ヒットするUI:UXデザインの思想とは｜note CXO深津貴之 #2|| 目指せ！ハッカーRADIO || 10月6日放送回（菅澤英司,池澤あやか）

Summary

本日のゲスト、株式会社The Guild代表とノートCXOのカユキさんは、優れたUI/UXデザインの重要性について語ります。良いデザインとサービスの作成には、経営層との良好な関係と全体的なユーザーエクスペリエンスへの統合的アプローチが必要だと強調。ユーザー中心の設計と、ビジネスやテクノロジーの言葉でデザインの価値を伝えることの重要性を指摘します。さらに、ユーザーに価値を提供するサービスの設計と、注目集めのためのランキングシステムを避けることで、より健全なインターネット文化の育成に貢献する方法についても触れています。

Takeaways

• 😀本日のゲストは株式会社The Guild代表と株式会社ノートのCXO、かゆきさんです。
• 👩‍💻かゆきさんはUI/UXデザインの最高峰と評され、良いデザインやサービスの作り方について語ります。
• 🤝成功の秘訣は、社長や重要な人物と仲良くなること、ノーガードで知識を共有することにあると述べています。
• 🌐ユーザーエクスペリエンスはアプリ使用時、CM視聴時、カスタマーサポートとの会話時、SNSでのバズ時など、全てのユーザー体験に含まれます。
• 🔍良いユーザーエクスペリエンスを提供するには、サービス全体を統合的に設計し、初期段階から全体をどうつなぐか議論する必要があります。
• 🗣デザインを語る際は、相手が理解できる言葉を使うことが重要であり、エンジニアやビジネスマンとのコミュニケーションには特に注意が必要です。
• 💡良いサービスを作るためには、まずユーザーが実際に求めるものを作り出し、その後で収益化の方法を考えるべきです。
• 🚀ノートは他のブログサービスとは異なり、ランキングを設置せず、面白い意見や有意義な話が注目を集める構造を目指しています。
• 📚サービスの成功は、ユーザーが集まり、使ってくれるものを作ることに依存し、そのためには初期段階での正しい方向性が重要です。
• 🤔かゆきさんは学生時代からユーザー行動や社会システムについて研究しており、その知識をサービス設計に活かしています。

Q & A

ノートがブログサービスとしてではなく、どのような存在として位置づけられているか?

ノートはブログサービスそのものより、「面白い人が集まって意見を言い合う場所」を作ることを目的としたサービスだと位置づけられている。ブログ機能はそのための手段に過ぎない。

ノートがランキング機能を置かない理由は何か?

ランキングは注目度の高いコンテンツに更に注目が集まる構造を生みやすいため、本来重要な情報が埋もれてしまうことを避けるため。

ノートの編集部がススメ記事をピックアップする基準は何か?

マイナーなジャンルでも面白い記事や、PVは少なくても有意義な情報はススメに載せる。人の気持ちを理解し、社会がどう動いているか考えて選定している。

数字を歪めずにサービスを運営するにはどうすればいいと考えているか?

ユーザー数やPVなどの数字を経営指標にしないこと。そうすると本来サービスのユーザーでない人を集めて指標を水増しすることがなくなる。

御影の学生時代の専攻は何だったか?

テクノロジーが人の生活をどう変えるかを研究する「人間中心設計」のゼミに所属していた。

ノートのサービスデザインに「街」のメタファーが使われている理由は?

街のように面白い人が集まり、意見を言い合い、新しいことを生み出していける場所を作りたかったため。

初めて御影に会った時の印象は?

グラフィック寄りの印象が強かったが、最近はUXなどに力を入れているようだ。

ギルドのボードメンバーとのつながりは?

大学時代にバイトしていた社長が、ギルドのボードメンバーだった。

ノートがブログサービスとしての評価基準にとらわれない理由は?

ノートはブログサービスそのものを作るのが目的ではないため、単純なPV数だけで判断される基準にとらわれる必要がない。

良いサービスを作るには社長や経営陣とどのように関わるべきか?

サービス設計の初期段階から経営陣と十分に話し合い、サービスの目的や全体のつながりについて議論していくことが大切。