓発活動を改良し、地域社会のニーズに応じた効果的な防災キャンペーンを展開します。デザイン思考の原則に従い、継続的な改善を行うことで、対象者の意識と行動の変化に対応することが可能です。次回の講義では、実際に設計された製品やサービスについて説明します。

Keywords

💡防災意識調査

防災意識調査は、日本政府の内閣府が実施した調査で、国民の防災に対する認識や活動を把握するためのものです。この調査では、人々が災害準備にどのように取り組んでいるか、またその障害となっている要因が明らかにされました。講義内では、この調査結果を基に、防災意識向上のための施策を検討しています。

💡デザイン思考

デザイン思考は、人間中心の問題解決手法で、ユーザーのニーズに基づいた創造的な解決策を生み出すプロセスです。共感、問題定義、アイデア出し、プロトタイプ作成、テストという5つの段階を経て、反復的に解決策を洗練していきます。この講義では、デザイン思考を活用して防災意識を高める方法が提案されています。

💡共感

共感は、デザイン思考の第一段階であり、対象者の視点や感情を理解するために、インタビューや観察を通じて情報を集めます。防災意識向上においては、人々が災害に対してどのような感情や認識を持っているかを深く理解するための重要なプロセスです。

💡家庭での備え

家庭での備えとは、災害に備えて日常的に家庭で行う防災対策を指します。講義では、調査の結果として46.3%の人が家庭内での準備を強化したいと答えたことが強調されています。これには水や食料の備蓄、家具の転倒防止などが含まれます。

💡情報の欠如

情報の欠如は、防災準備に対する障害の一つとして挙げられており、調査では、多くの人々が防災に関する情報が不足していると感じています。講義では、情報の提供を簡素化し、アクセスしやすくすることが提案されています。

💡ボランティア防災組織

ボランティア防災組織は、消防団など、地域住民が自主的に結成し、災害に備えるための団体です。しかし、調査では、わずか4.5%の人しかこれらの組織に参加意欲を示しておらず、地域社会での参加促進が課題として取り上げられています。

💡マンパワーの不足

マンパワーの不足は、防災活動に参加するための障害の一つです。講義では、多くの人が個人に負担がかかることを理由に防災活動に参加できないことが述べられています。地域の防災活動を円滑に進めるためには、人的資源の増強が必要です。

💡災害の可能性

災害の可能性は、個々の防災意識に大きく影響を与える要素です。調査では、60%以上の人が大規模災害が発生する可能性が高いと考えていますが、実際に準備をしている人は少ないという結果が示されています。

💡学習環境の整備

学習環境の整備は、防災意識を高めるための重要な要素で、調査では、セミナーや学習グループが近くにないことが防災準備の障害として挙げられています。講義では、地域での学習機会を増やすことが、防災能力の向上につながるとされています。

💡ユーザー中心設計

ユーザー中心設計は、デザイン思考の基本理念であり、製品やサービスの設計過程で、最終ユーザーのニーズや視点を最優先に考える手法です。防災意識向上のために、ユーザーの視点からどのように準備を促進できるかを探ることが、この講義の重要なテーマとなっています。

Highlights

Introduction to disaster preparedness lecture, focusing on survey outcomes and design thinking methodologies.

The Japanese government survey revealed that 46.3% of respondents want to enhance daily disaster preparations at home, but only 4.5% are interested in joining voluntary disaster organizations.

More than 60% of respondents acknowledge the likelihood of a major disaster occurring, but fewer than 40% feel adequately prepared.

Key reasons for not preparing include lack of time, cost, limited opportunities, and lack of information.

The cabinet office suggests simplifying disaster information and making it more accessible, especially for those with low engagement.

52.4% of people expressed interest in making daily disaster preparations like stockpiling water and food, and preventing furniture from falling.

A significant obstacle to disaster preparedness is a lack of time, with 42.6% of respondents citing it as a barrier.

The survey found that many individuals are motivated by information about disaster risks but need more accessible educational resources.

Design thinking is introduced as a key approach to tackling disaster preparedness, focusing on user-centered methods.

The five-stage design thinking process includes empathize, define, ideate, prototype, and test, all critical to generating innovative solutions.

Empathy is highlighted as a core component, essential for understanding user needs and challenges in disaster preparedness.

In the prototyping phase, simple, low-cost solutions like brochures, websites, and simulations can be used to raise disaster awareness.

Co-design workshops involving community members can help brainstorm disaster preparedness strategies and ensure active participation.

The test phase involves gathering feedback from target audiences to refine preparedness materials and ensure cultural relevance.

Design thinking allows for continuous iteration, ensuring that disaster preparedness campaigns evolve to meet community needs.

Transcripts

my name is Al pavich I'm an associate

professor from The Graduate School of

global and transdisciplinary studies at

Chiba

University hello everyone this is part

one of disaster preparedness lecture

during this lecture we will take a brief

look at the outcomes of a survey

conducted by the Japanese government's

cabinet office this survey sheds light

on the Public's understanding and

actions related to disaster prevention

and preparedness additionally we will

delve into the principles of design

thinking we will explore the underlying

concept and methodology of design

thinking and the potential applications

of this approach in promoting awareness

of disaster

preparedness the cabinet office

published the results of the survey on

awareness and activities related to

disaster prevention in daily life in May

2016 in the survey participants were

asked if you were to increase your

involvement in disaster prevention in

the future beyond your current efforts

what specific actions would you prefer

to take the results revealed that

46.3% of respondents expressed their

intention to enhance daily preparations

at home however a comparatively small

percentage only 4.5% of their

respondents indicated an interest in

joining a voluntary disaster prevention

organization such as a fire brigade

the disaster prevention awareness survey

inquires about individual's perception

of the likelihood of disasters and their

recognition of the significance of

disaster

preparedness over 60% of the respondents

acknowledge the potential occurrence of

a major disaster which includes those

who indicated I am sure it will occur

and I think the possibility is high

however when asked about their actual

Readiness for disasters fewer than 40%

of the participants responded that they

are adequately working on preparedness

or working on it to the extent possible

in daily

life if we categorize individuals based

on their responses to the question of

disaster preparedness importance with

one group answering possibility is high

and the other possibility is low those

who perceive the possibility as low are

generally less engaged in disaster

prevention to assess the significance of

educational initiatives on disaster

preparedness the cabinet office

conducted surveys to investigate why

some individuals were not taking steps

to prepare for disasters despite

recognizing their importance respondents

who acknowledged the importance of

disaster preparedness but indicated that

they were not adequately prepared or

hardly prepared in their daily lives

were asked to explain their reasons the

results revealed that the most commonly

mentioned factors were lack of time cost

constraints limited opportunities and

lack of

information according to the report from

the cabinet office there are specific

recommendations for different groups for

those who indicated a lack of

information the report proposes making

information more accessible and easier

to understand to address individuals who

expressed a lack of opportunity the

suggestion is to distribute simplified

informational materials online and for

those who do not feel a personal

connection to the concept of disasters

the report advises emphasizing the

potential dangers associated with

disasters which might be an effective

approach additionally more than 20% of

respondents responded with no particular

reason the report says that motivating

such individuals could be achieved by

raising awareness of the risks

associated with disasters potentially

advancing disaster preparedness

efforts before explaining the chart

shown in this slide I want to mention

that there was a questionnaire about

possible groups that people can help

each other regarding disaster

preparedness the respondents were asked

what kind of groups do you think can be

involved in disaster preparedness

activities on a daily basis with people

outside the family each respondent chose

different groups such as neighbors

people at work or part-time job people

in voluntary disaster prevention

organizations neighborhood associations

Etc and people in Hobby groups or Club

activities in this slide I will talk

about disaster prevention activities

that people choose with their chosen

group and what the obstacles may be when

asked about the types of activities they

would engage in for daily disaster

prevention activities within their

groups in the future the most common

response at

52.4% was Tod do daily preparedness that

can be made at home like stockpiling

water and food and preventing furniture

from falling over about 37% of those

surveyed showed interest in getting

information or knowledge about disasters

by participating in workshops or

seminars additionally about 35% of

respondents expressed their interest in

creating communication system in case of

disaster such as a communication Network

or mailing list regarding potential

obstacles when working on disaster

prevention activities with their group

members in the future 42.6% of

respondents cited lack of available time

as the most common obstacle this was

followed by about 24% who pointed out

absence of nearby study groups or

seminars or a lack of information about

them about 23% who mentioned inadequate

guidance or a lack of clarity on whom to

consult and about 23% who highlighted

heavy individual burden due to a

shortage of

Manpower we looked through the survey

results and found hints on bringing

people's awareness towards disaster

preparedness we also identified some

encouraging developments for example

46.3% of the respondents mentioned daily

preparations that they can make at home

and other places

as well as taking an interest in

gathering information about disasters

regularly as things they would like to

do to prevent disasters indicating that

there is a latent awareness of the need

to prepare for disasters but still there

are a lot of obstacles that hinder

appropriate disaster preparedness many

respondents cited reasons such as lack

of time lack of opportunity to think

lack of information and not being

familiar with the problem as factors

that hinder disaster prevention so it is

crucial to eliminate these factors and

change behavior in addition many

respondents cited a need for study

groups or seminars being held nearby and

the lack of someone to advise them as

obstacles to disaster prevention efforts

in communities and groups it was

predicted that providing a place for

learning as well as an environment and

resources for learning would be vital to

increasing the disaster prevention

capabilities of regions and communities

furthermore the level of preparedness

for disaster prevention differs between

the group that answered that the

possibility of a disaster is high and

the group that did

not many think that the probability of

disasters is low for motivating disaster

prevention it is also considered

adequate to make people aware of the

possibility of disasters occurring now

that we have a glimpse of people's

awareness and activities toward disaster

prevention let's consider what we can do

about it how do we make people's

motivation higher what kind of approach

is needed the analysis of survey results

gave an empathetic understanding of many

people's attitudes and actions

concerning disaster preparedness empathy

plays a pivotal role in a human-

centered design approach like design

thinking it enables you to put aside

your preconceived notions about the

world and gain a genuine understanding

of users and their

requirements I suggest that the design

thinking process is one of the effective

approach Roes to disaster preparedness

problems and it could help increase

people's awareness of

disasters let's look at how we can apply

design thinking but before that I would

like first to explain what design

thinking

is the hasso platner Institute of Design

at Stanford commonly known as the D

School proposed the five-stage design

thinking model I will talk about this

design thinking process in more detail

design thinking is a problemsolving

approach that places a strong emphasis

on understanding the needs and

perspectives of the end users or

customers it's a human- centered

iterative process used to generate

Innovative and practical solutions to

complex problems design thinking

typically consists of the key stages

empathize Define ideate prototype and

test the first stage is empathize in

this stage designers seek to understand

the people they are designing for this

involves empathy which means observing

and engaging with users to gain insights

into their needs challenges and

aspirations it often involves conducting

interviews surveys and observations the

second stage is Define based on the

empathy phase the next step is to define

the problem this involves synthesizing

the collected information to identify

the core issues and challenges that need

to be addressed

it's about framing the problem in a

human Centric way the third stage is id8

this stage encourages creative thinking

and brainstorming designers and team

members generate a wide range of

potential Solutions without judgment the

goal is to produce a diverse set of

ideas the fourth stage is prototype once

a promising idea or concept emerges it's

time to create a prototype this could be

a rough sketch a physical model or even

a digital representation of the proposed

solution the Prototype is meant to be a

quick and lowcost representation of the

idea to be

tested the fifth stage is test testing

involves putting the prototype in front

of users or stakeholders to gather

feedback and evaluate its Effectiveness

this process is essential for refining

and improving the solution if the

solution doesn't meet the needs of users

it's back to the ideation phase I

explained five stages but design

thinking is iterative process the

process often Cycles back to earlier

stages as new insights are gained

iteration allows for continual

refinement and Improvement of the

solution design thinking is often

associated with creative and

multi-disciplinary teams working

collaboratively to tackle complex

problems it encourages a mindset that

values experimentation learning from

failures and focusing on the user's

perspective while it is most common used

in the context of product and service

design it can also be applied to various

other fields including business strategy

education and social

Innovation design thinking has gained

popularity for its ability to Foster

Innovative user centered solutions to a

wide range of

challenges let's employ various

techniques within the framework of the

design thinking process to enhance

disaster preparedness for the empathized

stage we will conduct in-depth user

research to understand the perspectives

attitudes and behaviors of the target

audience regarding disaster preparedness

this may involve surveys interviews and

focus groups with different population

segments in addition we add a

storytelling approach to gather and

share stories of individuals who have

experienced disasters or successfully

prepared for them these narratives can

create empathy and convey the importance

of preparedness

for the defined stage we need to think

about problem Framing and use the

insights from user research to define

the specific challenges and barriers to

disaster preparedness within the

community formulate the problem

statement in a way that resonates with

the target audience later we create user

personas to represent different

population segments considering their

unique needs concerns and motivations

related to preparedness for the idea

stage let's do a brainstorming and

generate a wide range of creative ideas

for promoting disaster preparedness

encourage team members to think outside

the box and come up with innovative

solutions also we can do co-design

workshops to collaborate with the target

audience in co-design workshops to

brainstorm and prioritize ideas this

involves active participation from the

community in the ideation

process for the Prototype typ stage we

will develop awareness materials such as

brochures videos websites and mobile

apps that convey key preparedness

messages in a clear and engaging Manner

and we design Hands-On simulations or

exercises that allow individuals to

experience the impact of disasters in a

safe and controlled environment this can

create a sense of urgency and the need

for

preparedness in the test stage we test

the awareness materials and activities

with representatives from the target

audience gather feedback on the

effectiveness relevance and appeal of

the materials we should establish

feedback mechanisms that allow the

community to provide ongoing input and

suggestions for improvement design

thinking is an iterative process

therefore we use the feedback obtained

during testing to make necessary

improvements to the awareness materials

and activities ensure that the messages

and engagement methods are culturally

sensitive and resonate with the

community always engage community

members in planning and executing

disaster preparedness initiatives

encourage their active participation in

designing and delivering awareness

programs think about the local

Partnerships and collaborate with local

organizations businesses and schools to

create a network of support for disaster

preparedness Leverage The expertise and

resources of these Partners to evaluate

and measure impact we should set clear

metrics to measure the impact of the

awareness initiatives track changes in

Awareness levels the adoption of

preparedness behaviors and Community

engagement over time and continually

assess the effectiveness of the

awareness efforts and make necessary

adjustments based on the results by

applying design thinking we can develop

and Implement disaster preparedness

awareness campaigns that are more

engaging userfriendly and effective in

motivating individuals and communities

to take action design thinking

principles emphasize continuous

Improvement ensuring that awareness

initiatives evolve to meet the changing

needs and perceptions of the target

audience this concludes the first part

of this lecture in part two we will

examine the products services and

systems that were created to address the

issues raised in this lecture

these selected examples will demonstrate

how design has been utilized for

disaster preparedness thank you for

[Music]

watching