【感動する話】5年ぶりに本社復帰すると新人女性が段ボール箱を机に仕事をしていた「中卒はこれで仕事しろと..」俺が社長を呼び出すと衝撃的な展開となる..【スカッと】【朗読】
Summary
TLDRこの物語は、病気から復帰した会長・足立哲夫が、会社の学歴差別に挑む姿勢を描く。新入社員の花江みつ子が、中卒であるために不当に扱われていたことが発覚し、会長はその不正を是正し、みつ子の才能を認めさせる。学歴や性別、育児などの理由による差別を排除し、社員一人一人が平等に評価される環境を築く努力が描かれている。
Takeaways
- 📚 スクリプトは、主人公・足立哲夫が病気から回復し、会社に戻り、社員の花江みつ子さんに対して不適切な扱いを受けているのを発見する物語です。
- 🔍 足立哲夫は、45歳で会社に復帰し、社員として不正な命令を受けた花江みつ子さんを守るために行動を起こします。
- 🏆 足立哲夫は、中学卒業で印刷会社に入社し、独学でスキルを身につけ、会社を成功させた素晴らしいキャリアを築きました。
- 👶 足立哲夫は孤児として育ち、叔父に育てられ、その後会社を築きました。
- 🎓 足立哲夫は、学歴を問わず実力主義を重んじる会社文化を築き、社員の多様性を受け入れています。
- 💼 西野部長は、花江みつ子さんを学歴差別して不適切な扱いを行い、それが発覚し解雇されます。
- 👧 花江みつ子さんは、中卒でキャリアを築き、SNSで小説紹介を行っており、その才能が会社で認められるようになります。
- 🛠️ 足立哲夫は、会社の方針に反する行為を行っていた西野部長を解雇し、平等な職場環境を確保します。
- 🌟 足立哲夫の病気から回復した経緯や、会社での取り組みが、社員のモチベーションを高め、会社の業績を向上させています。
- 🔄 足立哲夫は、会社に戻ってから、多様性と平等を重んじる職場環境を作り出し、社員の能力を最大限に発揮させるように努めています。
- 📈 会社の文芸部は、花江みつ子さんの活躍によって収益が倍増し、他の部署もその影響を受けて業績を上げています。
Q & A
脚本的主角是谁,他的名字是什么?
-脚本的主角是足立哲夫,他是一位45岁的男性。
足立哲夫在公司中担任什么职位?
-足立哲夫是悟出版的会長,之前因病療養而離開了社長的職位。
足立哲夫在公司中遇到了什么令人震惊的光景?
-他看到一位新人女性社員使用ダンボール(紙箱)代替桌子在工作。
新人女性社員为什么使用ダンボール代替桌子工作?
-因为部長西野命令她这么做,理由是她只是中卒(中学畢業),认为她不需要桌子。
足立哲夫对于西野部長的行为有什么反应?
-他感到非常愤怒,因为这完全忽视了公司学歴不問的方針。
足立哲夫在病中得到了谁的支持?
-他得到了医師、看護師さんたち的支持,特别是花江千恵さん。
花江千恵さん是谁,她和主角有什么关系?
-花江千恵さん是主角的看護師,也是花江みつ子(新人女性社員)的母亲。
花江みつ子さん在SNS上以什么名字而闻名?
-花江みつ子さん以ミッチ这个昵称在SNS上介绍小说而闻名。
西野部長在前公司的经历是怎样的?
-西野部長在前公司没有取得成果,只依赖名作家,拒绝了新人作家的作品,最终被解雇。
足立哲夫对于公司内部的歧视问题采取了什么措施?
-他彻底排除了所有形式的歧视,为育児や介護中的社員设立了保育室,也整备了可以远程工作的环境。
文芸部在足立哲夫回归后有什么变化?
-文芸部在新的部長花江みつ子的带领下,成功地发掘了多位无名作家,出版了多本畅销书,收益倍增。
脚本中提到了哪些社会问题?
-脚本中提到了学歴歧视、性别歧视、对シングルマザーやシングルファーザー的偏见,以及对外国人的不平等待遇。
脚本的结局是什么?
-脚本的结局是足立哲夫继续作为会長工作,次郎作为社長成長,而西野部長因为不适应新工作而自主退職。
Outlines
😡 学歴差別の衝撃
主人公足立哲夫は5年間の闘病生活を終え、会社復帰後に見た光景に怒りを感じる。新人女性社員がダンボールを机代わりに使っている状況に、部長の命令によるものと知り、学歴不問の会社方針を無視されたことに腹を立て、社長に電話して対応を求める。
📚 出版業への挑戦
足立哲夫は叔父の提案で印刷会社を辞めて出版業に挑戦。出版会社「悟出版」を設立し、学歴不問で採用し、社員一同で会社を大きくしていく。10年後にはベストセラーを輩出し、一般書籍や雑誌も出版する大出版社に成長する。
😤 病気復帰後の不況
足立哲夫が病気から復帰した後、文芸部の不況に直面。女性社員がダンボールに座り、文芸部員が一人もいない状況に遭遇。彼女の説明から、部長による学歴差別のことが発覚し、怒りの中、社長に文芸部長西野の処分を命ずる。
😠 学歴不問の方針に反する行動
西野部長が中卒の女性社員に不当な扱いを行い、学歴不問の会社方針に反する行動をとる。社長に知られ、謝罪と処分が行われることになる。
🤔 学歴と能力の議論
西野部長が学歴を重んじ過ぎる考え方で、能力を評価しないことが議論の的になる。会長足立哲夫は学歴を手段とし、実力を重んじるべきだと主張し、西野部長は解雇される。
📚 出版社の再生と差別の取り除き
足立哲夫は出版社を再建し、差別を排除し、多様なバックグラウンドを持つ社員たちが協力して目標に向かって進む職場文化を作る。文芸部は新しい部長の下で成功を収め、無名作家を手掛けるなど、会社の評判を高める。
👩💼 新しい文芸部長の活躍
花江みつ子が新しい文芸部長として、才能を発揮し、無名作家の新刊本を手掛け、ベストセラーに仕掛ける。文芸部の収益は倍増し、出版社の評判も向上する。
🎉 社員の協力と会社の前進
社員たちが互いに協力し、目標に向かって前進する姿勢が強まる。足立哲夫は社員の笑顔に励され、会社の未来に向けて頑張る決意を新たにする。
Mindmap
Keywords
💡闘病生活
💡学歴不問
💡文芸部
💡ダンボール
💡起業
💡ベストセラー
💡SNS
💡文芸部長
💡シングルマザー
💡リモートワーク
Highlights
主人公足立哲夫は45歳で、5年間の闘病生活を終え会社に戻ってきた
会社に戻り、新人女性社員がダンボールを机代わりに使って工作的たという不思議な光景に遭遇
部長命令で中卒の女性社員に机は必要ないと言われ、ダンボールで仕事をさせられた
足立哲夫は怒りで社長に電話をかけるが、社長はすぐに彼のもとに飛び込んだ
足立哲夫は40歳時に希少病にかかり、命が奪われると思われたが、5年間の病生活を乗り越えた
幼い頃に両親を失い、叔父に育てられた足立哲夫は中学卒業後すぐに独立し、独学で学んだ
18歳で叔父の会社に入社し、独学で得たスキルを活かし、印刷業界で成功を収めた
叔父からの提案で起業し、出版業に進出し、自分の会社「悟出版」を設立
起業17年目に病気になり、会社を部下に任せ、会長職に退いた
病気の5年間の末に会社に復帰し、文芸部の落ち込みに直面した
文芸部で働く花江みつ子が、中卒であるために不当に扱われていた
花江みつ子の才能を認め、文芸部の改革を開始した
西野部長は学歴差別を行い、会社方針に反した行為を行っていたことが明らかになった
西野部長は解雇され、花江みつ子が文芸部の改革をリードし始めた
花江みつ子はSNSで知られるミッチとして、小説の紹介で人気を集めていた
足立哲夫は会社全体の文化改革を行い、学歴や性別、家族事情などによる差別を排除した
文芸部はみつ子のリーダーシップの下で大成功を収め、会社の収益を倍増させた
社員たちは平等に扱われ、共通の目標に向かって協力し合う企业文化が形成された
Transcripts
中卒にはこれで十分だこれで仕事
しろ5年間の闘病生活を終えようやく会社
に復帰した俺の目に飛び込んできたのは
信じられない光景だっ
た新人の女性社員がダンボールを机代わり
に仕事をしていたのだ聞けば部長命令だと
いう中卒の彼女には机は必要ないダン
ボールで仕事をしろと言われた
らしい腹の中がかっと熱くなるのを感じた
俺は鬼の行走で社長に
電話俺だお前は今すぐここに
来い電話を受けた社長は俺のいる部屋に
すっ飛んできた
俺の名前は足立哲夫45歳だ実は最近まで
病生活を送ってい
た発病したのは40歳の
時仕事も順調でこれからさらに頑張るぞと
思っていた時だったので病に倒れた時は
ひどく落ち込ん
だしかも俺が患ったのはあまり令がないだ
とお医者さんに知らされ
たとはいえ命が奪われると決まったわけで
は
ない俺は仕事を休み治療に専念することに
し
た5年間の病生活は正直かなり辛かっ
たそれを乗り越えることができたのはお
医者さんや看護師さんたちが俺を支えて
くれたからだ
逃ADVして4年が過ぎた頃画期的な新役
が発明され俺の病状はどんどん回復して
いったそしてこの春ようやく退院できたの
だ思えば俺の人生はたくさんの人に支え
られここまで来たのだと
思う俺は幼い頃に両親を失った孤児になっ
た俺を育ててくれたのは母の弟である叔父
だっ
た叔父は高校進学を進めてくれたが俺は
早く独り立ちしたくて中学を卒業すると
同時に叔父の家を出た今から思えば随分
可愛くないおいだったと
思うそんな俺を叔父はとても気にかけて
くれてい
た反対を押し切って家を出る俺に18歳に
なったら俺の会社の社員として雇ってやる
と約束してくれたの
だ中卒の人間がつける仕事は限られて
いる新聞配達を始めとしてコンビニ店員
警備員清掃員など俺は複数のアルバイトを
かけ持ちして必死に稼い
だしかしアルバイトにせを出すだけでは
叔父の会社に入社した時の戦力にはなら
ないだろうだから仕事をしていない時間は
勉強に当てた授業料など払えないから全て
独学だ休日は図書館に通い手当たり次第に
本を読ん
だ叔父の会社に就職した時のことを考えて
DTP検定も受けたDTPつまり
デスクトップパブリッシングとは書籍など
の編集に際して行う割り付けなどの作業を
パソコン上で行う
こと叔父の会社は印刷会社だったから役に
立つと思ったの
だそうして18歳になった俺は無事に叔父
が社長を務める勝印刷に入社した学歴は
なかったが独学でんことは全て役に立った
だから就職してからも仕事の合間を縫って
勉強を続け
た実務経験が必要な印刷技能士や印刷営業
師の資格も取ったやがて大きな仕事を任せ
てもらえるようになった俺は勝印刷で
どんどん出世していっ
た勝印刷に入って5年が過ぎた頃俺は叔父
に呼び出され
た何事かと思って訪れた社長室で叔父は俺
が思っても見なかった提案をし
た勝印刷をやめて起業してみたらどうかと
いうのだ驚く俺に叔父は言ったの
だ社長としてはこのまま勝印刷にいて
ほしいお前は我が者にとって大切な戦力だ
から手放したくは
ない叔父は微笑んだその表情は社長では
なく俺を育ててくれた優しい叔父のもの
だっ
ただが叔父としてはこの小さな会社にお前
を閉じ込めておくのは忍びないと思うのだ
よそして叔父は俺が取得した資格の名前を
あげ
た独学でこれだけの格を取ってしかもそれ
を生かしているお前ならもっと広い世界で
羽ばたける
だろうそんな風に言われてもいまいピンと
来てない俺に叔父は重ねていったもし失敗
したらいつでも勝利印刷に戻ってきていい
から1度起業して
みろ叔父の褒め言葉は嬉しかったが俺には
不安があった
ありがとうおじさんでも俺は高校も出てい
ない中卒で起業なんてできるか
なすると叔父はカラカラと笑った勝印刷に
は高卒の社員も大卒の社員もいるだがお前
くらい使える社員はその中にはいないぞ
いやそれは褒めすぎだろうと俺は思ったが
叔父は本気で言ってい
た世の中は実力だ実力の伴わない学歴など
何の役にも立たないお前なら
できるその励ましの言葉に俺の気持ちは
固まっ
た分かったやって
みる俺は年度末に勝印刷を辞め起業の準備
に入っ
た20歳になってい
た起業するにあたって印刷業だけは
やめようと思った勝龍印刷と競合するよう
なことだけは避けたい色々考えた結果俺が
選んだのは出版業だったそれなら叔父の
会社と繋がりが持てる何より俺は本が好き
だっ
た図書館に通っていた頃俺はいわゆる実用
所ばかりを読んでいたわけではない実は
小説も好きだったの
だ古典や文豪と言われる人たちの名作も
面白かったが何より俺が心を引かれたのは
今現在新しい小説を生み出している新人
作家たちの作品だっ
たまだ世に出ていない才能を開花させる
ことができたらどんなに嬉しい
だろうそう思った時俺は起業する目的を
見つけたと思ったものだっ
た俺がまず初めに作ったのは慈悲出版する
会社だ社名は悟出版とし
た最初は小さな事務所を借りて社員は社長
の俺とアルバイトが数人そんなところから
始めたがそれでも何冊かの本を出すことが
でき
た印刷はシル印刷が格安で受けおってくれ
たのも大きな力になっ
たその後本を作った人たちがSNS等で悟
出版の仕事は丁寧だと発信してくれた
おかげもあって会社はどんどん大きくなっ
ていっ
たアルバイトだけではなく正社員も増えた
自分と同じような境遇の人にもチャンスを
与えたかったから採用にあたっては学歴
不問を貫い
たそうしているうちに慈悲10版で出した
小説がベストセラーになったり大きな文学
省を取ったりすることが増え
たするとプロの作家さんからサル出版で
出版したいと声がかかるようになる
起業して10年過ぎた頃サル出版は慈悲
出版専門ではなく一般書籍や雑誌なども
扱う会社になってい
たもちろんずっと順風満パだったわけでは
ない紙の印刷物が売れなくなってきた頃
電子出版に乗り出すかどうかで車内が真に
割れ分裂の危機に襲われたこともある盗作
疑惑やプライバシーの侵害を訴えられた
ことも
あるけれども社員が力を合わせなんとか
乗り越えてきたしかし起業して17年40
歳になった時に俺の病気が発覚したのだっ
た治療に専念すると決めた俺は社長職を
部下に継がせ自分は会長職についた
そして5年の病生活の末俺はようやく会社
に復帰することができ
た俺が真っ先に行ったのは文芸部
だこの5年で終駅が一番落ち込んでいるの
が文芸部だった
から部屋に入るとそこには信じられない
光景が広がっていた部員が1人もいない
いや女性社員が1人だけいただがその女性
社員はなぜかダンボールを机にして仕事を
している何をしているのかと様子を伺うと
ダイレクトメール用の封筒にアテナシール
を貼っている
らしいどう考えても文芸部員の仕事では
ないそういった雑用はアルバイトの学生
などがする仕事の
はず俺はその女性社員に声をかけ
た仕事中すまない他の社員はどうしたのか
な振り返った彼女がまだ若いことに気づい
たもしかしたらと思うこともあったがそれ
は後回しに
するお昼休みの時間なので昼食を取りに出
ています
時計を見ると12時半だっ
た確かに昼休みの時間
だ5年も病生活をしていたので時間感覚が
なくなってい
た君は食べに出ないのかい私はお弁当を
持ってきているの
でそして彼女は花江みつ子だと名乗っ
たやはり
と思ったがそれを顔には出さずにさらに
尋ね
たそもそも君はなぜダンボールで仕事をし
ているのか
なするとみつ子はうき黙り込んでしまう
心配ない私はこの会社の人間
だしばらく病気で給食していたのだが
ようやく復帰できたところだそれは
おめでとうござい
ますみつ子はにっこり笑ってくれたが質問
の答えがまだ
だ君がダンボールで仕事をしている理由を
教えて
くれ重ねて問うと彼女はためらいつつ口を
開い
た部長の命令なんですその私は中卒なので
中卒にはこれで分だこれで仕事しろ
とその答えに俺は腹の中がかっ熱くなるの
を感じ
た学歴不問の我が者の方針を完全に無視し
た暴挙
だ文芸部長は会社の方針を何だと思って
いるの
だそれに君のその仕事だが普通ならバイト
の学生がするような仕事
だろ中卒ができる仕事なんてこのくらいだ
と部長
が怒りに怒鳴り出したい気分だったが彼女
を驚かせてはいけない俺はなんとか怒りを
押し殺して尋ね
た文芸部長の名前
は西のひりさん
です名前に覚えが
ないおそらく俺が病中に採用した社員なの
だろういくつぐらいだその部長
は確か48歳だと思い
ますということは中途採用
か俺がブツブツと言っていたらみつ子が
ためらいがちに切り出し
た部長はとてもいい大学を卒業なさった
そうでだから私のような中卒には我慢が
ならないんだと思い
ますしかし悟出版の方針は学歴不問だはい
そう聞いたので私この会社の採用試験を
受けたんです
けど悲しそうに微笑む彼女を見てこれは
早急になんとかしなければと俺は思
俺はすぐ近くの電話を取ると何度もかけた
内線番号をプッシュ
する5年の間に変更になっていなければ
良いがと心配したがはいと出た相手は思っ
ていた通りの人物だった俺が鬼の行走に
なっていたのかみつ子はヒっと首をすめた
俺だお前は今すぐここに来い文芸部
だ俺の見幕に驚いた通話の相手接した次郎
ははい今すぐと通話を切ったこの様子なら
すぐ来るだろうあの次郎ってどなた
です首をかしげながら尋ねるみつ子に俺は
にやっと笑見せ
たせ次郎のことだけど知ら
ないし知らないはずないじゃないですか
それ社長のお名前です
正解ピンポンと俺が言った瞬間次郎つまり
接し社長が飛び込んでき
た手長さん会社に来たならまず社長室に来
てください
よ入って来るなりそんな文句を言う実は
社長職を任せたせ次郎は俺の従つまり叔父
の息子なの
だ兄弟のように育ったから気心は知れて
いるし正義感溢れる真面目な奴だと分かっ
ていたから社長職を任せたのだが35歳の
次郎にはまだ荷が重かったのかもしれ
ないここは会社なのに俺のことを会長では
なく鉄夫さんなどと呼んでしまうのだから
困ったもの
だ俺が呆れていると次郎は自分の出現に
気づいたのか改まった口調に変え
た失礼いたしました隊員おめでとうござい
ます復帰していただけて本当に心強い
です俺に再敬礼する次郎を見てみつ子は
驚きを通り越して呆然として
いる前もって言ってくだされば社員一度お
出迎えいたしましたのにそんなことはどう
でもいいそれよりこれを
見ろ俺はみつ子が使っていた段ボールを
指さしたなんですかこの段ボール
は案の定次郎はこのことを全く知らなかっ
た様子
だみつ子がはダンボールで仕事をしていた
生殺を説明すると次郎は青ざめ
たそんなことが申し訳ありません私の監督
冬届
です謝る相手が違う
だろう指摘すると次郎ははっとしてみつ子
に向き直っ
た花江みつ子さん嫌な思いをさせてしまっ
て本当に申し訳ありませんでしでした今後
このようなことがないように対処いたし
ますので許して
くださいその言葉を聞いてまだまだあま
ちゃんだがこいつはやはり見所があるなと
俺は思っ
たなぜならみつ子の顔を見ただけで
ちゃんと花江みつ子というフルネームが
言えたから
だ悟出版の社員の数は少なくない
その社員の顔と名前をちゃんと把握して
いるという証拠
だ細かなところは行き届かなかったかも
しれないが根本は外れていないの
だろう一方社長に平謝りされたみつ子は
戸惑いを隠せないああのもう顔をあげて
ください社長のお気持ちはよくわかりまし
たから
西野については必ずしるべき処分をいたし
ますの
でその西のだが俺の療養中に採用したの
だろうどういう人物なん
だ療養中の新規採用については次郎に一任
していたので文句を言うつもりはない
しかしどんな人物なのかは知る必要が
ある中途作用です
大手の出版社の文芸部長を務めていて
数多くのベストセラー作品に携わっている
と言ったので採用したのです
が次郎は近くのパソコンを立ち上げ西野の
履歴ページを表示し
たそこには過去の職歴として大手出版社の
名前といくつかのベストセラー作品の名前
が書かれていた
その作品名に引っかかりを覚えた俺はその
場で知り合いの1人に電話をかけとある
調査を依頼し
た西木野の経歴に
何か次郎は不安そうな顔で俺を見つめて
いる俺の病気でお前に社長職を任せて
しまうことになってさぞ大変だったと思う
いずれお前に社長食を譲る気ではいたが
引き継ぎの時間があまりに短すぎたと俺も
反省しているいえ哲夫さんの責任じゃあり
ません私が不がないから忙しさにかけて
細かいところに目が行き届きませんでした
だからこんなこと
にダンボールを見つめて次郎は唇を
噛みしめ
たその気持ちがあれば大丈夫だと俺は思っ
た
哲夫さんが真っ先に文芸部に来た理由も
分かっています文芸部の収益の落ち込み方
はひどいですから分かっているんです
けどこれから取り戻せばいい2人で
頑張ろうポンと肩を叩くと次郎はうっすら
と目に涙を浮かべながらコクコクと頷い
たその時廊下から人の話し声が聞こえ始め
た昼休みが終わり社員が戻ってきた
らしいぞろぞろと部屋に入ってきた社員は
次郎の姿を見て驚きに足を止めるすると
社員たちの後ろから1人の男が進み出
た風景からして彼が2の部長
だろう社長なぜこちらに
そして隣に立つ俺に気づいた西野は
あからさまに不審げな目で俺を見て
くる君は誰かねここは関係者以外立ち入り
禁止
だ次郎やみつ子そして俺の顔を知っている
社員の何人かが口を開こうとしただがその
前に俺は西に尋ね
た君がの部長だね1つ聞きたいのだが
こちらの花江みつ子さんはなぜダボールで
仕事をしているのか
なすると西木野はははと笑っ
た彼女は中卒なんです
よそれ以上の説明は必要ないでしょうと
言わんばかりに言葉を切る俺はあえて質問
を重ね
た中卒とダンボールの関係が分からないの
だがは決まってるだろう中卒なんかに机は
もったいないダンボールで十分なんだよ
なるほどところで俺も中卒なんだ
けどすると西木野は冬海そうに眉を潜めた
はあそもそもなんであんたはここにいるん
だここはかの有名な悟出版だぞ中卒なんか
が来るところじゃ
ないその言葉が部内に響き渡った途端社員
たちがざわめいたそのざわめきに戸惑うに
の次郎が一括した顔を見てわからないのか
この方はサル出版の会長だぞ
あこのおさんいやこの人が
会長そんなバカな中卒なの
にすると今度は社員たちが一斉に笑い出し
たお前会社の公式サイトを見たことがない
のか会長の顔写真も載っているし経歴も
乗って
いる次郎はパソコンの画面を西野に
突きつけ
た会長の足立哲夫は中卒でありながら23
歳で企業慈悲出版の会社を立ち上げ今の悟
出版を作り上げた社員なら誰でも知って
いること
だ画面を食い入るように見つめていた
西木野の顔はみるみるうちに青ざめ
た立ち
会長西木野は驚きすぎたのかそれ以上の
言葉が出てこない様子
だ君は俺の顔も知らなかったようだが
学歴不問という我が者の方針も知らなかっ
たの
かすると西のはふるふると首を横に振った
知っていますでも私はそのことに納得でき
ていませ
んさっきまで青かった西野の顔は今度は
興奮で赤くなっている会長が中卒なのは
分かりましたですがそんなのはごく稀な
ケースです普通は中卒よりも高卒高卒より
も大卒の方が優秀なん
ですその普通とはどんな基準だと尋ね
たかったが言いたいことは全部言わせて
しまった方がいいだろうとあえて口は挟ま
なかっ
たそれなのにこの会社はどんな学歴でも
平等に扱われる
るも惜しんで勉強してエリート大学に行っ
た俺の苦労は何のためだったん
だ西野は今にも泣きだしそうだった周りが
部活だの恋愛だのにうつつを抜かし
遊び歩いている間も俺は朝から晩まで受験
勉強だそれもこれもエリート大学に入る
ためその苦はがなかったとでも言うの
か俺はその頃バイトをかけ持ちしながら
図書館画いをしてたがなと言いたかったが
やはり愚痴にはしなかっ
た俺だって青春を王化したかった俺の青春
を
返せ西木野は四国真面目にそれを言ったの
だろうが社員たちは大爆笑
だ西木野はその社員たちを睨み返し
たどうやら言いたいことは全て言ったよう
なので俺は自分の考えを言うことにし
た俺は学歴を全て否定しているわけじゃ
ないしかし学歴は手段だ目的じゃ
ない西野は言われた意味が分からないのか
巨としている俺は丁寧にしてやることにし
た例えば医師や弁護士教師などには学歴は
必要
だ西木野と同じように必死に勉強していい
大学に入る必要があるだろうだ
けど俺の主人医はとても優秀な人だったが
彼は言ったんだ医者になるために必要だっ
たから偉大に入った
と彼は小さい頃から医者を目指してい
た目指した理由は人の命を救いたいから
頑張って勉強して偉大に入り念願の医者に
なっ
ただが彼は医者になっても勉強は続けたん
だよ医学の進歩は早いついていくためには
必要だと言って
ねそうして常日頃から勉強をない医者だっ
たからこそ新薬の発明をいち早く知ること
ができそれを俺に使ってくれ
た彼は俺の命の恩人だが彼にとって大学は
医者になる手段だっただが君にとって大学
は目的になっていたのではない
か大学入学が目的だったからそこに入った
途端にもうそれで満足してしまい努力を
やめてしまっ
たエリート大学の出身だからあは何もし
なくても周りに尊敬されるし出世できると
でも思っていたのではない
か次郎を始め周りの社員はうんうんと頷い
ていたが西野はまだ納得しなかった確かに
俺はそんなところがあったかもしれないだ
けど大卒はだ少なくとも中卒のこの女より
俺は優秀なはず
だ思わずため息が漏れたこの男には何を
言っても無駄かとも思ったがみつ子の名誉
のためにも俺は言わなければなら
ない俺はパソコンの画面を切り替えた
ミッチというハンドルネームの人のSNS
だ
これが何
か最近書店員さんや本月の間で評判の
SNS
だミッチのSNSは全て小説の紹介だ1日
に1一冊以上紹介しておりその総数は1万
冊を
超える適切な紹介分は常に評判となり
ミッチがきっかけでブレイクした新人作家
も少なくない
フォロワー数は20万人以上書店員さんも
注目し大きな文学書にさえ影響力があると
言われて
いるこのSNSを知っている
人尋ねるとほとんどの社員が手を上げただ
が西のは動かないこんなSNSがなんだっ
て言うんです
か君はこの1年で何冊の小説を読んだいや
48年間の人生の中で何冊の本を読んで
いるそんなのいちいち覚えてませんよでも
読んでますよ仮にも文芸部長ですから
ベストセラーは一通り
それじゃだめだろ文芸部長なら一部の
マニアに人気のある作品やや移植作と言わ
れるもの人の作品そういったものにも目を
向けなけれ
ばそれにと俺は話を続けたミッチのすごさ
は読書量だけでは
ないフォロワーから心が疲れた時に読む本
はとか心震える恋愛小説が読みたい見事な
電返しのミステリーはなどという質問に
すぐさま的確に答えられるところなの
だ君はこういった質問に即座に答えられる
か
ね西木野は何か言おうとしてだが言えずに
黙り込んでしまっ
たこのミッチが彼女花江みつ子さんなんだ
よその場にいる全員がええと驚きの声を
あげた無理もないミッチは正体不明という
ことでも有名だった
からわかるか少なくとも小説に関しては
大卒の君より中卒のみつ子さんの方が
ずっと詳しいし優秀なんだ
よだから哲夫さんええ会長は何があっても
花江みつ子さんを採用しろとおっしゃった
んですねえと西が驚きの声をあげたが俺は
無視した文芸部が落ち込んでいたからな
手入れのために彼女の力が必要だと思った
のだがそれをこんな無駄遣いし
てダンボールの上のダイレクトメールを
見下ろす文芸部の社員たちはひどく気まず
そうに舌を向い
た彼女の扱いがひどいことが分かっても
部長には逆らえなかったのだろう
西野は我が者には必要ないと俺は思うが
次郎いや社長の考えはどう
だ同感です西の光あなたは今で解雇です
待って
ください悲鳴のような声をあげた西木野は
俺と次郎の前に土座した許してください
今後学歴で部下を判断するようなことはし
ます
ですからどうか雇だけはお許しください私
にも養わなければいけない祭祀
がうちをやめても君のようなエリート大卒
ならいくらでも就職先があるので
はそう言ってやると西木野は呆然として
座り込んだまま動けなくなっ
たその時みつ子が進み出たあの伺いたい
ことが私自分がミッチだって誰にも言った
ことがありません会長はなぜご存知だった
のです
か確かに誰にも言ってなかったようだねで
も家族にはお母さんには言ってあったん
じゃない
かみつ子は驚きに目を見開いた母をご存知
なんですか知っている
看護師の花江千恵
さんそうみつ子の母である知恵さんは俺の
担当の看護師だった彼女はとても優秀で俺
は何度も彼女に助けられた優しく励まし
力づけてくれるだけでなく時には厳しく
知った激励してくれるその力加減は絶妙で
5年間の病生活は彼女なしでは乗りきれ
なかった
だろう仕事熱心な彼女は自分の
プライベートを話すことはなかったのだが
1度だけあと声をあげたことがあっ
たサイドテーブルに置いてあった読み
終わった単行本の表紙を見た時
だこの本が何かと尋ねたら娘が読みたがっ
ていた本だだったの
で気まずそうに答える知恵さんはその時
だけは看護師ではなく母親の顔になってい
た俺はその時まで彼女に娘がいることさえ
知らなかったそれならあげるよもう読み
終わっている
から知恵さんは最初は遠慮していたが俺が
たくさんの人に読んでもらった方が本を
喜ぶと言うと納得してくれ
た勤務時間明けに本を受け取りに来た彼女
はその時自分と娘のことを語ったの
だ夫を早くになくした知恵さんはシングル
マザーで娘のみつ子を育ててい
たみつ子は小さい時から本が好きで小学校
でも中学校でも図書館の本はあか読んで
しまったという
高校に進学したがみつ子は学校に馴染め
なかっ
た投稿することができなくなり引きこもり
のようになってしまったみつ子に知恵さん
は無理させないことにしたそう
だ高校を退学し引きこもり状態のみつ子を
見守るだけの日々が
続くやか少しずつ立ち直ったみつ子は近所
の私立図書館に通うようになった
学校の図書館とは比べ物にならない広さ
ですからねさすがに全部は読めてません
けど全て読破してしまいそうな勢いで読ん
でいると
いう彼女が読みたがっていた本というのは
かなり評判になっている新官本だっ
た人気の本なので予約が殺し子が予約した
時はすでに100人以上が待っている状態
だったそう
だ読めるのは来年になっちゃうか
もがっかりするみつ子にちさんはそんなに
読みたいなら買えばと言ったそうだだが
みつ子は頷かなかっ
た読みたい新刊本全部買ってたらお金が
いくらあっても足りない
よ母親思いのみつ子はそう言って待って
いれば読めるんだからと笑ったと
いうそれを聞いて俺はなんだか嬉しくなっ
た若者の本離れが叫ばれてる中こんなにも
夢中になって本を読んでくれる存在が
嬉しかったの
だ俺は病室の隅に山積みになっている炭鉱
本を指さし
た読みたい本があったら好きなだけ持って
いっていい
よ俺は体調のいい時には本を読んで過ごし
ていたいや本を読むことくらいしかでき
なかったので手当たり次第に読んでいたの
だ知り合いの作家や編集者から送られて
くる金定本はもちろん気になる新刊は
ネットで注文して買っ
たサル出版で出され本は次郎が届けて
くれるからもちろん全部読んで
いるそんな本が病室でいくつもの山を作っ
てい
たいいんです
か遠慮する知恵さんに俺は苦したこのまま
だと地震が来た時本に潰される持って行っ
てくれた方が
助かる知恵さんは喜び本の背表紙を写真に
とってみつ子に送っ
たすぐに返事が来た全部読みたいですっ
てこうして俺の病室にあった本の山は徐々
に減っていっ
た半年も立たずに病室の本はなくなり次郎
から自宅にある本を持ってきてもらうこと
もみつ子の存在は俺が選ぶ本の傾向にも
影響を及ぼしたネットで本を買う時無意識
にみつ子が好みそうなものを選んで
しまう結果的に今まで読んだことのない
ジャンルにまで手を伸ばすようになり出版
社会長として随分プラスになったと
思うみつ子に本をあげるようになって
しばらく経った時知恵さんが内緒だって
言われてるんですけどと前置きをした上で
ミッチのSNSを教えてくれ
た思っていた以上の読書量に驚きその考察
の深さに
驚き俺はみつ子には是非悟出版に来て
ほしいと思っ
たちょうど文芸部の落ち込みに悩んでいた
時期でもあったから
だしかしストレートに誘うのはためらわれ
たみつ子にとって俺は本をくれた人に
なるその恩人からの誘いだと嫌だと思って
も断りづらい
だろうだから知恵さんに頼んでお母さんが
偶然知ったということにしてもらった知恵
さんはここは学歴不問なんだってと悟出版
の採用案内をみつ子に手渡してくれたそう
だみつ子が採用試験受けてみると言ったと
知らされた時はこりして喜んでしまった
そして次郎に花江みつ子という人が来たら
必ず採用しろ配属は文芸部だと指示したの
だみつ子は採用になり無事文芸部に配属に
なったというのに学歴差別する西野のせい
で彼女は実力を発揮できずにいたのだ
あなたが私の足長おじさんだったんです
ねみつ子は目をうませていった俺が悟出版
の会長であることは知恵さんには言って
あっただがちえさんは看護師の守秘義務を
貫いてみつ子には言ってなかったのだだ
からみつ子にとって俺は本をたくさん
くれる優しい患者さんだった
ちょうどかの名作寺院ウェブスターの足長
おじさんの主人公ジュディが支援者である
足長おじさんの正体を知らなかったよう
にさて君がちゃんと仕事ができる場所が
必要だ
な開いている机はあるかと社員に尋ねたが
ないと言われ
た俺は部長席の前に行き机の上に乗って
いる西野の私物を全部片付けさせ
たみつ子さんとりあえずここに座ると
いいみつ子は驚きに固まっている次郎も
焦ったように言った会長彼女が優秀なのは
分かりますがいきなり部長
は2人が勘違いしていることに気づき俺は
笑ってしまったいくらなんでもいきなり
部長になんてしないさ座る席がないから
とりあえずここに座ってくれと言っている
だけ
だ新しい文芸部長を誰にするかは後で次郎
とゆっくり相談しようと
思うそう言うと次郎もみつ子もほっとした
ように頷い
た他の部員に促されみつ子は恐る恐ると
いう感じで西野がいた席に座った
それを見てずっと呆然としていた西木野が
情けない声をあげた
お私はどうすれ
ば悟出版をやめたくないの
か西木のは俺の前で再び土下座をしたお
願いしますどんな部署でも構いませんやめ
させないでくださいここにいさせて
くださいまあそれなら
次郎を見ると彼も頷いた西木野はほっとし
て腰が抜けたのかそのまま座り込んで泣き
出し
た机を片付けてくれた社員が西木野の私物
の入った段ボールを彼の前に置い
た西木野はそれを
抱えるそれで私はどこに行け
ばそうだ
なあどうしようと考えているとスマホが
着信を知らせた俺が調査を頼んでいた相手
からだったはいありがとうございます
ああやはりそうなんですか
はあなるほど
わかりましたお世話になりましたはいまた
今度食事でもし
ましょうスマホを切ると次郎がこちらを見
てい
た西木野が前にいた大手出版社の社長
だ彼とはとある出版パーティーで出会って
から婚にして
いる先ほど電話して元社員である西木野の
ことを調べてもらったのだ次郎に説明して
いると西木野の顔がまた青ざめ
た確かに彼は大手出版社の文芸部で働いて
いたしかし成果を上げたことはなかった
そう
だ西木野は大きな章を取った作家にばかり
仕事を依頼していたと
いうしかも章を取った作品と同じ傾向の
ものを書いてくれと頼んでいたそうだ結果
その作家を怒らせ断られるか書いてくれた
としても2番戦事だと言われ売れないかの
どちらかだったと
いうすると社員の1人がここでも同じでし
たと告発した勇気のある社員が新人を発掘
したいと申し出ても受け入れられなかっ
たり無名の作家の本を出そうとして却下さ
れ
たり有名作家さんに対しても同様で心境地
を開きたいと希望しているのにそんなん
じゃ売れませんいつもの路線でお願いし
ますと言って怒らせ
たり次々と告発される悪字に俺はため息を
つくしかできなかっ
たそれと経歴に書いてある関わったとさ
れるベストセラーだがどれ1つとっても
全く関係がなかったそう
だその結果田所に左されそうになり西野は
大手者をやめ我が者に転職したというわけ
だすみませんもっとちゃんと経歴を調べる
べきでし
た次郎が頭を下げ
た過ぎてしまったことは仕方がない今後気
をつければ
いい俺はその言葉を次郎に言ったのだが
西野は自分に言われたと勘違いしたはい
これから頑張りますそれで私ははどこに
行け
ば私物のダボールを抱えている西機能を見
てふと思いつい
たそうだなとりあえずはそこでみつ子さん
がしていた仕事の続きでもしたらどう
だダイレクトメールの束が乗っている
ダンボールを指さしたう嘘ですよ
ねすがるような目で見る西のに俺は
言い放った
経歴詐称するような人間にはちょうどいい
席だと思う
がそれでも西野はグズグズしていたが俺が
睨み続けたので仕方なくダンボールの前に
移動したそしてアテナのシール針を始める
のを確かめてから俺は文芸部を出ていった
その後復帰した俺に次郎は社長職に戻って
ほしいと懇願した
だが俺は会長職にとまることにし
た次郎は社長を務めるだけの義量はあると
思うまだ甘いところはあるがそれは俺が
サポートすればいいだけのこと
だ結果次郎は日々成長している俺を超える
社長になる日も遠くないだろうそして西
ノアと言えば彼が作戦されたのは倉庫管理
の仕事だったしかしそんなに簡単に変われ
ないのかそこでもエリート大卒を鼻にかけ
作業員たちに嫌われてしまった結果職場で
針のむとなり西木野はついに自主退職に
追い込まれたそう
だその後彼がどんな仕事に着いたのかは
知らない風の噂では西に愛想をつかした妻
は離婚届けを置いて出ていきすでに成人し
ていた子供にも見捨てられたそう
だそして俺はといえば5年の間に緩んで
しまった部署への手入れに愛しんでいる
最悪の学歴差別をしていた西野のような
人間はさすがにいなかったがそれでも差別
が皆無というわけではない
それはこの5年間に湧き上がったものでは
なく俺がいた頃から少しずつ会ったことな
のだろうと
思う学歴差別をするものもまだいたし女性
であるというだけで小心を見送られて
しまった人もいた3級や育久を取ったため
に以前いた部署に戻れなくなった人
シングルマザーやシングルファーザーで
あることを理由にに回されたものもい
たまた外国人だという理由で重要な仕事を
任せてもらえないと嘆いている人
も俺は全ての部署を回りそういった差別を
徹底的に排除したそれだけでなく子育てし
ている人や家族を介護している人でも働き
やすいように社内に保育室を作ったり
リモートで仕事ができる体制を整えたりも
した俺がそういう仕事をしている間に文芸
部も大変革を遂げていた新しい部長は
みつ子がその才能を遺憾なく発揮できる
ようサポートしてくれたおかげでみつ子に
見出された無名作家の新官本が次次と
ベストセラーになり文芸部の収益は
倍増さらに文芸所なら悟る出版という評判
が立ちベテラン作家さんたちも書かせて
ほしいと言ってくれるようになっ
たその他の部署も文芸部に続けとばかりに
社員は張り切って仕事をして
いるそこには中卒も大卒も違いはない
もちろん男女の違いも年齢の違いも全く
関係なくただ同じ会で働くもとして手を
取り合って目標に向かって進んでいるだけ
だ今日も俺は悟出版に出勤する
おはよう挨拶する俺に社員は皆笑顔で答え
て
くれるさあ今日も頑張って働くぞ
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