今年利下げは無さそうだけど、米国株は買っていいの？

三好FAの資産運用チャンネル

25 May 202413:01

Summary

TLDR野村証券の住が、米国株の転換点と今後の見通しについて解説します。経済指標やFRBの議事録が発表され、株式市場は少し調整しましたが、景気が好調で利下げは慎重な姿勢が続いています。日本では長期金利が上昇し、物価押し上げを抑えるために日銀の追加の政策が期待されています。また、成長企業への手入れが示され、今後の株価上昇が期待されています。投資を継続しつつ現金を確保し、金利による経済的ショックが起こった場合も勇気を出して買い続けることが重要です。

Takeaways

📈 米国株式市場は、FRBの利下げ方針が交代したことで上昇傾向にあると見られている。
📉 経済指標として発表されたアメリカのPMI速値は54.5ポイントで、約2年ぶりの高い水準を示しており、景気見通しが明るい。
💼 新規失業保険申請件数が予想を下回り、経済の好調さを強調している。
🏦 FOMC擬似用紙から、FRBが高金利を維持する姿勢を示しており、インフレ率を下げることが課題となっている。
🗣️ FRBメンバーの発言からは、金利引き上げの必要性について慎重な姿勢が示されている。
📊 今週の株価動向では、NVIDIAの決算によりナスダックが上昇している。
🌐 円相場は1ドル156.90円前後で推移しており、ドル高円安の傾向が再び強まっている。
📚 日本の長期金利が1%の大台に到達し、約11年ぶりの水準となっている。
🏠 金利上昇は住宅ローンの固定金利や企業の資金調達にも影響を及ぼす。
📈 グロース企業への手入れが示されており、今後はグロース株にも施策が行われると期待されている。
💡 投資の際には現金を確保したり、積み立て投資を継続できる収入源を持つことが重要であるとアドバイスされている。

Q & A

野村証券の現在の主な活動は何ですか？
-野村証券では現在、運用相談の会社を経営しており、投資運用に関する情報を発信しています。
今週のアメリカ株式市場はどのように動いたとされていますか？
-ニューヨークダウは3969ポイント、S&P500は5304ポイント、ナスダックは1万9120ポイントでほぼ変化なしでした。FRBメンバーの発言や経済指標の発表により、相場全体は若干動揺したようですが、NVIDIAの決算によるナスダックの上昇もありました。
日本の株式市場は今週どのような状況でしたか？
-日経平均株価は3万8617ドルで3.9%の取引を記録し、金利上昇により小型銘柄を中心に下落した1週間となりました。
アメリカの経済指標として発表されたPMI速値はどのような水準でしたか？
-5月のアメリカPMI速値は54.5ポイントで、2022年4月以来約2年ぶりの高い水準となりました。これは景気見通しが明るいことを示唆していますが、経済が抑制されていないためインフレ神性化に時間がかかることも示しています。
FOMC擬似用紙からはどのような情報を得られましたか？
-4月末に行われたFOMCの議事用紙からは、制作金料より長期間高水準で維持することが望ましいと認識されていたことや、インフレ率を目標まで下げる上で現在の金融政策が十分に景気抑制的かどうかについて多くのメンバーが疑問を抱いていたことが明らかになりました。
FRBメンバーの発言からはどのような姿勢が読み取れますか？
-FRBメンバーの発言からは、インフレ抑制のためには以前よりも長い期間引き締めを維持する必要があるという慎重な姿勢が読み取れます。また、金利引き下げの必要性は見当たらないという意見も見られました。
日本の金利上昇はどのような影響を与えていますか？
-日本の長期金利が1%の大台に到達し、2013年5月以来およそ11年ぶりの水準となっています。これは金利の世界が現実のものとなり、日銀が早い段階で追加の売上げや国際の買入れの減額に動く可能性があることを示唆しています。
株式市場にどのような影響が予想されますか？
-特にグロース市場や小型銘柄に対しては金利上昇がマイナスに働くと予想されており、資金が流入していない状況が続きます。しかし、手入れが行われることで大きくグロース銘柄が上昇する流れが生まれる可能性もあります。
今後の株式市場の動向についてどう思われますか？
-経済はまだ悪くなく、FOMCのメンバーも慎重な発言を続けていますが、過去の統計的に見ると高金利を維持している間は相場が上昇を続ける傾向にあると思われます。投資を継続しつつ一部現金を確保したり、積み立て投資を続けることができる収入源を持っていることを意識することが重要です。
日経平均株価の今後の動向についてどう予想されますか？
-日経平均株価は4万円に戻りたいとの希望がありますが、現在の状況は少し重たいとなっており、ご自身にあった運用方針で判断されるべきです。現金は十分に確保できていて、無理のない投資スタンスで今の相場に乗るべきだと予想されます。