カルタゴ建国伝説 〜地中海を席巻する海洋帝国の成り立ち〜【42-2 COTEN RADIO ハンニバル 編2】
Summary
TLDR古代ローマとカルタゴの勢力が地中海を舞台に拮抗し、最終的に両国が全面対決するまでの経緯が説明されている。特にカルタゴの英雄ハンニバルが、アルプス越えでイタリアに攻め入る背景事情が詳述されている。
Takeaways
- 😀 カルタゴはフェニキアの植民都市として栄え、地中海の覇者となる
- 😊 ローマも小さい共和国から大国へと成長していく
- 😃 カルタゴとローマは共通の敵を追い払うために手を組んだことがある
- 😏 カルタゴは商業と海軍が強く、ローマは陸軍が強かった
- 🤔 カルタゴは傭兵制でローマは国民兵制だった
- 👍 ローマは変動可能な兵力が非常に多かった
- 🎉 ハンニバルはカルタゴの天才将軍だった
- 😮 ローマはシステムとして優秀な人材を次々と輩出できた
- 🤨 カルタゴは政治と軍事のバランスがとれているといえるかもしれない
- 😐 しかし政治が軍事を引っ張る力学も働いていた
Q & A
カルタゴはどのようにして建国されたのか?
-カルタゴは紀元前814年にフェニキア人の女王エリッサによって建国されました。エリッサはフェニキア本国が衰退していく中、北アフリカに植民都市を築こうとしたのです。
ローマとカルタゴの違いは何か?
-ローマはコンスル制で軍事と政治が一体化していましたが、カルタゴは行政と軍事が分離されていました。また、ローマは国民兵制で常備軍を持っていたのに対し、カルタゴは傭兵を多く雇う傭兵制でした。
なぜハンニバルはアルプス越えをしたのか?
-ローマの膨大な兵站力と変異動員数に対抗するためでした。ハンニバルにとって陸路で直接攻める以外に勝ち目がないと判断したためです。
カルタゴがギリシア人を追い払うことができた理由は?
-カルタゴはローマと手を組んで戦ったことが大きいです。特にピュロスという強力なギリシア人勢力に対しては、ローマの協力がカルタゴの勝利につながりました。
なぜローマとカルタゴが対立するようになったのか?
-共通の敵であるギリシア人を追い払ったことで、覇権争いをする他国がなくなり、両国の対立関係が生まれました。地中海の覇者の座をめぐって争うことになったのです。
カルタゴの社会制度や政治体制はどのようなものだったか?
-カルタゴは寡頭制的な体制で、政治家や軍人などのポストは一部の名家が独占していました。また行政と軍事が分離されており、民主制的な側面もあったとされています。
なぜカルタゴは傭兵制を採用したのか?
-領土拡大のスピードに人口増加が追いつかなかったためです。傭兵を雇うことで、軍事力の増強と領土拡大を両立させようとしたのです。
ローマがカルタゴに勝利できた理由は?
-ローマの国民兵制による大規模動員力、負けても励まして再チャレンジさせる文化、実力主義に基づく人材輩出など、システム的優位性が大きかったと考えられます。
カルタゴの宗教ではどのような神が信仰されていたか?
-バールとタニトという二柱の主神を中心に、エジプト神話のイシスやホルスなども祀られていました。ハンニバルの名前に含まれる「バル」もこのバール神からきています。
カルタゴの経済基盤となっていたものは何か?
-農業も盛んでしたが、海外貿易と植民地経営による利益が経済の中心でした。航海技術が高く、遠く離れた土地とも交易を行っていました。
Outlines
😊 カルタゴとローマの概要
この講義では、カルタゴとローマが地中海を巡って覇権を争う様子を俯瞰的に見ていく。カルタゴはフェニキア人が築いた商業都市で、ローマは共和制を敷いた戦闘民族の国家である。両者は第一次ポエニ戦争当時の力関係ではカルタゴが上で、ローマはまだ小国に過ぎなかった。
😮 カルタゴ建国の神話
紀元前814年頃、フェニキアからの亡命者たちが北アフリカに辿り着き、そこで女王エリッサがカルタゴを建設した。土地を巡って原住民と交渉し、牛の皮で区切った土地を譲り受けて植民地を築いたという神話が残されている。
🤔 カルタゴの特徴
カルタゴは北アフリカを中心とした農業でも発展し、貿易国家として栄えた。軍事面では傭兵を多く雇用する傭兵性を採用し、各地の戦士を国際色豊かな軍隊として編成していた。宗教はバールを主神とする多神教で、政治体制も貴族主導のオリガーキーであった。
💪 ローマの台頭
当時のローマはまだ小国で、カルタゴと手を組んでイタリア南部のギリシア人を攻め、徐々に勢力を拡大していった。しかしローマは国民軍を中心とした連邦制国家を形成し、膨大な兵站力を蓄えつつあった。
🤝 両国の違い
ローマは実力主義・軍国主義で、市民に政治参加と軍役の両立が求められた。これに対しカルタゴは行政と軍事の分離・オリガーキー制で、市民の政治性も低かった。ローマのほうが人材輩出力が高く、システム的に優位である。
🚢 地中海を巡る覇権争い
カルタゴは地中海の覇者として君臨していたが、本国フェニキアが衰退するにつれ、ライバルのローマが勢力を拡大していった。ギリシアの侵攻を撃退した後、ついに両国の対立が避けられなくなる。
🎌 ローマの連邦制
当時のローマは中央集権国家というより、ゆるやかな連邦制の国家であった。各都市の自治を認めつつ、道路網を整備し軍事面で連帯していた。人的资源も豊富で、大規模な徴兵が可能であった。
🤺 両国の対峙
長年にわたり地中海を支配してきたカルタゴであるが、ローマの国力が拡大し、ついに両国が対峙することとなった。カルタゴは海軍国家であり商業立国でもある一方、ローマは陸軍中心の国家で双方の特徴が対照的である。
😊 ハンニバル編につなげる
次回からはハンニバルの登場と、ローマとカルタゴが本格的に戦争を始める様子を見ていく。ハンニバルはカルタゴの英雄として知られ、アルプス越えなど数々の伝説を残すが、当時のローマもまた見過ごせないシステム的な強さを持っていた。
Mindmap
Keywords
💡ハンニバル
💡ポエニ戦争
💡傭兵性
💡常備軍
💡ギリシア人
💡連邦制
💡変異動員
💡海軍国家
💡陸軍国家
💡アルプス越え
Highlights
カルタゴとローマが手を組んで共通の敵であるギリシア人と戦っていた
カルタゴが地中海の覇者のような立場を築いていた一方で、ローマはまだ小さな共和国だった
カルタゴは農業や建築技術も高度に発達させ、後にローマに引き継がれる
カルタゴは傭兵制度を採用し、多様な民族から傭兵を雇用していた
カルタゴは行政と軍事が分離されており、ローマとは異なる体制を持っていた
ローマはコンスルをはじめとする指導層がみな軍人であり、戦争中心の国家体制を築いていた
当時のローマはまだ小規模な連合体に過ぎず、カルタゴから力を借りていた状態だった
ローマは変動可能な兵力が極めて多く、カルタゴの軍事力を圧倒していた
ハンニバルはアルプス越えを試みるのは、ローマの変動可能兵力に対抗する戦略だった
ローマのシステムはコンスルが毎年交代しても継続的に強くなるのに対し、カルタゴはハンニバル1人に頼っていた
ローマは優秀な人材が継続的に輩出されるのに対し、カルタゴはハンニバルのような天才的人材がまれだった
カルタゴはローマを小さな共和国と見下していたが、実際にはローマのほうが圧倒的な軍事力を持っていた
ローマは陸軍が強力な国家である一方、カルタゴは海軍と交易に力を入れていた
ローマとカルタゴはそれぞれの強みと弱みを持つが、当時のカルタゴはローマを甘く見ていた
カルタゴとローマの力の推移とバランスが大きく変わるまで、両国に緊張関係が生じる
Transcripts
00:00[音楽]
00:12さあということでカルタゴの英雄
00:14ハンニバル編今回から本編に入っていき
00:17たいと思うんですけどもまあ
00:18例によって出てくる前の話からですかね
00:20まずね前回ももう言いましたけどその
00:23カルタゴとローマの力関係で行くとその第
00:27一次ポエニ戦争が始まる時ね
00:29ローマっていうのはまだこの地中海世界
00:31みたいのを支配するような大帝国ではない
00:34んですよね
00:36傑出した立場を築こうとはしているうん
00:38その中の若い共和国の一つにすぎなかった
00:42わけです
00:44ローマ編をぜひ聞いていただきたいんです
00:46けどローマの詳しい話に関してはね
00:49ローマって元々
00:50王政で始まって王様の国で始まってその王
00:53様を放逐して自ら共和制を作るに至った
00:59共和制になってからしばらくしてるんです
01:01けどこの時まあまだまだイタリア半島統一
01:05さえ全然してないみたいな戦争するときは
01:07イタリア半島ちょうど統一した頃だったん
01:09だけどまだまだな時なんですよねで一方で
01:12カルタゴの方っていうのはすでに何世紀も
01:16の間この地中海地域の覇者みたいな感じな
01:19んですよ特に
01:21商業ですよね海上貿易
01:24船を操って貿易をして
01:26めちゃくちゃ
01:27儲けるみたいなで北アフリカの今の
01:29チュニスのあたりに
01:31めちゃくちゃでっかい都市を築いてました
01:33なるほど建築とかもすごかったみたいで僕
01:37再現図の
01:39絵を見たんですどこまで本当かわからない
01:40んだけどちょっと
01:43想像を絶する建築でした
01:442000年以上前のやばいですよ本当に
01:48コトンっていう軍港があるんだけど要は
01:51軍船が止まってる
01:52港ですよね
01:53一石の何て言うのこう入るドックみたいな
01:57のが何百個もバーって並んでるドーム型で
01:59はないけど
02:01円形のすさまじい
02:03港
02:04現代のものですって見せられたらあそうで
02:08すかって思うよねやつ
02:102000年以上前にすごいですよね
02:13そうだねこの地中海でやっぱネットワーク
02:17を作ることに成功した人たちですよね
02:19なるほどでこのカルタゴなんですけどその
02:23ルーツが何かというと
02:25フェニキア人という人たちです
02:28フェニキア人はねアルファベットの元に
02:30なる文字を作ったことで
02:32有名な人たちで
02:34フェニキア人カルタゴ人と一緒でやっぱり
02:37その海上貿易が得意な人たちですねその
02:42古澤ですね彼らめちゃくちゃ古い人たちで
02:45古代エジプトと同じぐらいのこの歴史を
02:48持ったもう人たち3000年ぐらいかな
02:51もっとですね
02:52古代エジプトとかだってスフィンクスとか
02:54だと多分4000年とか前じゃなかったか
02:58ななるほどなんかすっげえ昔なんですよ
03:02紀元前3000年とかですでにその神殿を
03:04作ってるみたいなそういう人たちなんです
03:07けどこのフェニキア人っていうのが今の
03:10レバノン共和国の
03:12首都のベイルートってあるじゃないですか
03:14あそこから30キロぐらい北に年を持って
03:18たりするのまああそこら辺ですよね
03:20レバノンとかシリアとかはいトルコの南の
03:25方だよねあそこら辺にまず国を作ってたん
03:28だとでそこからさ海で繋がってんじゃん北
03:31アフリカの地中海ででその地中海の方に
03:35まあこう植民していったんだってその植民
03:38した年がカルタゴなるほどだそうですだ
03:42からルーツはフェニキア人でシリアらへん
03:44にいてそこから植民してカルタを北
03:46アフリカの方に行った人たちだよってこと
03:48ですね
03:49フェニキア人が建てた数ある植民都市の一
03:52つがカルタゴということですねたくさん
03:55あったんだけどねでさっきも言ったけど
03:57アルファベットのルーツを作った人たちで
04:01もありますやっぱり交易していく中で
04:05楔形文字ってなるメソポタミア文明にどう
04:08やらあれを発展させていったみたいですね
04:10自分たち用なのかなに発展させていって
04:13アルファベットっていうのを作ってでそれ
04:16がまたいろんなところで使われるように
04:18なって
04:19未だに使われているとなるほどはいまあ
04:22もちろん形変わってますけどねはいまあ彼
04:25らの記録っていうのもやっぱり自ら残した
04:28文献っていうのが実は残ってなくて
04:30フェニキア人っていうのははいすごい
04:32なんかパピルスとか
04:35養子妃みたいなあんまり耐用年数のない
04:37やつを使ってたみたいでそれであんま残っ
04:40てないらしいですね
04:41[音楽]
04:43物理的のでこのカルタゴがね出来上がった
04:47なんか神話みたいなのもあるんだけれども
04:49まああんまり本筋と関係ないから一応軽く
04:53チップス程度に紹介しときますねさっきも
04:55言ったみたいにフェニキア人が建てた数
04:57ある植民都市の一つなんだけれども女性が
05:00作ってます
05:01女性女性が建国した国なんですね女王
05:05みたい
05:08とも呼ばれるんですけどアフリカの原住民
05:11はリローって呼んでた
05:14フェニキアの人たちはおそらくそのエリス
05:16サって呼んでたってことだと思うんだけど
05:18伝承によると
05:19紀元前814年のことだとされてるとこの
05:23カルタゴの建国がこれはどうやら考古学的
05:26にもそのようであると実際にそれぐらいに
05:30移籍とかそういうの見たらそれぐらい
05:32らしいです本当にその神話と
05:35考古学合致してるから実際それぐらいなん
05:37だろうねと
05:383000年弱前だよねでこのエリッサが
05:43率いる人達っていうのがなんか亡命みたい
05:46な感じで
05:47フェニキアのあそこら辺から
05:49逃げてくるんですよで流れ着いて北
05:53アフリカの方でここの土地はいい土地だ
05:55みたいになってここに国作ろうかみたいに
05:58なるわけですよねそこにその原住民の人
06:00たちも普通にいてその原住民の人と交渉
06:04するんですよこれなんか逸残ってるんです
06:06けど偽っていうかその神話の中であるんだ
06:08けど
06:08エリッサが率いるそのフェニキア人はその
06:11原住民の人に対して
06:13原住民がもう土地持ってるんだけれども
06:15持ってるとかも支配してんだけど自分たち
06:17の国の土地も欲しいじゃないですかだから
06:191等分の牛の皮で終える土地だけもらえ
06:23ませんかって言うんですよ
06:25めっちゃちっちゃいじゃないですか
06:26みたいなその現地の人も
06:29ヴェニキア人と交易がしたかったみたいで
06:32豊かになるしそれぐらいだったらいいかな
06:34みたいなことを言ったら
06:36フェニキア人達っていうのはその牛の皮を
06:39めっちゃ細かく紐みたいに切ってその紐を
06:42めっちゃ長くしてつないでその紐でOL
06:45範囲っていうのを
06:47丘全体を囲ったらしいんですよほうそれで
06:49はこれが俺らの土地だっつって新しい年を
06:52作ったっていうそういう土地一休さんこの
06:59橋渡るべからず的な
07:03承認っていうかビジネスパーソンの
07:05ちょっとなんていうかウィットに富んだ
07:07形式みたいなのがここで
07:09演出されてるっていうことですよね
07:12ほんとかわかんないよね
07:14あとはそのずるいやつみたいな意味が入っ
07:17てる可能性があるから
07:20姑息なやつとか
07:22でこのエリサはその女王として現地の人
07:26たちともやり取りしないといけないんだ
07:27けど先住民の
07:29王様がですね
07:31結婚を要求してきたらしいんですよなんか
07:34どうしても結婚しようとしてきたらしくて
07:36なんか
07:37嫌だったのかな自殺するんですよね
07:42一応これ神話ですね何通りもあるんだ
07:46なるほどこの
07:48結婚を要求されで強要されて拒否してその
07:51県で命を絶った説もあれば
07:54恋人と別れてその傷心自殺した説もあれば
07:57いろんな説があるんですよねあとカルタゴ
08:00には実際人に語句の
08:03慣習があってですねまあもしかしてこのの
08:06方はその慣習に従って人柱になったかも
08:09しれないっていう風な
08:11説もある
08:12わかんないですまあまあでも本当になんか
08:13神話とかそういう話だから神話は面白くて
08:16なんぼですよやっぱみんなが話すのが
08:19面白いなっていう風に感じるから神話が今
08:22に待って
08:23伝わってくるっていうの役割かなと思い
08:25ますけどこのようにしてとりあえず
08:27カルタゴができた後にですねその本国の
08:31フェニキアの方ですよねペニケアの方が逆
08:34に当時のそのアッシリアという隣にあった
08:36国にどんどんどんどんこう
08:38圧迫されて衰退していくんですよね
08:40逆にこの距離が離れていたことによってで
08:44場所がめちゃくちゃ良くて実はやっぱり
08:45地中海のその北アフリカの北端にあるから
08:48交易都市としてめちゃくちゃいい場所に
08:51あってカルタゴが
08:54めちゃくちゃ発展していくことになるん
08:55ですよだからその植民都市だったのに
08:58フェニキアの本体みたいなのは近くにある
09:00他の国にどんどんどんどん押されていって
09:03どんどん
09:04弱くなっていきますと
09:05カルタゴだけ逆に強くなっていってうんで
09:09どんどんどんどんでかくなっていくという
09:10運命をたどります
09:12パラメータがめっちゃ高いみたいな
09:15ローマだって一緒だよローマだって
09:16いろんなその都市国家の中の一つだった
09:18けれどもローマがめっちゃライジングした
09:20でカルタゴもまあこのような同じような形
09:23でいろんな
09:24植民都市のある中でカルタゴがライジング
09:26していったっていうような構図ですね
09:30貿易とかに有利だったのかな海がだから
09:33貿易ができるように周りも育ってきた時と
09:35かにカルタゴとかも出来上がってでそこが
09:38海を通して血糊があって
09:41商業的にすごく発展がしやすかったって
09:43ことでしょうねあと
09:44農作物とかもあそこいいですよねあとそう
09:47ですね北アフリカの内陸にもその開発して
09:50いって実はその農業をものすごく発展させ
09:53たんですよね結構カルタゴいろんな本の中
09:56で通称国家とか商人の国みたいな書き方を
09:59されてますけれども一方では
10:01農業っていうそのなんていうか国家の基盤
10:03みたいなところをもうしっかりとなんか
10:04作り込んだってという記述も結構あったん
10:07ですよね非常になんか農園の生産性も高く
10:10てでその農業技術とかも後々そのローマに
10:13引き継がれていったぐらいまあ結構高度な
10:15ものだったという風な研究が残されてます
10:18ね
10:18いいとこ取ったってなるほどこうやって
10:22大きくなっていくカルタゴなんですけれど
10:23も一つ
10:25特徴としてですねカルタゴっていうのは
10:28傭兵性を採用してます
10:30傭兵性っていうのはどういうことかって
10:31言うと
10:32傭兵性の反対が常備軍みたいなやつだよね
10:34国民軍とか常備軍みたいな感じでその自分
10:37たちの国から人を採用して軍人として
10:41育てて戦っていくみたいなその人たちが常
10:44にその仕事をしてるって事ですよね
10:47常備ってそういうことですよね
10:48傭兵性っていうのは戦争の時だけ呼ぶわけ
10:50ですよ外部の人
10:52兵士をでカルタゴはこの傭兵性を採用して
10:55ましたもともとはなんかその国民兵中心
10:59だったらしいんですけれども
11:01群生改革みたいなのを全6世紀ぐらいに
11:03行ってですね
11:05陽に転換していきますこれはどうやらその
11:08人口も増えていってたんだけどそれに対し
11:11てその領土の増え方がさらに早かったん
11:14だって
11:15でそのまかなえないと全部を守りきれない
11:19のでそのいろんな人を雇って配置していく
11:22しかもお金あるわけじゃん貿易が得意だ
11:24からさそれでそのお金で
11:27雇って兵士料を増やしたことによってその
11:31拡大がさらに可能になっていくということ
11:33でどんどんでかくなるためにそのスタイル
11:35がすごい必要だったってことですよね
11:36なるほどはいなんかビビア人が一番多かっ
11:40たらしい
11:41あとはねまあ
11:44ベルベル系
11:45ベルベル系
11:46わかんない人がほとんどだと思うんだけど
11:48めちゃめちゃ強い綺麗ですアフリカらへん
11:51の
11:52ヌミディアとかモーリタニアの消える系
11:54ここら辺の人たちとかあとスペイン人の
11:57傭兵スペイン人って言ったらなんか語弊が
12:00あると思うんだけど今のイベリア半島にの
12:01方に住んでた人たちを傭兵として雇います
12:04とか
12:05やっぱりギリシア人も雇ってますね
12:08めちゃくちゃ国際色豊かだよね北アフリカ
12:10の民も雇ってればイベリア半島の人も雇っ
12:13てれば
12:14ギリシア人も雇ってればみたいなで
12:15カルタゴ人ももちろん一応ゼロじゃなくて
12:17普通にいるのでみたいな感じの国際色豊か
12:20な
12:21兵団を持ってるっていうのがその
12:24特徴なんですよねこの特徴っていうのが
12:25ハンニバルとの戦争にめちゃくちゃ直結し
12:28てくるんでこれちょっと覚えておいて
12:29ほしいなってことで出しました
12:31お金で雇ってるからいろんな人が入れる
12:34ことですよねだからそのカルタゴウ部分の
12:37構成要素っていうのがなんか大きく
12:39まとめるとなんか4つぐらいあって1つは
12:42カルタゴの支配下にある領域の原住民たち
12:45ですね北アフリカとかイベリア半島とか
12:48ですねあとは同盟国ですね同盟国から
12:51もらえるその加減してくれる
12:53兵力とかあとはその狭い意味での傭兵です
12:56よね単純な金銭契約で雇うやつあとは
12:59カルタゴの市民ですね時には兵士として
13:02招集されてて学者によっていろんなことを
13:04言ってますけれども
13:05カルタゴ群はね数として傭兵が多いけれど
13:08もそのカルタゴ人の兵士がカルタゴ軍の
13:11中枢を占めていたという説を言っている
13:13学者さんもいますねおそらくですけれども
13:16指揮官だったりとかあと傭兵の訓練だっ
13:19たりとか平坦を構築したりとかそういった
13:22ものをもしかしてカルタゴ人の兵士が中心
13:25になってやったんじゃないかなと思います
13:26ねまあだからその傭兵が中心だっていう説
13:30もあればなんだかんだ言ってカルタゴ人が
13:32中心なんだっていう説もあるよってこと
13:34言ってね
13:35そんな感じのカルタゴでどんどんどんどん
13:38でかくなってライジングしていってるわけ
13:39なんですけれどもそのライジングを示す
13:42エピソードとしてですねどれぐらいまで
13:45この
13:46貿易戦みたいなのが
13:48到達してたのかみたいなのがあって別に
13:50貿易してるわけじゃなくて探検で行ってる
13:52んですけどどうやらねカメルーンぐらい
13:54までは言ってたらしい
13:57アフリカ大陸の上半分ぐらいまでは要は船
14:01で色々行ってたみたいその2700年前と
14:04かにね
14:05地中海だけじゃないってことですね
14:07ちょっと地図見て欲しいんですけど
14:09まあまあ大変なんですよそのカメルーン
14:11まで行こうとするとさ
14:13この西側を回らないといけないよね
14:16カナリア
14:18諸島を渡って
14:20ちょうど赤道ぐらいかあそこ
14:22ら辺ぐらいまではどうやら行ったんじゃ
14:25ないのかと言われているとすげーなこれ
14:28それぐらいの公開技術を持ってるって事
14:30ですよね2,300年前にそれぐらいの
14:33公開技術を持ってそこまで行けるっていう
14:36能力を持った船で
14:38攻撃をしているっていう事になります
14:41木材を確保できたっていうのも大きい
14:42だろうね船を作るための木材です
14:46木材って結構やっぱ当時では今で言うと何
14:48だろう
14:49鉄鉱石みたいなそういう結構重要な資源
14:50だったで
14:54貿易として何を例えば貿易してるかで行く
14:55としようとか朝とかね
14:59鉄
15:00黄金象牙光量とか
15:02オリーブ油
15:04工業製品
15:06ぶどう酒やばい
15:08一通りある
15:12当時のとかとアフリカの
15:16奴隷ダチョウ
15:19宝石とかもなんかやってたみたいだね
15:22だいたい何でもやってるんそうそれをその
15:25ギリシャとかエジプトとかまあそれこそ
15:27ローマとかも含めて交易をしてるわけです
15:30よねあと結構そのカルタゴももちろん商人
15:34が個人とかで頑張ってる部分はあるんだ
15:37けれどもその商業とか貿易に対して国家
15:40権力はやっぱりバンバン介入してたんです
15:42よねなんか例えばその
15:44黄金の貿易とかはどうも国がすごい
15:47コミットしてたっていう記録もあるしあと
15:50はその他の国とかいろんな
15:53勢力と条約とか協定を結んでこのカルタゴ
15:56が国として貿易信仰のために何かいろんな
15:58外交の手を打つみたいなという挙動もし
16:01てるんですよねそうねまたもう少しカルタ
16:04ご紹介するとどういう宗教だったかって
16:07いうのも若干残ってて多神教ですとで
16:10エジプトの神とかも
16:13祀ってたみたい
16:14イシスとかホルスとかだけどその最も崇拝
16:18された神として出てくるのがバールバール
16:22波紋とタニトっていう2つの二中の神様な
16:26んですけどバールハモンバールはですね今
16:29でもWikipediaとかでいろんな
16:32宗教で出てきますよキリスト教でもバール
16:35は出てきますまあ悪魔としてですけど出て
16:38きたりするんですけどハンニバルのバルと
16:41このバールは同じなんですよね
16:45このバールから来てますねハンニバルの
16:48バル
16:48神様の名前がそういうことですねはい彼
16:52だけじゃなくてハンニバルっていっぱい
16:54いるからね
16:56大体4個か5個ぐらいの名前を
16:59めちゃくちゃ使い回してる感じがしますね
17:02リリースカエサルもいっぱいいたって
17:05ローねお父さんと子供が長男がずっと同じ
17:07名前全く同じ名前なんで全く同じなんです
17:10けどはいカルタゴはまた全く同じ名前では
17:14ないんだけどパターンが少ないっていう気
17:16がしますねちょっとわかんないですけど出
17:18てくる人のパターンが少ないです
17:20よそんな宗教をしながらカルタゴの社会の
17:25仕組みなんですけど
17:27アリストテレスの著書の中でさっき言った
17:29ようにカルタゴの記録もないからその
17:32いろんな他の人たちの記録を見るしかない
17:34んだけど
17:35アリストテレスがですねカルタゴの生態
17:38政治体制みたいなの結構褒めてるんですよ
17:40ねでなんか3つあると最もいいところその
17:453つの最もいいところ取っているんじゃ
17:47ないかとでそれは音声木属性民主制の最も
17:51いいところを保っていたという風に言われ
17:53ていると実際はどうやらそんなことなかっ
17:55たみたいでほとんどその木属性だった
17:58みたいなんですけどどの要素もあった
18:01らしいです一応
18:03ここら辺はあんまり
18:05楽しく行ってもしょうがないんでポイント
18:06だけ紹介すると
18:09ローマの生態とカルタゴの生体との違い
18:12みたいなのが後で戦争の時にまあまあ関係
18:14してくるんでちょっとそこを改めて
18:16喋るとですね
18:18ローマは前のシリーズでも言ったんだけど
18:19コンスル性だよね
18:221年人気があって2人いるわけですよ
18:27必ず2人選出されてまあだからその
18:29王政への反動でもう一人の人に絶対に権力
18:32を集中させないという強い意志を持って
18:34ますから
18:35ローマの人達っていうのは2人いるわけ
18:37ですよねしかもそれが
18:39固定化しないように1年生なんだよね1年
18:41で交代しまくるみたいなでこの2人の
18:44コンスルが一応決定権みたいな持ってんだ
18:47けど
18:47諮問機関として元老院っていうのがあって
18:49ここに300人ぐらいかなそのいるわけ
18:52です貴族たちがこういう構成ですよねで
18:55ローマの特徴でカルタゴと全然違うのは
18:57この全てが戦争に行く軍人なんですよ
19:02コンスルもするっていうのは
19:05政治を担う人でもあり
19:07将軍でもあるんですね戦争指揮官でもある
19:10んですよ
19:12元老院にいる議員もあんまりそのイメージ
19:14ないと思うんだけど全然ガンガン戦争行く
19:16んですよ
19:17100%みんな戦争に行ったわけじゃない
19:20んだけれども自分で戦場に行ってこう選考
19:22を立てるっていうことがもうキャリア
19:24アップの超重要なルートだと一つだったん
19:26ですよなんか隠居してる人みたいなおじい
19:29ちゃんが座ってるイメージ
19:31はそうじゃなくて全然戦争にパリパリ
19:34マッチです
19:36よすごい
19:39軍国主義の国なんです
19:40ローマっていうのはね一方でカルタゴって
19:43いうのはスフェスって呼ばれる
19:46貴族から選ばれるいわゆるコンスルみたい
19:48な人がまずいますとその
19:51政治のことをいろいろ決める人がいますと
19:53これはコンスルにそっくりなんだけれども
19:55一方でそれで全く別に将軍っていうのがい
19:58ます行政と軍事が分離されてるんですよ
20:02ここが分離しているっていうのが後で結構
20:05ハンニバルを苦しめたりするそっちの方が
20:08良さそうやけど今の感覚からすればね
20:11今の三権分立の
20:13我々の感覚からすればねこっちの方がね
20:15はい進んでる感じがするけどね
20:18経営と営業を分けといた方が良さそうだ
20:21けどなるほど一応民会と呼ばれるような
20:23民主制っぽいところもあったらしいけど
20:25実際はほとんどやっぱり木属性チックに
20:28なっててまあ特定の家からしか将軍は選ば
20:31れないとかスフェスもそうだと思うんです
20:33けど選ばれないっていう状態になってた
20:35みたいですなるほどでその特定の家の一つ
20:38がハンニバルの家である
20:40丸掛け名前超かっこよくないです
20:54かって言われて弱いとはならない
20:58子供できたらそれつけようかな
21:05で人気の制限ないんだって将軍がなるほど
21:08そこもちょっと違いますよね
21:11ローマつったらコロコロ変わるんでこれも
21:13面白いですけどハンニバルが戦争10何
21:16年間してるんですよ
21:17長い間戦争してるんですよその間
21:21ローマって1年人気だからコロコロ変わる
21:24んですよ
21:25ハンニバルはずっとハンニバルなんです
21:27けど
21:28ローマはもう1年人気だからそれ15回
21:30ぐらい買ってんだよね本当だそうなるわ
21:32めっちゃ悪くて本当よ
21:36誰こいつってなりますどんどん新しいやつ
21:39出てくるんですよ
21:40変わっても強くなっていくっていう
21:43システムがやっぱローマは
21:46戦争で言いますけどやっぱ相当やばい
21:49ハンニバルもやばいけどローマはシステム
21:52でやばいシステムでやばいっていう感じ
21:54そういう話確かしましたけどねそうで
21:58カエサルの時もやったけど本当にローマ
22:00すごいところは
22:02負けた将軍を
22:03勇敢に戦ってさえいれば
22:05歓迎する負けててもじゃあ結果よりも家庭
22:08とか
22:09いい会社カルタゴは
22:12敗北将軍を基本的にはりつきにする
22:16よね
22:18面白いですよねそのローマはコンスルが
22:21人気ありでも
22:23失敗しても次のチャンスがあるそうかも
22:25しれないでもカルタゴは基本的に行政と
22:28軍事が分離されててで軍事の将軍の方は
22:31無人機なんだけれども1回失敗したらもう
22:34処刑されるっていう全然違う特徴があり
22:37ますよね全然違いますこれがやっぱり人材
22:39の排出量みたいなのだいぶ変えるんですよ
22:40ね優秀人材の排出量がやっぱローマと
22:43ちょっとカルタゴと全然レベルが違う感じ
22:46なんですよこれちょっと経営目線で見ても
22:48面白いあのあとはこれはただの考察なんで
22:52本当にそうかどうか全くわからないレベル
22:54の話なんですけどカルタゴ人っていうのは
22:56非政治的であるという風に言われていてで
23:00逆にギリシャ人やローマ人をめちゃくちゃ
23:03政治的で政治参加がすごいですよねその
23:06支配層に対して
23:07従順でもあるし自ら参加するという姿勢を
23:09すごく見せるしっていう風に言われている
23:12ここが一番考察チックだなと思ったんだ
23:14けど
23:15軍事義務がやっぱりある
23:17ローマギリシャと要はその
23:19ローマ市民っていうのは戦争行かないと
23:21いけない
23:21ギリシア市民も戦争行かないといけない
23:23わけじゃないですかスパルタ市民とかその
23:25アテネ市民とかも
23:28政治参加するということとその軍劇って
23:30いうのはまあイコールで結ばれてるわけ
23:32ですよね
23:33軍役に参加するから政治参加できますと
23:34一方でカルタゴ人って傭兵を雇ってるわけ
23:37だから戦争に行かなくていい政治参加し
23:40てる人たちがいるわけですよねこれがなん
23:42かこの政治的かそうじゃないかをすごく
23:44分けているみたいなことをね書いてあり
23:47ました
23:47政治的っていうのはいわゆる全体主義的か
23:49どうかってことですねここで言ってるのは
23:50国のためにどこまですり減られるかみたい
23:53な話と一緒だと思いますなるほど
23:56軍劇と関わってるんじゃないかっていう話
23:57をされてて実際これなんでこの話をし
24:00たかっていうとやっぱりその
24:02ローマの底力みたいなのがずっとすごい
24:03わけ
24:05カルタゴの方がさでっかい国なわけだから
24:07最初
24:09ローマって何回かその
24:11危機に至るわけなんだけどその危機状態に
24:13なった時のローマの
24:15リアクションとカルタゴのリアクションが
24:16まあ全然違うんですよ
24:18こういうところを指して
24:20政治的だねと全体主義的だねとなるほどは
24:24ちょっとその辺も楽しみやなという話をし
24:26てるわけですねはいはいはい今だいぶ
24:28カルタゴの
24:29特徴
24:30喋ってきましたけどこのカルダゴっていう
24:32のがさっき言ったエリッサですねが作った
24:35後に
24:36商業都市としてライジングしていきますと
24:38本国フェニキは弱っていって代わりに
24:41カルタゴがどんどんどんどんライジングし
24:43ていくっていう中でまず
24:45ギリシア人とぶつかり始めます
24:48ギリシア人も海洋民族なんでどんどん
24:51いろんなところにその職人もしているし
24:52このギリシア人とカルタゴ人がやっぱり
24:56地中海を巡ってですね
24:58ぶつかっていくっていうのが一番最初に
25:00起こることですねこれ200年以上に
25:02わたって戦い続けたと長いよ
25:06めちゃくちゃ長いよね200人
25:08何で戦ってるかわかんなくなりそうな途中
25:11から
25:12徐々に徐々にギリシア人を圧迫していくん
25:14だよね
25:16ギリシア人つったらね一番最初らへんに
25:18やったけどスパルタとか強いやつとか
25:21コリントスとかゴリゴリのやつらよはい
25:24コリントとかですねあそこら辺ですよね
25:26はいでそのこのギリシア人と
25:30準決勝みたいなのをやりながらですねその
25:33ギリシア人側のラスボスみたいなのが出て
25:35くるんですよそれがアレクサンドロス大王
25:37の親戚のピュロスっていう人ですね全然
25:42覚えなくていいんですけどこのピロスって
25:44いう人はアレクサンドロス大王ほどの実力
25:46とか全然持ってなかったと思うんだけど
25:49野心家ではあったそうで南イタリアとか
25:52シチリアに
25:53帝国を築こうとアレクサンドロスがね1回
25:56帝国気づいてますから自分にもできる
25:58だろうと思ったんだろうねそれを目指して
26:00それをこうカルタゴを圧迫してきますはい
26:03でこの時カルタゴ人っていうのは
26:06ローマ人と同盟を結んでこのギリシャ人と
26:08戦っていきます見方やったよこの時味方
26:11だったんだよねなるほどはい
26:13ローマ人もカルタゴを味方につけて
26:15イタリア半島統一をしていくんだよねって
26:18いう感じで他に敵がいる時っていうのは
26:21ローマとカルタゴっていうのは手を組んで
26:23たわけですね
26:245年間戦った末についにこのピロスって
26:27いう人をですねまあ追い返すことに成功し
26:30てですねこのピロスがイタリアとか
26:32シチリアからもう
26:33去っていくわけです
26:35ギリシャにこもってるって事だよねだから
26:37誰もその地中海に手を出す人がいなくなっ
26:40てくるっていうことですねなるほどそう
26:42なったらついにそのローマとカルタゴの
26:44戦いに突入していくと今まで手を組んだ
26:48仲間同士が今日のトム明日の敵みたいに
26:51なってるわけですよ
26:52ねっていうのがこれがものすごく簡単に
26:55言ったカルタゴが建国されてから
26:59ギリシャと戦って
27:00ローマと戦うに至るまでの経緯だよね
27:02なるほどすごい簡単に喋ったけどねここは
27:05そこまで重要しないでずっと簡単に行き
27:06ます
27:07ローマ側も
27:08喋っときますねカルタゴと戦うまでに至る
27:11経緯
27:12ローマは
27:13詳しい
27:14歴史はカエサル編で聞いてほしいんです
27:16けれども何度も言っているようにカルタゴ
27:19と戦う直前のローマっていうのはそんなに
27:21強くなかったんですよねうんで特に最初は
27:25その共和国が成立した直後はイタリアの
27:28中部イタリア半島の真ん中ぐらいまでしか
27:31収めてなかったんだけれどもそこから徐々
27:34にですね同じ同族であるラテン人のサビニ
27:38人とかサムネで族とかいう人たちを侵入さ
27:40せていきあとは北方の方にエトルリア人
27:44って言ってまあ自分たちが結構建築技術と
27:47かを学ばせてもらった人たちがいるんです
27:48よその人たちを
27:51征服していき
27:53紀元前4世紀末ぐらいにはイタリア半島の
27:56北半分の方を支配下に置くっていう風に
27:58なってきたおーでかいはいそうすると次に
28:02南半分が残ってるじゃんここはやっぱり
28:06ギリシアなんでね
28:07ギリシア人の植民都市として
28:09栄えてる方でカプアとかね
28:11タレントームとかそういう都市があった
28:14そうですこの南半分の
28:17ギリシャ人がいるところを当時は
28:19マグナグリキアと呼んだそうですイタリア
28:22半島でしょイタリア半島の南にギリシア人
28:24がいてそれをマグナグリキアと呼んでたん
28:26だけれどもこのマグナグレーキ屋と戦う時
28:30に
28:30ローマ人っていうのはまたそのカルタゴと
28:33組んでいくってことだよねだから一緒に
28:36ギリシア人と戦ってたってことだね
28:41共通の敵だったってことですねはいでこの
28:44ローマとカルタゴは組んでやってたとは
28:46いえですね
28:47格上なのはカルタゴなんですよ
28:50全然カルタゴの方が格上で
28:53めちゃくちゃ不平等条約を結んでローマは
28:55カルタゴから力を借りてました
28:57事実上その
28:59ローマ観戦の東中階での行動を禁じて
29:02ローマ人のカルタゴ領内での貿易を
29:05めちゃくちゃ制するみたいなカルタゴ
29:08側はイタリア半島でその貿易路か軍事行動
29:11まで全部自由ですみたいな
29:13典型的なその不平等条約を結ぶだいぶね
29:16違うね明治時代の日本とアメリカとか列強
29:19みたいな関係性かもねそれを結ばないと
29:22いけないぐらいローマはまだこの時弱かっ
29:23たってことですよねそうそうなんかね
29:25すごいまあ今までのシリーズとかの中でも
29:28ローマイコール強いみたいなイメージを
29:30持たれてた方もいらっしゃるかもしれない
29:32ですけれどもこの時のローマってまた強力
29:36な中央集権的なその国家が形成できたわけ
29:39ではないんですよね例えばそのこのエリア
29:41のこの部族とかこの年と同盟関係を築けた
29:45みたいなそういう感覚でその中でローマが
29:47ちょっと上になってるっていうぐらいの
29:49状況なんですよねでローマが実際にトップ
29:53ダウンのトーチっていうものを意識しだし
29:55たのはその支配領域が広がっていって
29:59領域内の治安維持のためにローマ軍が介入
30:01しないといけないフェーズになった
30:03タイミングなんですよねだからまあポその
30:05後になってローマがもっとそのトップ
30:07ダウンで自分の
30:09領域を支配しようみたいなそういった挙動
30:11が出てくるんですよねなるほどなるほどだ
30:13からなんつーかな日本で言う幕府みたいな
30:15機能がローマに求められてから
30:18ローマが
30:19めっちゃこう中央集権のトップダウンに
30:21なっていったって言ってもいいかもしれ
30:23ないですねまだまだ全然出来上がってない
30:25状態ってことですねローマがねそうですね
30:27まあ不平等条約の時の表現としてこれも
30:32どこまで本当かわかんないんですけど
30:33カルタゴの海軍提督がカルタゴの許可なく
30:37ローマ人地中海で手を洗うことも許さない
30:39言いすぎでしょそれ
30:43ぐらいだからそのカルタゴの海だって感覚
30:46なんですよね地中海ってのは感覚として
30:50カルタゴ人としては
30:52ローマなんてめちゃくちゃ弱いよねと全然
30:54ちっちゃいしまぁちょっと力貸してやって
30:56もいいかみたいななるほど
30:58ギリシア人一緒に行かすんだったらまあ役
30:59に立つよねぐらいの感覚でいたわけですよ
31:01その
31:03ローマがライジングして
31:05完全にカルタゴ照度と化しますからね最後
31:08何があるんやもうだから
31:11油断しちゃダメだよね本当でもそうだねで
31:14も先進国だからこそ油断するっていう風な
31:17ものは避けられないかもしれないよね避け
31:19られないでしょうねどうなるかわからない
31:21ですよね誰がライジングしてでさっき
31:24やんやんが言ったようにこの時期のロー
31:25マっていうのはなんかローマ連邦的な感覚
31:28なんだよねだからその中央集権国家じゃ
31:31なくて
31:32緩やかな連邦っていうのを気づいていると
31:34なので自分たちのシステムを完全導入し
31:37てるわけじゃなくてそれぞれのその都市
31:40っていうのは自治を認められていますと
31:41その自治を認められている中でその軍劇
31:45みたいなのがあって戦争するぞって言っ
31:47たら動員されるみたいな感じですよねそう
31:51いうような連邦制じゃないんだけどね連邦
31:53制っぽいことをやってたってことですね
31:55みんなに安全保障みたいなのを提供してい
31:58て道路も作れますよみたいなそうそうで
32:0117道路なんだけど道路めちゃくちゃ
32:02コストかけてインフラ整えて
32:05軍隊の移動とかがスムーズにいくようにし
32:07ているとでこの
32:09カルタゴは傭兵性じゃないですかでまぁ
32:13野党としたらずっと金がかかるし金もねあ
32:17るっちゃあるんだけれどもその軍隊動員数
32:19みたいなのがそんなでもないですよカルタ
32:22コって
32:24ローマってこの連邦制気付いてる時点で
32:27めちゃくちゃ
32:28軍隊動員数とかもやばいことになっていっ
32:30ててポエニ戦争が始まった時のヘイン動員
32:34可能数みたいなのが75万人いるんだって
32:40だからなんかさっき話したことと矛盾する
32:43んだけどカルタゴはさその貿易でウハウハ
32:46儲けながら地中海を制してる感覚を持っ
32:49てるわけじゃんだけど
32:51常備軍の数とか動員できる兵士の数とかは
32:54カルタゴとは比べ物にならないぐらい
32:56ローマがでっかくなっちゃってるんです
32:57どんぐらい動員できたかっていうのは残っ
33:00てるんですかねいやわかんないですね今
33:01実際ハンニバルがこの75万人に対して何
33:04万人で攻めてかっていうと5万人ぐらいな
33:07んですよちょっと数前後するんですけど
33:09到達した時って5万人ぐらいなんですよだ
33:12から
33:13ローマにやばいんだけど75万導入でき
33:15ますみたいな第二次ポエニ戦争の時点でね
33:17だからそのローマは別に75万人を同時に
33:21動員したわけではないんだけれども
33:23ポテンシャルがこれぐらいあ
33:25るっていうことだよね何というかイメージ
33:27で例えるとそのハンニバルが腫れたとする
33:30とローマはもうティッシュの束みたいな
33:31感じなので1枚破ってもまだ機種がある
33:34みたいに残ってるみたいな
33:36一枚一枚薄いけどずっとこうティッシュの
33:40束が終わんないみたいな
33:42貫けないみたいなこれがね聞いてくるんだ
33:44よねこのシステムがその例え面白いよ確か
33:48にティッシュの束は貫けないですもんね
33:50ハリアーとねなるほどまあこのへん動員数
33:53っていうのがめちゃくちゃ多いっていうの
33:55がハンニバルの戦略に影響を与えるわけ
33:58ですね
33:58でそのハンニバルが有名なアルプス声って
34:02いうのやるんだけどなぜ彼がアルプス越え
34:04をしないといけないかっていうのやっぱり
34:05このローマの変異動員数がめちゃくちゃ
34:06でかくて戦争として彼らに勝とうとすると
34:09こういうやり方しかないみたいなことが出
34:11てくるのが
34:12理由っていう感じなんですよねこの
34:14ネットワークによるこの変異動員可能数
34:17っていうのがローマの最大の強みなので
34:19もうこれをなんとかしなければ戦争で勝っ
34:23てもしょうがないなっていうのが
34:25ハンニバルの背中にはあったんだろうなと
34:27思いますよそうですね
34:29傭兵性っていうのは1個でかいんですか
34:31やっぱり
34:32洋平性が高いそれはでかいのか言ったら
34:35害虫派遣みたいな感じだから
34:37急に数増やすってからも逆にできるんだ
34:39けどねできるもののその別に愛国心が強い
34:42わけでもない人たちを集めその愛国心が
34:45強い75万人ぐらいいる全員じゃないよ
34:48ローマン人もさ愛国心が弱いやつも75万
34:50人の中にもほとんどだと思うんだけど中核
34:53がものすごく愛国心が強いわけローマ人
34:54ってその人たちと戦うみたいなのが
34:57ハンニバルに課される試練だよね調子に
35:01乗ってんだけどカルタゴはずっとポエニ
35:03戦争の第1次が始まるまで
35:05ちょっと余裕ぶっこいってんだけどいざ
35:08開戦すると
35:10ローマが強いってことがわかってくるわけ
35:11ですよね
35:12あともう一つその次回も言いますけど
35:15特徴として言うのは
35:16ローマ人っていうのは陸軍で強い国なん
35:18ですよ
35:20陸軍としてはすごい強いもの持ってて海軍
35:22なんてほぼ持ってないわけ
35:24対してカルタゴっていうのはさそもそもさ
35:28貿易が強いから総選挙技術とかに優れて
35:30いる海軍の国とも言えるわけですよねそう
35:34いう戦いでもありますただハンニバルは
35:36海軍ではないです
35:38相手の強い陸軍に立ち向かって行ったんや
35:41そうです
35:42もう一個なんかポイント
35:45追加で言うとこのローマの動員可能の兵隊
35:49の数ですよねこれがつまり人材が尽きない
35:52ということなんですよ人材がめっちゃ出て
35:55くる人材の層が熱いということでもあるん
35:57ですよねさっき1年ごとに交代するって
36:00言ってたけど1年ごとに交代できるほど
36:02優秀な奴がいっぱいいるって事です
36:04カルタゴニアライバルしかいないですよ
36:06基本
36:07ハンニバルとまぁその弟のハスドゥルヴァ
36:10ルっていう人がいるんですけど人材を
36:12吸い上げるとか育成するシステムがもしか
36:14してローマよりもそこまで力を発揮できて
36:17なかったかもしれないですかいろんな要因
36:20ありそうやけど
36:21教育なのかいやローマがその権力を集中さ
36:24せてないからです
36:25実力社会じゃないですかそれって
36:28権力を集中させないっていうことは実力で
36:30選ばれた人がいるという前提なわけですよ
36:33ねもちろんその
36:35貴族は有利なんだけどでも平民からも選ば
36:38れてるんで
36:39平民とから一人
36:43貴族から一人選ばれるっていうシステムな
36:45んですねこの時のコンスルーってそこで
36:47一人ずつ選ばれてるっていうのを繰り返し
36:49続けてるんでやっぱりその平民も頑張っ
36:52たらコンスルになれるわけじゃんなんか
36:54中国でも同じようなシステムだった戦国
36:57時代とかね実力主義になるとそうなって
36:59いくよね対してカルタゴの社会っていうの
37:02はかなり古典的社会でさっき言ったけど
37:04将軍っていう家が決まってるわけよバルカ
37:07家とか孫家とかそこからしか出てこない
37:09みたいな感じでルーティンに回されてる
37:11ところとやっぱりその人材のその層の厚
37:14みっていうのはそこは違いますよね
37:15なるほどね違うんだけどそのハンニバルっ
37:19ていう誰よりも天才が出てくるわけ
37:21カルタゴから
37:23ローマっていうのはそのシステムとしては
37:26めちゃくちゃ優秀な人材のそう熱くできる
37:28わけそうが熱くてもう優等生をたくさんで
37:32出してくるんですよこのハンニバルと戦う
37:34人たちも全員基本的には能力が高い人たち
37:37なわけですそれに対してハンニバルって
37:39いうのはただ一人ここの天才みたいな感じ
37:42でいるわけ誰よりもこの時代の中の天才な
37:45わけそれがねカルタゴから出てくるの
37:49ローマじゃなくてカルタゴは80点ぐらい
37:52のやつをバンバン出してくるわけこれと
37:55150点のハンニバルみたいな戦いなん
37:57ですよこれがすごい面白いです
38:00ローマが80点ぐらいのやつ80点ぐらい
38:02のやつ
38:05バンバン出してきて
38:08負けても
38:09励ましてまた再チャレンジさせてとかいう
38:12感じでバンバンバンバン出してくるローマ
38:14に対して人材像1人みたいなハンニバルの
38:17カルタ語でこのハンニバルの優秀さんに
38:20カルタゴの誰もよくわかってないみたいな
38:22すごい分かってんだけど
38:25妬みそれ足引っ張られるみたいな感じなん
38:27ですよハンニバルはそうだねまあよく言え
38:30ばそのカルタゴでは行政と軍事がお互い
38:34牽制しあってバランスが保たれて
38:36るっていう風には言えはしますよでも一方
38:38では
38:39軍事の方が
38:41振り切ろうとする時にこう引っ張られ
38:43るっていう力学が働くっていうのも
38:45カルタゴの特徴かなと思いますいいかどう
38:48かは時代のタイミングとかその時のその
38:50国家が向き合うべき国家の課題の
38:52タイミングによって
38:54ローマとカルタゴのそれぞれのシステムが
38:55どう働くかによって
38:57グラデーションがあると思いますけどね
38:58メリットにもなるしデメリットにもなる
39:00そうですねなるほどはいということで次回
39:03はこの療養が
39:05ぶつかるところですねどうぶつかっていく
39:07のかっていう話をしますすっげえシンプル
39:10に言うとお互いライジングしてきたと
39:12カルタゴっていうのはその本国の
39:15フェニキアが
39:16弱っていた後に
39:17植民都市なんだけどどんどんどんどん自分
39:19がメインでフェニキア人のメイン都市とし
39:21てデカくなっていって地中海を制するに
39:24至るわけだよねその制する家庭で
39:26ギリシア人を追い返して自分たちが地中海
39:29の覇者だという態度をとってるわけですよ
39:30ね一方でそのローマっていうのはその中部
39:33しか治めてなかったのを北方の方も制服を
39:36してカルタゴと連携して南方の方も征服し
39:39てギリシア人を支配下に置いていくわけ
39:41ですよねでその敵がいなくなった領有が
39:45ぶつかるっていう構図ですよね
39:47地中海を挟んで敵がいなくなっちゃった
39:50ローマとカルタコっていうのが
39:52ぶつからざるを得なくなっていくわけだよ
39:54ねなるほどさあそろそろ俺たちやるか
39:57みたいな感じですねただカルタゴの方が
40:00全然調子乗ってますよ全然カルタゴが自分
40:03たちが地中海の覇者だよねだって
40:05陸軍国家だし
40:07船を操れるの僕たちじゃんっていう感覚な
40:09わけですなるほどこれがぶつかります次回
40:11なるほどいやーわかりましたちょっとね
40:14こんだけハンニバルすげえすげ言われて
40:16だいぶハードル上がってますけどね大丈夫
40:18かなハンニバル大丈夫だと思いますこん
40:21だけ上がって大丈夫こんだけ上がってるの
40:23に耐えられる戦術家だと思います
40:26で次回出てくると思ったらまだ出てこない
40:29またですね半分ぐらいから出てくる
40:33ですどんどん生まれてないです
40:38じゃあちょっと登場楽しみ待ちながら一旦
40:41今日ここまでですかねありがとうござい
40:42ました
40:42[音楽]
تصفح المزيد من مقاطع الفيديو ذات الصلة
第二次ポエニ戦争勃発 〜ぞうさんぞうさんおやまをのぼるのね〜【42-6 COTEN RADIO ハンニバル 編6】
カルタゴの英雄 ハンニバル 〜ローマ最大の悪夢と呼ばれた男の一生〜【42-1 COTEN RADIO ハンニバル 編1】
This Island Holds the Secrets to China’s Massive Naval Expansion | WSJ
【海外の反応】「土日なのに閑古鳥」テーマパークの墓場と揶揄される韓国の実情がやばすぎる【アメージングJAPAN】
韓国製品、貿易相手国から輸入規制されるケース増える【ゆっくり解説】【ニュース】
ドイツがようやくあの国の正体に気づいた‥5Gネットワークから中国製排除の決定 by榊淳司
5.0 / 5 (0 votes)
